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この記事の概要
アフガンに侵攻した国は滅びるのです。旧ソ連が侵攻して滅びました。祖国に貢献した民間人や避難が認められるべき人々を避難させる前に、軍を撤退させることなど想像できるものではありません。これが現状のアメリカです。安全保障を結ぶ国でないことを証明してしまいました。バイデン政権の責任はこれからです。アメリカ国の滅亡にもつながるかもしれません。
バイデン政権が非難を受けている
アメリカ軍がアフガン撤退のことでバイデン政権が窮地に立たされています。
共和党の様々な議員が、民主党とバイデン政権のやり方に対して厳しく非難を続けています。バイデン側も、「これはトランプのせいだ」と見苦しく反論しています。
もともとトランプ前大統領が今年の5月1日までに軍を撤退するという話をタリバン側と約束していのを、バイデン大統領は、「やもなく踏襲したに過ぎない」ということです。
「全ては、トランプ前大統領が悪い」と述べてバイデン大統領は逃げています。トランプ前大統領としてみればで、自分のやり方とは全く違うやり方で、決着がつけられたのです。
それを「トランプ前大統領の責任だ」と言われているので本当にヒートアップしている様です。
アメリカでは、アフガニスタンについては、本当に大問題になっています。これが今後の中間選挙にどう影響してくるのかという事も一つ重要な争点になりそうです。
大失政の原因は
今、一番重要な点は、この大失政の責任はどこにあるのかということです。バイデン大統領は、「トランプ前大統領が悪いのだ」と言ってまが、そのことを言われたトランプ前大統領にしてみれば、「何言ってんだ」ということで怒り心頭です。
トランプ前大統領のセーブアメリカパック、資金管理団体のホームページには、毎日と連続で、トランプ氏の怒りのメッセージを出しています。
トランプ前大統領が最初にメッセージを挙げたのは8月15日です。これはこの日の夜に、タリバンに屈服して、米軍が撤退を決めました。実際に、民間の人たちは取り残されたような形で、一部はもちろん退避させましたが、取り残される形になりました。
その日の夜、トランプ前大統領は、ずっとこの声明をセイブ・アメリカ・パックに出しています。コロナの蔓延、国境での惨状、エネルギー独立性の破壊、そして経済不振と共に今回アフガニスタンでしでかしたことでジョー・バイデンは不名誉な形で辞める時が来たのです。
しかし、それは彼にとっては大したことではありません。なぜならば、もともと彼は正当な選挙で選ばれたわけではなかったのだからです。これを非常に皮肉混じりのね批判をしています。
ここでもやはり辞任を要求しています。他の議員も、憲法修正第25条を引用して、現政権内部からも、バイデン大統領には、大統領を続けるに足る能力がないということを判断して、解任するように要求する議員まで出てきています。
アメリカ合衆国憲法修正第25条は、アメリカ合衆国憲法第2条第1節第6項の曖昧な語句を部分的に置き換え、アメリカ合衆国大統領の承継を取り扱い、副大統領が欠員の場合にそれを埋める方法と、大統領がその職務上の権限と義務を遂行することができない場合の対処法を規定している。ウキペディア:最終更新 2021年3月29日 (月) 13:49
8月16日に、また次のような声明をセイブ・アメリカ・パックにトランプ氏は出しました。
ジョー・バイデンは、まずコロナに降伏し、それが今、再び猛威を振るうようになりました。その後、彼はタリバンに降伏し、タリバンは瞬く間にアフガニスタンを制圧し、アメリカの力と影響力に対する信頼を失墜させました。
今回の撤退も含めてアフガニスタンの結果は、トランプ政権が担当していたら全く違ったものになっていたでしょう。ジョー・バイデンは次は誰に、あるいは何に降伏するのでしょうか。彼を見つけることができた人は聞いてみるといいでしょう。
これもまた、非常に皮肉まじりな言い方です。しかし自分たちのやり方では、こんな無様なことにはなってないということです。
一般人よりも軍を先に撤退させてしまった
具体的にはどこが違うのかということです。別の音声明文では、非常に明確に述べています。
我が祖国に貢献した民間人や避難が認められるべき人々を避難させる前に、軍を撤退させることなど想像できるでしょうか。このような無能さを誰が信じることができるでしょうか。つまり一つの端的な失策というのは、軍を先に撤退させて民間人の避難を後回しにしたということです。これは非常に大きな問題点です。
バイデンが行ったやり方をトランプ前大統領はこの様に述べています。「2020年の不正な大統領選挙がここまで来てしまった。私が大統領だったらこんなことは決して起こらなかっただろう」と。
トランプ氏のやり方とバイデンのやり方は、全く違うということです。これを「トランプの責任だ」とバイデンは言うのです。これで、非常に怒っているのです。
