弘法大使空海の錬金術師として語り継がれて

弘法大使空海の錬金術師として語り継がれて

この記事の要約

弘法大使空海の錬金術師として語り継がれているのが、「今も生きている」と言うことです。伝説として今も実際に生きているのか、死んだ遺体に錬金術の技を受け継いだ弟子たちが防腐剤の水銀を注入したために腐らない体になっているのかは定かではありません。水銀は遺体を保管するのに使われていました。


1. 空海の師

空海は、真言密教を学んでいた恵果に師事しました。

恵果にはたくさん弟子がいました。まだお経もわからない駆け出しの僧侶であった空海だけに真言密教の奥義を伝えたのです。なぜ、空海だけに真言密教を授けたのでした。

それを授けられた空海は、予定を変更してすぐ日本に帰ってしまいました。まるで聞き逃げみたいな状態です。本当は何十年もいる予定だったのですが、一年ちょっとで帰還してしまったのです。

恵果(えか/けいか、746年 – 永貞元年12月15日(806年1月12日))は、中国唐代の密教僧でした。日本の空海の師として知られています。俗姓は馬氏です。長安の東にある昭応の出身でした。真言八祖の第七祖です。


2.  空海の出身

空海の本名は、佐伯眞魚(さえき まお)と言います。

身分は生まれで決まってしまう時代でした。当時の遣唐使は、藤原氏の関係者一族によって占められていた時代です。

空海の出身姓である佐伯は一般人です。その中から遣唐使に選ばれたのです。国費で賄ってもらって海外留学できる人物は藤原氏の豪族がおもな時代ですから、それ以外の一般人から排出するというのは、群を抜いて頭が良かったのでしょう。

父は佐伯直田公、母は、讃岐国(香川県)阿刀宿禰真足の娘で有力な物部一族でした。どちらかというと神道寄りの阿刀氏。叔父である阿刀大足は大学入学前の空海に教育を授けました。母方の有力な阿刀氏のおかげもあって選ばれたという説もあります。


3. 錬金術

仏教徒水銀、水銀は古代不老不死、

水銀が取れるところの鉱脈は赤く、有機水銀は毒です。朱には水銀が使われ、遺体を保管するのに使用されていました。大変高価なもので、亡くなった将軍などに使用された記録があります。

誰が水銀を薬と言ったのでしょうか。体には有害ですが、亡くなった時に注入すれば、そのご遺体は腐りません。即身仏、即身成仏となります。


4. 空海は今も生きている

空海も最後は、五穀断ちをして入定しました。空海は、ミイラの状態で聖人として祀られています。実は空海は、生きています。高野山の入定したところに、食べ物を捧げています。今も空海は生きていると言われています。

言い伝えでは、弥勒菩薩が現れるとき、空海も一緒に現れるのだそうです。今も空海は、祈りを捧げているのです。

伝説では、空海が入場してから、80年経ちました。東寺のお坊さんが開けて見たら、まだ生きていました。今昔物語には、髪の毛と髭が伸びていたので、剃髪と、着物を着替えさせたと言う記録が残っています。

入定(にゅうじょう)とは、真言密教の究極的な修行のひとつです。永遠の瞑想に入ることを言います。 1 原義としての「入定」(単に瞑想に入ること)と区別するため、生入定(いきにゅうじょう)という俗称もあります。


5.  薔薇十字団の首領 クリスチャンローゼン

今日の化学は、ヨーロッパの錬金術師から来たと言われています。

クリスチャンローゼンという人がいました。クリスチャンローゼンは、魔術師で15世紀の人です。100歳を超えてお亡くなりになりました。

死んだ後は、棺を開けたくなる人が必ずいます。120年後に開けたら生きていたという伝説があるのです。

つまり空海とクリスチャンローゼンが一緒なのは、薬錬金術師なのです。薬錬金術師をやったら、死んだと思われていても入定した状態で生きているのです。この伝説が、不老不死の薬錬金術となったようです。

※クリスチャンローゼンクロイツは、薔薇十字団の創立者とされる伝説上の人物です。 14世紀から15世紀に存在したと伝わっている伝説上の人物です。

秘密結社「薔薇十字団」 人類を死や病といった苦しみや苦難から永遠に解放すること、つまり不老不死の実現を目指す目的を持っているとされます。


参考文献:YouTube、弘法大使・空海と古代丹波王国の錬金術 MUTube(ムー チューブ) 2015年6月号 #3

URL<https://www.youtube.com/watch?v=SzwsJp7TMGk>アクセス日:2018年11月11日


まとめ

死後も生きているという伝説は、薬の錬金術師である水銀の防腐剤にある


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