アグネス・チョウの逮捕に抗議する

アグネス・チョウの逮捕に抗議する

この記事の概要

アグネス・チョウの逮捕に抗議する人々は、世界中に広がっています。中共は、国家安全法違反、国家分裂の容疑で23歳の女性を逮捕しました。彼女は無罪です。しかし無期刑を受ける可能性があります。中国共産党は、世界から糾弾される証拠をつくってしまったのです。今こそ国際社会は一致団結する時なのです。

ジミー・ライとアグネス・チョウ

2020年8月の10日香港でジミー・ライ、アグネス・チョウをはじめとした香港の民主派の人たちが数名逮捕されました。その理由は国家安全法違反らしいのです。詳細は全く明らかにされていません。
逮捕されたこのアグネス・チョウは、もともと数年前の雨傘革命香の時に学生のリーダーとして、民主派に参加し、その後デモシストという民主派の一つの政党をつくりました。
2014年香港反政府デモは、2014年9月26日より香港で行われた、香港特別行政区政府に抗議をするデモ活動。 イギリスのメディア等は、このデモ活動を「雨傘革命」や「雨傘運動」と名付け、この呼び名は各国のメディアにも使用されるようになる。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年7月7日 (火) 10:02(日本時間)現在での最新版を取得。
アグネス・チョウは、その政党のリーダーの一人として活動をしてきました。
ジミー・ライは、もともと中国人ですが、香港に移り住み、香港で自由と民主主義のためにメディアをつくりました。メディア王として有名な方です。そのメディアは、蘋果日報(ひんかにっぽう)で、英語ではアップルデイリーと呼ばれています。ジミー・ライは、アップルデイリー新聞の創業者です。

アメリカ政府の見解

彼らをはじめ数名が逮捕されたのですが、この事に関してすぐにアメリカのトランプ政権であるポンペイオ国務長官は、twitter で動画を通して、声明を発表しています。
その中では、特に中国共産党に対して、「世界は、国際社会は見張っているぞ!」という内容です。そして、「今また、改めて、中国共産党は、罪を犯した。世界から糾弾される証拠をつくってしまった」という事で今こそ国際社会は一致団結してこの中国を追い込もうというメッセージを発信しています。

自由と民主主義を守るために

アグネス・チョウが入っていたデモシストの政党が6月の末までありました。7月の1日に香港に国家安全法が導入され、これをもってこの政党は解散となりました。
解散になる前は、リーダーが3人いました。ジョシュア・ウォン、アグネス・チョウ、そしてネイサン・ローです。
この3人はそれぞれ個別に活動をすることになりました。ジョシュア・ウォンは来るべき香港の立法会の議員選挙に出ることで選挙活動を始めました。その後、選挙は1年延び、彼ら自身は立候補の権利を剥奪されました。
ネイサン・ローは、香港を出ました。香港を出てイギリスにいます。香港の外から国際社会の活動を行っていく道を選びました。アメリカの議会の公聴会においては、オンラインで出席し、香港の状況を発表したり様々な活動をしています。
香港警察は、彼が現在、イギリスにいるということでイギリスに彼の指名手配をしています。
アグネス・チョウが逮捕されましたが、同時にネイサン・ローも香港警察から海外に対しての指名手配中になっています。もちろんイギリス政府は引き渡さないでしょう。
アグネス・チョウの逮捕の模様は、自宅から逮捕される様子が香港のメディアによって生中継されました。逮捕される様子が出ていました。ネイサン・ローの twitter では、珍しく日本語でツイートをしています。今まで日本語でツイートする役割はアグネスの役割でした。
アグネスが逮捕されてしまったので、ネイサンが日本語で日本の我々に向けてツイートしています。それによりますと、「アグネスは、一緒に戦ってきた友人の一人です。独裁政権である中国共産党は、国家安全法違反、国家分裂の容疑で23歳の女性を逮捕。彼女は無罪だが、無期刑を受ける可能性がある」と。無期懲役の可能性があると彼が述べています。
「日本の皆さまのサポートが必要です」とツイートしています。このツイートに対して既に、日本人が日本語で返答したりしていますが、一体何が出来るのでしょうか。
それに対して、ジョシュア・ウォンのfacebookでは、今回のアグネスについて、個人的な声明を発表しています。「アグネスがもし、香港に普通の自由と民主主義があったら、こんな政治活動には関わらなかった人だった。彼女は別な世界に行っていただろうと。しかし香港に自由と民主主義がなかったがために、この政治活動に入らざるを得なかった」と。

経済支援者を探している

そして逮捕までされてしまったので、彼が紹介しているのがアグネス・チョウのホームページです。それは、寄付を募っているサイトです。この中でアグネス・チョウは寄付を募っていました。パトロン(経済的援助者)を探していたのです。
すでに逮捕されてしまったので、もし可能性があるとしたら、可能性は低いかもしれませんが、釈放される可能性もあります。その時に膨大な保釈金が要求されるでしょう。普通だったら、保釈金がないため保釈されないケースが多いと思います。
保釈金さえ集まれば、可能性も生じるかもしれません。
国際社会は何ができるのでしょうか。ポンペイオ国務長官が、「今こそ国際社会が一致団結して」と呼びかけていました。アメリカはアメリカ議会とトランプ政権が共同で法律をつくりました。香港人権民主主義法、香港自治法という形で彼らの支援をするのです。
香港の自由と民主主義を犯し、妨害する者を犯罪者として見立てて制裁をすることを決めたのです。この制裁はすでに始まっています。このような形でアメリカが動き始めています。同様にイギリスもEU も始めています。
国際社会は、アメリカのリーダーシップのもとで、香港の自由と民主主義を外から守る方向に動いています。日本は何をしているのでしょうか。アメリカと同じ法律である香港人権民主主義法、香港自治法はつくらないのでしょうか。これができるのは国会議員です。それとも忖度しているためにできないのでしょうか。

