神社とは女性の体を象徴していた

神社とは女性の体を象徴していた

この記事の概要

神社とは女性の体を象徴していたのです。神社とは、産道の象徴である参道を通り、母親の子宮を象徴するお宮へ参ることで、生まれる前の自分に戻る場所とも言われています。そこには宇宙の根源があり始めであり終わりである象徴でもあるのです。

神社は女性の形を意味している

初詣や社会科見学、散策などに、神社へ訪れる方も多いと思います。神社には、獅子や狛犬、鳥居があります。そこを抜けて参道を通った先にお宮があります。実は、神社全体が、女性の体を表していると言う説があります。
鳥居の形は、女性が足を開いて立っている姿を現しています。鳥居の真ん中には参道があります。参道は、お産の時の産道の象徴です。
参道の突き当たりには、お宮があります。そのお宮とは、子宮を象徴しているのです。神社とは、産道の象徴である参道を通り、母親の子宮を象徴するお宮へ参ることで、生まれる前の自分に戻る場所とも言われています。
お参りが終わった後には、再び、参道(産道)を通って鳥居を抜けます。このことは、参拝をする前の自分と違う新しい自分に生まれ変わることを意味しています。
すなわち、鳥居を潜り、参道を歩いて、お宮でお参りした後に、参道を歩いて鳥居を出てきたときには、生まれ変わった自分になると言うことなのです。

獅子や狛犬は何を表しているのか

一般的に獅子は口を開けて、角を持つ狛犬は口を閉じた姿で置かれています
口を開けているのが獅子で、閉じて角のあるのが狛犬です。平安時代以後は、「獅子」と「狛犬」という組み合わせが定着したように見られがちです。
この口を開けた獅子を阿形(あぎょう)と言い、口を閉じた狛犬を吽形(うんぎょう)と言います。これらを合わせた阿吽とは、五十音の始まりの「あ」終わりの「ん」を示しています。要するに、この獅子と狛犬は、万物の始めと終わりを象徴しています。すなわち、宇宙の真理を象徴しているのです。
神社に参拝すると、清々しいものを感じます。それは、子供を宿して生命を生み出す女性の力と万物の始めと終わりという宇宙の真理が、神社にはあるからです。
獅子とは、ライオンのことです。太古の世界では、この獅子やヒョウといったネコ科の動物と豊穣をもたらす神である地母神は対で描かれることが多いのです。
ネコ科の動物の鳴き声は、雷鳴を連想させます。家で飼っている猫は、可愛いですが。
雷は雨をもたらすことから農作物の豊作につながり、当時の農民たちに歓迎れていました。そのため豊穣の女神である地母神と豊作につながる雷鳴を連想させる鳴き声を持つ獅子は、どちらも豊穣という鍵の言葉でつながり一緒に描かれることが多かったのです。
獅子は、豊穣を象徴していると考えられていますが、獅子が置かれている神社には女性という鍵の言葉が見え隠れしています。神社は、古来より、獅子と対で描かれていた地母神とも関係があるのでしょうか。
調べてみると、多くの地母神の起源であるシュメール神話の女神イナンナと日本の神社には、深い関わりがあるようなのです。

日本の神社と地母神イナンナとの関係

イナンナとは天の女主人を意味し、シュメール神話において獅子を聖獣に持つ金星の女神です。それに、地母神でもあります。イナンナが登場する以前に、シュメール神話において、金星を象徴とし大地の女神と呼ばれた地母神がいました。それが、ニンフルサグです。
イナンナ(シュメール語: ??、翻字: DINANNA、音声転写: Inanna)は、シュメール神話における金星、愛や美、戦い、豊穣の女神。 別名イシュタル。 ウルク文化期(紀元前4000年-紀元前3100年)からウルクの守護神として崇拝されていたことが知られている(エアンナに祀られていた)。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年5月17日 (日) 03:45 (日本時間)現在での最新版を取得。
ニンフルサグ(Ninhursag)は、 シュメール神話における大地の女神であり、運命を定める7人の神々に名を連ねる女神である。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年1月7日 (火) 09:05 (日本時間)現在での最新版を取得。
ニンフルサグは、蛇を象徴とするエンキや雄牛を象徴とするエンリルの妹でありエンキやニンギシュジッダと共に人類を創造したと言われている女神です。そのためこのニンフルサグのリリーフは、DNAを結びつけている様子を表していると言われています。
他にも、牛の角を持つ帽子を着用した姿でも描かれています。ニンフルサグは、金星の女神の称号や神の地位をイナンナに譲ったためイナンナは、金星の女神となったのです。
イナンナが、エジプトでイシスと同一視されていたように、ニンフルサグも、エジプト神話において、同一視されている女神がいます。それがハトホルです。
ハトホルは、エジプト神話において、愛と美と豊穣と幸運を司る女神で、インフルサグと同じく牛の頭を持つ女神として描かれています。
古代エジプトの初期には、ハトホルが、女神信仰の中心でした。後に、イシスがハトホルに代わって信仰を集めることになります。そのため、イシスは、ハトホルと同じように頭部に牛のツノと太陽円盤を持った女性として描かれれています。イシスは、ハトホルの化身とも呼ばれるようになるのです。
つまり結果的に、ハトホルの性質をイシスが譲り受けたということになり、シュメール神話では、ニンフルサグが、イナンナに神の地位を譲った関係性と一致しています。
ニンフルサグとハトホルの共通しているのは、どちらもをΩ(オメガ)を象徴に持っている点です。ニングルサグの壁画には、Ωが描かれていて、ハトホルの髪型もオメガを表しているので、ここにも Ωが描かれています。このように地母神たちが、受け継いでいるΩですが、そもそもオメガにはどんな意味があるのでしょうか。

