この記事の概要
安倍政権も子年の犠牲になってしまったのです。子年に一体何が起こっていたのでしょうか。なんと6回中5回も首相が交代していると言う子年の政変率は、83%という政変のジンクスがあったのです。他には、オリンピックを行う年に政権が交代されるジンクスもあるのです。それがとうとう実現されてしまいました。
日本の首相を襲う政権交代を繰り返す怪しいジンクス
永田町でも頻繁に囁かれるようになった不思議なジンクスが存在していました。それは、子の年に首相が変わるということです。盤石な安倍政権に正交代など考えられないと思っていました。このジンクスに、びくともしなかったのが、中曽根政権でした。
- 1948年(昭23)3月 片山哲内閣総辞職受けて、芦田均内閣が発足。芦田内閣も同年10月に総辞職。第2次吉田内閣が発足
- 1960年(昭35)7月 安倍首相の祖父、岸信介首相退陣で、池田勇人内閣発足
- 1972年(昭47)7月 佐藤栄作首相が辞意表明を受け、田中角栄内閣が発足
- 1984年(昭59)10月 自民党総裁選をめぐる権力闘争、「二階堂進・擁立構想」騒動が起きる(中曽根康弘首相)政変なし。
- 1996年(平8)1月 村山富市首相が退陣し、橋本龍太郎氏が首相に
- 2008年(平20)9月 福田康夫首相が退陣し、麻生太郎内閣が発足
歴代の首相から並んだこの6人その共通点は、こちらは戦後の子年に政権を担っていた首相を並べた一覧です。
子年に一体何が起こっていたのでしょうか。なんと6回中5回も首相が交代していると言う子年の政変率は、83%という政変のジンクスがあったのです。
2020年は子年です。新型コロナウイルスへの対応、森友学園再調査問題、自民党議員の選挙違反問題、桜を見る会の問題など、問題を抱えています。
安倍政権も子年の犠牲になってしまうのでしょうか。ジンクスの83%を例えるならば、横綱白鵬の通算勝率を84.5%です。
この数字を見てみると、非常に確率が高く、ほぼ決まりのようなものですが、強力な中曽根首相の時は政変がありませんでした。
オリンピックの開催された年とその時の総理大臣の名前の中にジンクスが隠れています。
- 1964年に病気のために閉会式翌日に退陣し、政権交代、(池田内閣らから佐藤内閣へ)
- 1972年、札幌冬季オリンピック、佐藤栄作首相、5月の沖縄返還を機に退陣し、政権交代、
- 1998年、長野冬季オリンピック、橋本龍太郎首相、参院で敗北後退陣し政権交代、
オリンピックを行う年に政権が交代されるジンクスです。2021年には、オリンピックが延期で行われる予定ですが、確かではありません。3期、9年の満期を迎えます。2021年にオリンピックがずれ込みます。政権交代のジンクスがその年にあたりますが、オリンピックはないのかもしれません。
子年は政権交代のジンクス
ついに安倍政権も子年の犠牲になってしまいました。
2008年子年の政権交代から12年後、2020年8月28日、安倍首相が辞任を表明しました。永田町で囁かれていたジンクスには敵わなかったようです。
憲法改正を掲げ、日本の独立を目指しました。日本は独自の自衛手段を持ち、日本人の自由と平和の安全保障を確率することを日本人であれば誰もが期待していたはずです。
黒田日銀総裁を起用した積極的な財政再建、外交では歴代の首相の中で最も力があったと思います。その他の政策は何もかも中途半端に終わってしまいました。これは、森友・加計問題や桜を見る会などの末端な問題に阻まれてしまいました。
一つは1990年における未来の見通しの失敗です。これは日本社会全体の問題でした。89年から90年に中国で天安門事件がありました。ベルリンの壁が崩壊して日本ではバブルが崩壊しました。大変な時代の変換機でした。
未来社会に舵を切ったのはアメリカと中国でした。その理由で、30年後の世界では、アメリカと中国が世界をリードしています。
日本では環境問題という嘘の問題が先に進んでしまいました。地球温暖化の問題もそのうち分かってきます。嘘の将来図を書いたのは没落するヨーロッパでした。ヨーロッパはそれほど進歩していません。
アメリカと中国は、ITへ進み、スマホが発展しました。インターネットの発展により、アマゾン、アリババなどのネット業界が大きな収益を上げています。
当時日本は技術的に最も進んだ国でしたが、1990年台の政治の失敗で遅れを取ってしまいました。
2020年に、次期首相候補と言われる人たちがコロナに対する対策を沈黙してしまっています。政治家は将来のビジョンを伝えないといけません。ビジョンに引っ張る力が求められます。
日本の産業界がダメになったのは、社長が儲かることばっかり考えているからです。日本では嘘をつくことが状態化してしまっています。日本人は、嘘をつかないこと、誠実であること、恩義を感じることです。日本人の場合は、大体の規則で大丈夫でしたが、外国では事細かに規律を作らなければなりません。日本の社会は自ら迷惑をかけることをしない社会でした。腐臭がする社会では発展がしません。
アメリカ大統領のジンクス
11月3日アメリカ大統領選挙があります。そこで当選したら、トランプ大統領は本領を発揮すると言われています。しかしながら、そこにもジンクスがあるのです。
1840年から1960年までの120年間、西暦で20の倍数の年(XXX0年)に当選した大統領は全員が、大統領在職中に死去しました。アメリカ大統領選挙は必ず4の倍数の年に実施されます。
親中派でありDSのバイデンが当選するのか、このままトランプなのか。DS対中共対トランプの三つ巴の中で、安倍首相は決定できなかったのでしょうか。そのため、安倍首相は、親中派の議員を道連れに退任したのでしょうか。
まとめ
子年に政権が後退するジンクスがある。交代率83%。
歴代首相最高の力を持つ安倍首相もジンクスの犠牲になった。
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