契約の箱はすでに発見されていた

契約の箱はすでに発見されていた

この記事の概要

契約の箱はすでに発見されていたと考察がされています。新たに作った契約の箱にイエスの血液を染み込ませることで、超常的なパワーを宿らせようとしたのが意図であり、あらかじめゴルゴタの丘の地下にその箱を埋め、イエスの血が箱に流れるよう計算し尽くしたのが、ワイアット氏が発見した石棺の正体だとのことです。


インディー・ジョーンズ

モーセが神から与えられた十戒が記された石版などを入れたのが「契約の箱」と呼ばれるものです。大きさは長さ130cm、高さと幅はそれぞれ80cmです。素材は、アカシアの木で作られており、純金の棒で日本のお神輿のように運搬も可能です。純金の棒では、人が運ぶには重すぎて運ぶのが困難ですので、アカシアの木に金が塗られていたとしか考えられません。
契約の箱の中には石版の他にアロンの杖とマナの壺が収められています。それは、エルサレム神殿に厳重に保管されていました。神殿の建設時は紀元前10世紀頃とされています。それ以前から契約の箱は存在していたようです。
ところがイスラエル王国が、アッシリア帝国とバビロニア帝国に侵略され、ユダヤ民族が国を失いました。その際に契約の箱も行方知らずとなったのです。契約の箱をめぐる物語の映画が「レイダース失われたアーク」です。
その映画は、世界中で大ヒットし後にシリーズ化されました。記念すべき第1作「失われたアーク」は考古学者で冒険家のインディー・ジョーンズとナチス・ドイツとの間の契約の箱をめぐるアクション映画でした。
この映画は、実話がモチーフになっていました。主人公のモデルとなったのはアメリカ人考古学者であるベンリル・ジョーンズ氏です。彼は、契約の箱の発掘に情熱を燃やす人物でした。「レイダース失われたアーク」のシナリオに関わったランドルフ・フィルモア氏はジョーンズ氏と共に遺跡発掘を行っていたのです。
フィルモア氏は上司だったジョーンズ氏をモデルに、インディー・ジョーンズという人物を作ったのです。映画の契約の箱は、非常に恐ろしい兵器であり、インディー・ジョーンズは、それを発見しましたが、実際の契約の箱はどのようなものだったのでしょうか。

カッパスクロールを読み解く

遺跡から発掘された死海文書と一緒に発見されたカッパースクロール(カリグラフィーの道具の一種で、ペン先にカッパープレート体用ペン先が付いたもの)には、財宝のありかが記されていました。
その解読によれば、ソロモン神殿のあった神殿の丘の地下深くに契約の箱は眠っており、2005年の8月14日に発見されるだろうと言われていましたが、契約の箱が発見されたニュースはありません。
イスラエル王国の崩壊の時に、誰かの手により契約の箱は国外に持ち去られたか、破壊されたのかもしれません。その一方で、契約の箱は失われておらず「隠されているのだ」と主張する人もいます。
また契約の箱を「新たに作ろうとしたのではないか」と思われる話があります。「イエス・キリストの処刑は新たな契約の箱を作るために行われた」と主張する人がいるのです。1982年ロン・ワイヤットという人物がイスラエルの首都エルサレム近くにあるゴルゴダの丘で契約の箱を発見したと言います。このニュースが世界を駆け巡りました。
彼がゴルゴダの丘の地下洞窟を発掘中に謎の地下通路を発見しました。この通路は預言者エレミヤが契約の箱を敵から守り避難させるため作ったとされる秘密通路です。
ワイアット氏が探索していると天井が崩れ落ちた空間があり、崩壊した天井の岩の間に黄金のモヤがかかった石棺が見つかりました。その黄金のモヤがかかった石棺には2体の天使ケルビムの像があったのです。
それを見たワイアット氏は「これは契約の箱に違いない」と直感したそうです。その石棺には黒っぽい何かが流れていました。これは「イエスの血液ではないか」と感じました。
ゴルゴダの丘で磔の刑にされたイエスの血液が、地下に流れ出し「石棺に届いたのではないか」という説があります。新約聖書には、イエスが息を引き取る瞬間、「地面が割れた」と記述があります。
洞窟の天井が崩落していることとも一致し、ワイヤット氏はこの黒っぽい液体を持ち帰り調査したところ、この液体は血液でDNA鑑定の結果、「処女受胎で誕生した人間の血液だ」というのです。
イエスは聖母マリアの処女懐胎により生まれました。イエスの血液が見つかっただけでなく、聖母マリアの処女懐胎まで証明されたのです。しかながら、これは胡散臭そうです。
新たに作った契約の箱に染み込ませることで、超常的なパワーを宿らせようとしたのが意図だそうです。その理由で、あらかじめゴルゴタの丘の地下に新しく作った契約の箱を埋め、イエスの血が箱に流れるよう計算し尽くしたのが、ワイアット氏が発見した石棺の正体だとのことです。
ワイアット氏が見た黄金のモヤは、新しく作られた契約の箱の超常的なパワーによるものだったと思わされます。