インドの神

シュメールやエジプトの遥か東の地インドにヒントがあります。インドではヒンドゥー教が、多数を占めています。その宗教が重要な神とされているの神がいます。三柱の神とも呼ばれています。創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァです。
そんな神々のうちの一柱である破壊神シヴァを踏みつけた姿で描かれる女神が、黒い母という異名を持つカーリーです。カーリーとは、ヒンドゥー教の女神である血と殺戮を好む戦いの女神でもあります。
『カーリー』:(サンスクリット語: काली, Kālī)は、ヒンドゥー教の女神である。その名は「黒き者」あるいは「時」の意(「時間、黒色」を意味するカーラの女性形)。 … 家、神秘家ラーマクリシュナも熱心なカーリーの信奉者だった。 インドにおいて19世紀半ばまで存在していたとされているタギーとは、カーリーを信奉する秘密結社で、殺人を教義としていた。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年5月17日 (日) 05:58(日本時間)現在での最新版を取得。
また、破壊神シヴァの妻の一柱であり、彼女はシヴァを上回るパワーを持っていたと言われています。さて古代インドには、サンスクリットと呼ばれる言語がありました。この言語は、印欧祖語という言語から派生したものです。
インド・ヨーロッパ祖語とは、インド・ヨーロッパ語族の諸言語に共通の祖先として理論的に構築された仮説上の言語である。印欧祖語ともいう。 この言語の成立から崩壊までの期間は先史時代に当たり、文字が存在せず、全て口伝により子孫へと受け継がれたため、直接の記録が一切残っていない。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年3月21日 (土) 13:05 (日本時間)現在での最新版を取得。
他にも英語やフランス語、ドイツ語、ギリシャ語なども元を辿れば、この印欧祖語につながります。言葉の先祖である印欧祖語から派生したサンスクリットを発明したのが、カーリーだと言われています。
インド神話では、カーリーが創造の言葉と言われるオウムΩを唱えることによって万物を創造したと伝えられ、オウムが宇宙原初の音だと伝えられています。

オウム

OmオウムとはAumオウムとも表記されます。
  • aは創造神ブラフマー
  • uは維持神ヴィシュヌ神
  • mは破壊神シヴァ
を表し全体として三神一体の真理を表しています。
オウムという言葉の中には、宇宙の根源倫理が定められているということなのです。このオウムから派生したのが、オメガたと言われています。オメガは、ヨハネの黙示録にも登場する言葉です。
オメガは、始であり終わりであるということから、始まりであるとともにその行き着く究極であるという意味です。この行き着く究極を宇宙の真理と捉えれば、オメガ自体に宇宙の根本原理という意味が含まれています。
人類創造に関わったニンフルサグや豊穣をつかさどる地母神イナンナ、イシタルに、このオメガが用いられた理由は、女神たちが宇宙の真理を象徴する神だと解釈されたのでしょう。
神社と地母神オウムは、仏教用語である阿吽の語源です。阿吽もオウムもオメガと同じく宇宙の真理を象徴しています。またそれを表す獅子や狛犬の先にある神社は、女性を象徴としています。
ここでオメガと地母神という構図と阿吽と神社という構図はでもよく似たものに見えます。太古の地母神と日本の神社とは何か関係があるのでしょうか。

参考文献:YouTube:世界の女神に隠されたメッセージと神社との関係

URL<https://www.youtube.com/watch?v=HTk9zK7dWNQ>アクセス日:2020年5月20日


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