消された人類の歴史がエノク書に載っていた

消された人類の歴史がエノク書に載っていた

この記事の概要

消された人類の歴史がエノク書に載っていたと言われています。エノク書は聖書外典ですが巨人伝説、大洪水伝説、シュメール文明に似た地球を監視する者の存在が記されています。クムランの洞窟で見つかった死海文書の中にエノク書が発見され、エノク書の信憑性が現代に問われるようになってきました。


エノクの書

エノク書には、抹消された人類の衝撃な内容が含まれています。人類の歴史とは勝者が書き残した征服の物語です。今残されている歴史は本当の出来事を正確に書き記したものではないということです。
事実とは違った不正確な記録もあれば一部の記録が抜け落ちた不完全な記録もあります。また故意に抹消された記録もあるのです。もし神々 や天使、巨人にまつわる信じられないような古代の物語が、本当に起きた出来事を記録したものだとしたら、抹消されたその記録が後になって復元された人類の起源に関わる歴史を描写した記録かもしれません。

死海文書

1946年、現在のヨルダン川は西岸に位置する地域にあります。そこに数名の少年たちが、クムランの古代集落の近くで羊の世話をしていました。
暇を潰すために少年達は石を投げて遊んでいました。その石が、偶然にも暗い洞窟の中に投げ込まれた時何かが砕け散る大きな音が響いてきました。 少年たちは驚き、中を探索してみると、大きな壺がいくつもあり、そのうちの一つが割れていたのです。
その壺の中には、何巻もの古代の書物が収められていました。少年たちは、歴史的な大発見をしたとは思ってもいませんでした。その後近くの洞窟で、また別の書物の断片が、約800から900個も発見されたのです。
これらの断片はその後死海文書として世の中に知られるようになりました。死海文書は現在ではキリスト教、ユダヤ教の古代の文書としてとても価値が高いものです。

死海文書にエノク書があった

その中には現在では、正当な宗教的教義や歴史に関する記録とは違う部分も多く含まれています。これらの内容が記載されているものには、エノク書があったのです。
エノク書は、「エノクという人物が書いた」とされています。エノクは、エノク書だけではなく聖書にも名前が出てきます。聖書の柱になる重要人物が3人いました。最初の人間であるアダム、神の命令に従って大洪水に備えて方舟を建造したノア、そしてエノク書を書いたエノクです。
聖書では、エノクは65歳のとき神によって取り上げられました。この取り上げられたとは、エノクが死を経験することなく直接「天に上がった」と解釈されます。
そこから、300年間エノクは神と共に歩み、神と一緒に地上に起きたあらゆる出来事を見届けました。エノクは、この間に見聞きしたことを記録し、それが「エノク書」となったと言われています。

堕天使

エノクが神と共に歩み始めたのは、はるか昔のことです。神は地上を監視 するために天から200名の天使を遣わしました。これらの天使は、「ウォッチャー」と呼ばれています。「監視」を意味します。
神がなぜこのようなことをしたのかは、エノク書に明確な説明はありません。エノク書第6章には、「天使たちは天の子である」という記載があります。
この 文書に出てくる「天」というのは、想像上の存在ではなく物理的に実在するある場所を指しています。これは私たちは人類自らのことを「地の子」と呼ぶこともあるので、それと対比的に天使を「天の子」と呼ぶことになります。
地上でしばらく暮らした後、地上の女性の容姿がどんどん美しくなっていくのを見た天使たちは、女性の美しさに惹かれて彼女 たちと結ばれるようになりました。
その後、天使たちは人類に、神にしか知り得ない冶金、天文学、占星術などの知識も授けました。これは、神の意志に反するもので だったのです。

巨人の誕生

それ故、この天使たちは堕天使と名付けられました。堕天使たちと結ばれた女性たちは妊娠し、子供を産むことになりました。その子供たちは、人間の数倍も大きい巨人に成長しました。
巨人たちは、人類の蓄えを食いつくし、地上の動物や人間までも襲い始めたのです。その肉を食べ、生き血を飲むようになりました。これを見た神はこの殺し合いに耐えきれず、大洪水を起こし、地上をリセットさせることにしました。
聖書では、このエノク書の記録について言及されていません。ただ聖書の中では、ネフィリムという地上の巨人が登場します。ネフィリムは、人類を絶滅させ、略奪した巨人です。