徳島県剣山

ところが契約の箱は失われておらず、どこかに隠されていると思われています。その場所の行方は、日本に深く関係しています。
徳島県の剣山に眠る契約の箱や日本人のルーツは失われたイスラエルの十二支族の末裔とされる「日ユ同祖論」があります。例えば青森県には、イエスの墓があります。京都の伏見稲荷を作ったのは秦氏たちです。彼らはユダヤからの渡来人であり、その証拠にイエスが貼り付けとなった十字架には”INRI”とあります。これが稲荷の語源となったとも言われているのです。
徳島県の剣山に契約の箱があると言われています。なぜ徳島県の剣山なのでしょうか。その理由は剣山の周りには多くの古墳があり、日本最古の古墳の一つ萩原墳丘もこの近くにあるのです。
前方後円墳の形は、契約の箱に収められた神器の一つであるマナの壺を模したものとも言われています。日本を占領したGHQやイスラエルの情報機関のアミシャープもこの地域を熱心に調査しました。古代日本も契約の箱を剣山に隠しており日本の宝として隠蔽していたという伝説もあります。
西暦600年から894年にかけて契約の箱を奪いに外国の軍勢が攻めてくると大和朝廷は警戒していたとも言われています。そのために、古事記などを編纂し、外国の目を徳島から逸らそうとしました。
嵯峨天皇は空海に命じ、「四国全土を封印せよ」と命令し、空海らの手により念入りに剣山の地下深くに「契約の箱は封印された」という伝承があります。

日本とエチオピアの意外な関係

欧米列強諸国の帝国主義によりアジアやアフリカのほとんどの国は、植民地化されました。アジアでは、欧米列強の植民地化から免れたのは日本とタイ王国だけでした。アフリカでは唯一エチオピアだけが植民地化を免れました。
世界最古の国とされ日本と同じく世界最古の皇室を持っていたのがエチオピアでした。両国の神話にも共通点が見られます。その楚はどちらも女性です。
(エチオピアの皇室は、メネリク1世を始祖とし、紀元前10世紀から3000年続く世界最古の皇室とされていました。しかし、1974年にハイレ・セラシエ1世が廃位され、エチオピア帝国が消滅したため、日本の天皇家が世界最古の王家となりました。)
エチオピアは現在はアフリカでは珍しいキリスト教国です。以前は、ユダヤ教徒も存在しており強い影響力があったようです。様々な共通点を持つ両国ですが、明治29年イタリアがエチオピアと戦争を始める際、同時に日本陸軍がそれに参加したいと申し入れました。
イタリア側に断られたのですが、どうして遠く離れた日本は全く関係のない戦争に軍を送ろうとしたのでしょうか。また昭和9年には日本の華族であった黒田子爵次女黒田雅子とエチオピア皇室のアラヤ・アベバ王子との縁談が持ち上がりました。
アラヤ・アベバ王子は、エチオピア最後の皇帝ハイレ・セラシエ1世の甥です。ハイレ・セラシエは、1892年に生まれ、1975年に暗殺されました。このような出来事により、話は立ち消えになりました。
この縁談は、1930年代に「世紀の婚約」と騒がれた実話に基づくノンフィクション本、「マスカルの花嫁」の題材にもなっています。阻んだ国はイタリアだと言われますが実際はどこの国の妨害だったかは知らされていません。