ジミー・ライ

もう一人重要な人物が、逮捕されました。ジミー・ライです。ジミー・ライは、アップルデイリーの創業者です。ジミー・ライが、逮捕されてしまいました。
逮捕された日につくられたアップルデイリーという新聞が、夜中に印刷され、配達されるまでの様子をアップルデイリーのユーチューブで、ライブ配信していました。香港時間の夜中の1時30分です。
新聞の創業者が逮捕され、アグネス・チョウが逮捕されたことを大きく報じる記事を書いたこの日、新聞を印刷しているところを youtube でライブ配信していました。刷り上がった新聞が束ねられて、配達させるされる直前の様子です。
香港の夜中の街中で開いているのは、キヨスクのような新聞配達店です。夜中ずっと開いてる店があり、そこに配達されるということが知られているので列ができていました。
8月10日、アップルデイリーの本社に大勢の香港警察が入ってきて、逮捕劇が行われました。逮捕された様子をアップルデイリーが動画に収録して、それを後で編集し、ドキュメンタリーとしてアップルデイリーのホームページに載せています。
自分の会社の創業者が逮捕されている様子をそのまま写しています。ジミー・ライだけではありません。アップルデイリーの幹部、編集部の人が次々と逮捕されています。アップルデイリーの本社には大勢の香港警察がなだれ込んできています。本当だったら新聞の編集どころではありません。
編集部に入ってきてガサ入れのように証拠をどんどん集めています。それに対して編集部の人が抵抗していますが、編集部の人を構えて抑圧している様子も全て映像で出ています。しかしながら、編集部の人たちは、それにもめげずにこの日の新聞の記事を編集していたのです。
「弾圧を恐れず職務を全うする」というスローガンを掲げていました。
動画にまとめて新聞社のホームページにアップするという徹底してこの言論の自由を表現し続けている立派な新聞社です。
ジョシュア・ウォンはツイッターでこう言っていました。「今まで香港ではかろうじて言論の自由があった。アップルデイリーの様な新聞社が自由な言論を行って来ましたが、それが止められてしまった。香港が完全に言論の自由を奪われた。暗黒時代に入った日だった」と述べています。
中国には、自由と民主主義がありません。香港にはかろうじて言論の自由はありましたが、それが奪われてしまいました。

自由と民主主義を守るために戦った李 登輝

台湾で亡くなられた台湾の元総統、李 登輝総統は、何をしたのでしょうか。それは自由と民主主義という理念中国と戦い中国から台湾を守ったのです。
「自由と民主主義という理念が大事なんだ!」と。この精神が台湾に受け継がれ、香港のジョシュア・ウォンや若い民主派のリーダーにも受け継がれています。彼らが戦ってきた李 登輝がずっと戦ってきた相手は、中国共産党というのは独裁政権です。
この独裁政権が行っている独裁国家は、自由と民主主義という理念が入り込むと自動的に崩壊します。これは歴史の法則です。自由と民主主義という理念が、この独裁国家を倒すのであって、砲弾や兵器が倒すのではありません。なぜならば、独裁国家は、自由と民主主義を許さないからです。
ジミー・ライ、アグネス・チョウは逮捕されて、その姿が世界中に示されました。この戦い自体が、自由と民主主義という理念を世界に訴え中国共産党に訴えているのです。
逮捕されましたが戦い方は間違っていません。私たちは日本で何ができるのでしょうか。それは限られているかもしれません。しかし一つ言えることは、「中国共産党に関わるものは徹底的にボイコットする」それが一つの戦い方だと思います。

参考文献:ユーチューブ、#FreeAgnes #周庭氏の逮捕に抗議する

香港速報! 自由と民主のために… ジミー・ライ 、アグネス ・チョウ【及川幸久−BREAKING−】

URL<https://www.youtube.com/watch?v=ORDAv20loBU>アクセス日:2020年8月11日


まとめ

国家安全法違反らしい容疑でジミー・ライ、アグネス・チョウをはじめとした香港の民主派の人たちが数名逮捕された。

中国共産党に対して、「世界は、国際社会は見張っている。

中国共産党は、国家安全法違反、国家分裂の容疑で無罪の23歳の女性を逮捕。

自由と民主主義という理念が大事。

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地球は乗っ取られている。それも、私たちが、神だと信じている存在によって。「聖典をかける少女」によりますと、創世記がどのように、誰によって書かれたか説明されています。「プレアデス+かく語りき」がモチーフになっているようですが、地球は、30万年前に聖書に登場する創造神たちによって乗っ取られていることが理解できます。

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