大洪水伝説

聖書の内容は神話的な話とみなされています。ところが、過去の地球で大洪水があったことを示す考古学的証拠が数多くあります。世界中の宗教的、文化的伝統でも大洪水が語られているのです。
世界規模の大洪水が起きていたのであれば、エノク書や聖書に載っている巨人は、存在していたことは疑いのないことになります。実は巨人が存在していた証拠は数多くあることは今では隠せなくなっています。

ギルガメッシュ

紀元前6000年頃に起こったシュメール 文明は、シュメール人を支配していた巨人族に関する記述です。考古学者によって発見されたギルガメッシュのペットを抱いている彫像は、一見猫のように思われます。ところが、頭の立髪を見ればそれは成体のオスライオンなのです。
ギルガメッシュがライオンを抱き上げる様子は、人間が猫をじゃらすのと同じです。シュメール語の記録から彼の身長は現代の単位に換算すると約5メートルにも達します。
巨人ギルガメッシュ王は126年間の長きに渡ってその土地を支配していたとされています。多くの碑文の発見により、神話の人物ではなく実在の歴史上の人物ではないかという意見が出てきました。
古代エジプトの記録には数多くの巨人に関する描写が存在します。古いファラオの王朝に背の高い巨人族が存在していたことが明記されているのです。
エジプト各地では、何百もの巨大な石棺が発見されています。かつての巨人族のためのものだった可能性があるのです。しかしながら、多くの石棺の中にあるミイラは長い間略奪の対象となり、現在では全てが紛失しています。

大量の巨人の骨

1881年、ナイル河川にある古代イシス神殿跡で探索を行っていた際、ナジャールジャファルから約25.6km下った地点で60体ほどの骸骨が発見されました。
60体中で一番小さい骸骨は長さが約 2.34mでした。この地域では多くの記念碑が大量に見つかっています。その中の一つの墓は、紀元前1,043年に建てられたと言われています。
ヨルダンの首都アンマンから南へ250キロ近い峡谷の岩から削り出された「ペトラ」という古代都市の遺跡があります。遺跡の中心には巨大な広場が広がっていて、広場の前には高さ40メートル幅30メートルの神殿があるのです。

人間と巨人が共存

神殿には巨大な扉と石柱があります。その前では、人間は場違いに小さく感じられます。ところが、神殿の前には人間の身長に合わせた階段もあるのです。
この小さな階段だけが建物に合致していないように見えます。これを意味するのは、その時代に人間と巨人が共同生活をし ていたことが考えられます。
実は19世紀末から20世紀の初期まで巨人の骨が発見された情報は、多数ありました。ところが、20世紀中期以降はその情報が一切なくなってしまいました。
何世紀もの間エノク書は、キリスト教やユダヤ教の聖典として 受け入れられていました。なぜ現代では、1947年に死海文書が偶然に発見されるまでエノク書が忘れ去られてしまっていたのでしょうか。

エノク書が聖書外典となる

イエス・キリストが亡くなった後、キリスト教会は、どの書を聖典として受け入れるべきかを決めようとしました。それは数世紀の期間、長い議論を経て4世紀の終わりにようやく現在の聖書にまとめ上げられました。
ところがエノク書には、天界や地獄、最後の審判、堕天使、悪魔の記述があまりにも多かったために偽典にされたため聖書に含まれませんでした。
しかしながら、エノク書は広く読まれており、評価も高かったのです。その理由で、エノク書は旧約聖書の多くの内容と共通しており、新約聖書にもエノク書の文章が引用されています。
例えば、聖書には女性は教会にいる間、「頭を覆うべきだ」とパウロが教えています。これはエノク書に登場する堕天使たちが、髪の長い女性に惹かれていたことが理由であったと考えられます。その習慣は、イスラム教にまで残っているのです。
エノク書とその信じられないような物語の背後には、キリスト教を超えた何かがあります。それは最古の文明と言われるシュメール文明にまで遡る必要があります。