日本がエチオピアに執着する理由

日本はどうしてエチオピアに執着したのでしょうか。もしかしたら、日本はその国に契約の箱があることを知っていたのかもしれません。
契約の箱はエチオピア正教会が封印したのかもしれないという噂があります。映画「レーダース失われたアーク」では契約の箱は戦局を一変させるほどの恐ろしい力を秘めていました。
まさに超兵器とも言える契約の箱をナチスは喉から手が出るほど欲しがり、主人公がそれを阻止するのが物語です。すでに契約の箱は、アメリカ陸軍情報部が入手しており、非公開の倉庫に厳重に保管され今も上層部らがその分析をしていると言うのです。
もしこの噂が真実なら契約の箱のパワーは兵器に転用できるものと言えるでしょう。だとしたら日本軍も契約の箱を手に入れたいと思ったのは当然ではないでしょうか。そのため日本はエチオピアに必要に接近しようとしていたのかもしれません。
契約の箱はエチオピアに存在するかもしれません。なぜそう考えるのかエチオピアにラリベラの岩窟教会群と呼ばれる建物があります。キリスト教の聖遺物である聖杯を探し求めたテンプル騎士団とも縁の深いこの聖堂は、古代エチオピアのラリベラ王が天使ガブリエルにこの地に第二のエルサレムを作るよう命じられて建設したと言われます。
そしてテンプル騎士団は聖杯だけでなく契約の箱の守護の任務にあたっており、彼らがこの聖堂に「契約の箱を隠した」という噂があります。
他にエチオピアの伝承では、ラリベラの岩窟聖堂から北に300キロほど行った場所にあるアクスムという町に契約の箱が隠されていると言われています。(アクスム(Aksum)は、エチオピア北部、エリトリアとの国境付近にある町です。1世紀前後に建国されたアクスム王国の首都で、世界遺産に登録されています。)
その町には、マリアシオン大聖堂があります。その聖堂は誰も入れない秘密の場所があると言われています。契約の箱はそこに眠っているのではないかとの噂があるのです。(マリアシオン大聖堂は、エチオピア北部の町アクスムにあるエチオピア正教会の教会)
日本とエチオピア皇室との間の政略的な縁談を妨害した国はイタリアではなくイギリスかではないかと思われています。ぜならば、日本とイタリアは昭和11年に軍事同盟を結びました。イタリアにとって、エチオピア侵攻は、同盟国である日本が、エチオピア皇室と手を結ぶことにより、容易に入り込めると考えられイタリアが妨害する理由がないからです。
むしろ日本がエチオピアにある超兵機である契約の箱を手に入れたがっていることを危惧したイギリスが、エチオピアと日本が接近しないように手を回したことも考えられます。
契約の箱は現在はどこにあるのでしょうか。アメリカ陸軍が厳重に保管しているのでしょうか。それともエチオピア正教会が保管しているのでしょうか。それとも日本にあるのでしょうか。

URL<https://www.youtube.com/watch?v=RJ8IJtFjVK8> アクセス日:2021年9月26日

まとめ

契約の箱が発見されたと言うがそれは新しく作ったもので本物かどうかは不明である。

他には日本の徳島県剣山も有力候補だが未だ発見されたのかわからない。

もう一つの有力な場所はエチオピア正教会が封印したのかもしれない。


紹介欄

エチオピア 遥かなる記憶と失われたアークを追って

ワンピースは実在している

契約の箱はすでに発見されていた
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聖典をかける少女

地球は乗っ取られている。それも、私たちが、神だと信じている存在によって。「聖典をかける少女」によりますと、創世記がどのように、誰によって書かれたか説明されています。「プレアデス+かく語りき」がモチーフになっているようですが、地球は、30万年前に聖書に登場する創造神たちによって乗っ取られていることが理解できます。

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