そして8月17日も、また声明を出しました。「昨日アフガニスタンで起こったことは、ベトナムからの撤退などかわいいもんだと思わせるものだった。
おそらく世界史上こんなひどい撤退作成はなかっただろう。不正な選挙で選ばれた大統領が我が国に多くの面で大恥をかかせたのだ」と。
この不正な選挙で選ばれた大統領つまり本当は大統領ではない大統領のバイデン。「本当は自分なんだ」と言いたいのです。不正な選挙で選ばれた大統領が、「こんな酷いことをしでかしてるんだ」という事を言いたいのです。
本当に正当に選ばれた大統領だったら「アメリカ人に迷惑をかけない世界にするために、このようなヘマなことはしないんだ」と。
トランプ氏に援護射撃をする人が出てきました。マイク・ポンペイオです。8月16日、ツイッターで次のように述べています。
「タリバンは虐殺者だ!我々は撤退にあたっては、彼らに一連の条件を飲むように要求していた。そして彼らがその条件を果たさなければ代償を払わせることを明確に伝えていた。そして我々が達成した抑止力は、我々の政権下では保持されていた」。
しかしながら、バイデン政権では、それに失敗したということです。トランプ氏が具体的に述べていない点をポンペイオ氏が補強しています。
つまりトランプ氏は確かに5月1日までに撤退するという話はタリバンとしていたということです。それには、条件をつけていたということです。厳しい条件を付けていたということです。
そしてその条件を満たさなかった場合には代償を支払わせるということも明確に伝えていました。その点が、バイデン大統領とは違います。
バイデン政権は無条件撤退だった
バイデン政権は、無条件でどんなことがあっても撤退することが前提でした。タリバン軍とアフガニスタンの政府軍が戦えばタリバンが6万人で、政府軍が30万人です。兵器もですねアメリカの兵器をアフガニスタン正規軍に渡していました。
アフガニスタンの政府軍に対して、訓練も一生懸命アメリカ軍が行っていたのです。だから、しばらくは持ちこたえるだろうと思っていました。その間にゆっくり撤退することをやればいいということも考えてたのでしょう。
しかしながら、実際は、ブリンケン氏も認めているように、想像以上にタリバンの勢力が強く、一気に次から次に都市を陥落させていったのです。アフガニスタン政府軍が、愛国心がなく、やる気がなかったのが一番の要因でした。
そして、タリバン軍は、最新のアメリカの武器を持ち去りました。アフガニスタン軍は、すぐにも降参してしまうので、最新の武器を全部取られてしまいました。
その最新鋭の兵器で次から次に都市を襲い陥落させていきました。数か月かかると思ったものが数週間で、全て陥落させてしまったのです。タリバン軍はそれだけ強い意志と戦闘能力を発揮していました。
その力強さで、政府軍を蹴散らしてしまったということでした。バイデン政権はその情報をしっかり掴んでいたのかということが非常に問題になっています。
つかんでいたのかも知れませんが、あまり気にしなかったというかバイデン大統領の実体の様です。「気にも留めずに撤退の作業を粛々と進めていた」そんな感じで最終的にはアフガニスタン軍がタリバン軍に負けて敗退して不名誉な形で逃走したのです。逃走してしまったイメージを国際社会に与えてしまったことが、トランプ氏、ポンペイオ氏も含めて、非常に憤りを感じるところです。
アメリカの敗走ぶりは安全保障の信頼を失った
このアメリカ軍の敗走ぶりが、中国によって台湾に警告を発しています。つまり「アメリカは、こんなもんだよ」と。「偉そうにやってるけれども実際のところちょっと自分たちが不利だなと思ったらそそくさとね尻尾巻いて逃げていくんだよ」と。
「そんな国を信頼して自分の政権運営をしちゃいけないよ!」と。さらに、「中国の言うことを聞いてたほうが身のためだよ!」と。みたいなそんなメッセージを今送っているのです。
バイデン政権は今回のことで汚点をつくりました。おそらく中間選挙で、バイデン政権はアフガン撤退に関してのイメージは非常に悪いのです。一方では、米軍の若者たちが死ぬようなことを避けたのだから、アフガニスタンから撤退したのは良かったのではないかと思っています。
つまり厭戦気分(えんせんきぶん)が、国民の中に蔓延していました。コロナと戦うだけで精一杯であり、アフガニスタンでバタバタ死ぬような状態というのは、もう続けてほしくないという気持ちがあるのです。バイデン政権の決断に対して、どれだけ国民が怒っているのかというと難しいところです。
中間選挙に影響を与えるのか今後のバイデン政権の処理次第です。メッセージの発信の仕方によってずいぶんと変わってくるはずです。
参考文献:トラ激怒! 大失政でバイデン に辞任要求
<https://www.youtube.com/watch?v=DlxcotTPOOI>アクセス日:2021年8月21日