シュメール文明

シュメールの伝承では、来訪者はエノク書に登場するウォッチャーたちに似ています。シュメール人は、その存在を「アヌンナキ」と呼んでいました。
アヌンナキは、シュメール人にとっては神のような存在でした。アヌンナキたちもウォッチャーたちの物語と同じく人間と交わって新しい種族を生み出したという伝承があります。
アヌンナキ一族は、地球の状態に怒り「大洪水を引き起こした」と文献で述べられています。この内容は、エノク書と同じです。これらの物語が人類の歴史に反映したものであるということが考えられます。人類が狩猟採集生活から農業定住生活へと移行したのは、紀元前1万年頃だと言われています。
紀元前9500年頃、現在のイラク北部で大麦や小麦などが栽培され、ヤギや羊などの動物が家畜化され始めました。その後、わずか500年後、この地域では、織物や陶器に加えて銅や鉛の精錬も行われ始めました。
この時期に人類初めての文字も誕生しました。数十万年前に地球で誕生したとされている人類が、どうして紀元前、1万年に突然、急激に進歩を遂げることができたのでしょうか。
シュメール文明は、人類にハイレベルな知識と技術を引き起こし、向上に手を貸したのは、アヌンナキであったとも言われています。人類文明の成長過程において、ギザのピラミッドのような高度な技術が、統括された建造物の存在からも急速な文明の進化や古代の高度な建造物は歴史の記録だけでは説明できない要因が関与していることがほのめかされています。

洪水以前から建てられたピラミッド

エジプトにある数多くのピラミッドは、大洪水以前に生きていた「サウリッド」という名の王によって建てられたと言う説があります。サウリッドをヘブライ語に訳す、エノクになるとのことです。
エノクが雷の秘密について語っている内容があります。それはエノクが、エネルギーと電気について語っているという解釈もあります。ピラミッドの建設者が、もしエノクであるのなら、エノク書には電気に関する内容が記載されているのも常識では考えられない範囲になります。
エノク書に記載された内容は、抹消されました。その代わり、現在の聖書が残されたのです。本当のところは、聖書の内容には、エノク書の内容を伝えようとしていたのです。
例えば、アダムとエバのエデンの園の物語がそれなのです。エノク書では、神がウォッチャーを遣わしたように、神は地上を監視するためにアダムとエバを創造しました。
アダムとエバは、禁断の果実である知識の実を食べて善悪を知る知識を獲得しました。これはウォッチャーたちが、人間に高度な知識を与えたことを象徴しているのです。
神の戒めを破ったアダムとエバは、エデンの園から追放されました。このことは、ウォッチャー達が、神の意志に背き天から追放されたエノク書の物語と似ています。
エノクの書が本当の歴史として伝承されていたら、人類の歴史観は現在とは違ったものになっていたでしょう。エノク書が抹消された本当の理由は、現代を支配している権力者にとって都合が悪いことなのかもしれません。歴史は勝者の記録なのですから。

URL<https://www.youtube.com/watch?v=UfFuScCLu9k>アクセス日:2024年3月2日

まとめ

地球にはさまざまな大きさの人類がいたようだった。小さな巨人でも3メールから5メートル、大きくなると10メートルを超えていたとも言われている。

その巨人の存在が現代を支配する層にとっては不都合な真実らしい。


紹介欄

旧約聖書外典(下) (講談社文芸文庫) 

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死海文書 発見から75年後の真実 (ナショナル ジオグラフィック別冊)

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聖典をかける少女

地球は乗っ取られている。それも、私たちが、神だと信じている存在によって。「聖典をかける少女」によりますと、創世記がどのように、誰によって書かれたか説明されています。「プレアデス+かく語りき」がモチーフになっているようですが、地球は、30万年前に聖書に登場する創造神たちによって乗っ取られていることが理解できます。

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