人が生まれ変わる理由

トモ君と言われていますが、トモ君と言われている割に、別の人間だったと言うことです。お母さんも「へーそうなの」と聞き返します。「その時ニンニク剥いていたんだ」なかなか前世でニンニクを剥いている描写はありません。

またイギリスにいたとも言います。3歳の段階でアルファベッドをすらすら読めます。カーペンターズの歌を普通にネイティブで歌えます。テレビで流れると普通に歌えているのです。

あまりにもリアルなので、お父さんは、イギリスに連れて行くことにしました。具体的に「ある街のここに住んでいたんだ」と言うのです。

どうしてもお母さんに会いたいと言ったのです。しかし、さすがにお母さんに会うことはできませんでしたが、述べていることが全て当たっていました。

どう考えても知り得ない情報なのです。個人情報なので、一般人の情報を知ることができないはずなのです。有名人ならネットで調べられます。

福知山の列車事故がニュースで流れて見た時に、「これと同じ事故イギリスでもあったんだよね」と言いました。確かにイギリスでもあったのです。

この様に、詳細にバージニア大学のメソッドに従っていくと合致する事例なのです。今回も事例だけではなく、どのようにして分析していくのかと言う点です。

生き物の本質は肉体ではないのです。肉体は滅びて無くなります。伝統的なスピリチャル的に述べれば、霊が、魂が何に生まれ変わるのかと言うことです。

最近の一つの仮説として、IT（インフォメーションテクノロジー）的観点として、前世の記憶を持つ子供たちがいます。記憶とはデータです。データがどこかにあって、肉体が滅んでも記憶するものはどこかに保存されていて、その一部が、新たに生まれてきた子供に「ダウンロードされる」これが一つのモデルとしてあります。

その記憶のデータの保存場所としては、肉体ではなく、クラウドとして考えられます。宇宙の図書館として考えられるのはアカシックレコードです。ここにアクセスできれば全ての情報を得ることができます。そうなれば、別人であっても、その本人になりきる記憶のデータを引き出すことが可能だと言うことになります。

本人は「前世は別人だ」と思います。モデルとして、仮説に基づいて、検証するとそう思える例もあります。

痣とかホクロを持って生まれてくる子供たちが結構います。大きめの痣やホクロを持って生まれてくる子供達が、語り出すと前世の出来事と一致しているのです。

実は前世で死ぬ時に、その部位を「ピストルで撃たれた」とか、「ナイフで刺された」とか、それが原因で死んだと言うケースがあります。

その時の肉体の傷が生まれ変わってきた時の体の痣をなぜ残すのでしょうか。それがよく分かりません。一つ考えられるとしたら、人は生まれ変わってくる時に、前世の記憶を全て無くします。肉体のハードの記憶媒体は、フォーマットされた状態です。記憶のデータはクラウドにあります。そこにアクセスすれば前世の記憶をダウンロードできます。

しかしながら、ほとんどはフォーマットされまっさららです。ある意味において、その様な痣やホクロの印が前世の自分の状況を教えてくれ、前世でやり残したことを今生で行うことへの手がかりにしてくれるものになるのかもしれません。

また、現生でできた痣やホクロの位置が前世の状態を教えてくれるものになるのかもしれません。

日本のケースですが、お亡くなりになった時に生まれ変わってくると言う信仰があるために、亡くなった人の足の裏に炭で字を書いておきます。生まれ変わってきた時に、足の裏に字のような印があたならば、それは生まれ変わりと分かります。

その印の風習で、「お前は誰々の生まれ変わりなんだな」と言うことになります。文字の様な印があると、「この子はおじいちゃんの生まれ変わり」となるのです。

もっと具体的な海外の例で、女の子がお亡くなりになり、親は言うのです。「これから生まれ変わってくるから大丈夫だよ」と。「じゃ生まれ変わってきたら分かる様に印をつけておこう。友達が、顔につけるとかわいそうだから、耳の裏につけよう」と。

亡くなった後に生まれた子供には、その印が本当にあったのです。これだと単なる記憶のダウンロードでは説明がつきません。肉体が無くなってその印がどこについているのか。誰との約束なのか。仮説が立てられるものから分からないものまでたくさんあります。また前世の記憶を喋り出す子もいれば隠す子もいます。

人は一度や二度の生まれ変わりではありません。今生では一つ前の前世の精算だけではありません。あまりにも大きな罪を犯したために、それに耐えうる状態となるまでの何回もの生まれ変わりによって、反省できる状態になったときに大きな試練を受けることもあるのです。