新型コロナウイルスがいかに深刻であり

新型コロナウイルスがいかに深刻であり

この記事の概要

新型コロナウイルスがいかに深刻であり、本当の情報を掴んでいるのではないでしょうか。なぜならば中国共産党政府のナンバー2李克強首相が武漢に派遣されて陣頭指揮を取るというのは、大変なことが起きていることを裏付けているかもしれないからです。


海外メディアと国内の報道のギャップ

海外のメディアの情報では、新型コロナウイルスの状況が楽観できるような情報ではありません。国内ではちょっと楽観的なところがあるのでギャップを感じています。

アメリカ政府は世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言を受けて、アメリカ人の中国全土への渡航警戒レベルを4段階中で最高の「渡航すべきではない」との水準に引き上げました。

日本の外務省も感染症危険情報で、既に渡航中止勧告(レベル3)としている湖北省以外の中国全土について不要不急の渡航中止を促すレベル2に引き上げていますが、やはりまだギャップがあります。日本の情報は楽観論が多いのです。


新型コロナウイルスとSARSの違い

SARSの時は、37か国で、8,096人が感染、774人死亡、致死率は1割近いとされています。今回のコロナウイルスは、SARSに比べて、多くは亡くなっていないのです。

現在亡くなった方の数は427人です。感染者は、20,624人です。この情報は、アメリカの医学部で最難関として有名なジョン・ホプキンス大学です。これは新型コロナウイルス専用のサイトです。下記のリンクをご覧ください。

世界の新型コロナウイルスの死亡者と感染者数

ここでリアルタイムに、感染者の数、死亡した方の数、治った人の数が出ています。細かくどこの街で感染したのか、何人亡くなったのかの情報が出ているのです。これが最も詳しいネット情報のようです。

感染者の数はSARSの時に比べてはるかに多くなっているのに、死亡している人はまだ427人ということで、致死率は、1割もあったSARSに比べてはるかに低いのです。

国内では、この数字を見て、「これは大したことではない」という見方が広まっています。春節が延長されて閉じられていた中国の金融市場と為替市場は、やっと再開しました。

間違いなく上海市場は暴落しましたがそれに合わせて日本株も、先週から随分落ちています。日本株を買おうと思っても高くなり過ぎていて、出遅れていた投資家が、「ちょうどいい買場になる」ということで、「この機会に買うのもいいんじゃないですか」という話がずいぶん出回っているようです。


潜伏期間が長いウイルス

海外の情報は全く違います。今回の新型ウイルスの特徴は、潜伏期間が長いウイルスです。感染しても実際に症状が出るまでは、結構時間がかかります。最長で10日ほどかかります。他には2週間かかるという説もあります。

それに対して中国が行っている政策は、徹底的な隔離です。隔離政策を行っています。大都市から辺境の村まで、「よそ者を完全にブロックする」ことでよそ者を入れないようにしているのです。

この隔離政策というのは、2003年SARSの時に中国が行った方法です。中国国内を高速道路で、20キロ毎くらいに車を止められて体温検査をされます。中国のあらゆる活動が止まるのです。


SARSよりも恐ろしいのは

中国の厚生大臣にあたる健康問題を担当している政府のトップによる発表では、このウイルスの症状が出る前に人から人へ感染を起こしているようなのです。

自分が感染して症状が出るまでに、10日か2週間かかります。その間、自分が感染したことに気づいていません。

「感染してしまったことに気づかない自分から他の人に感染が行われていることがありうる」ということを中国政府の厚生大臣にあたる人が発表しています。

大量の人を隔離してもあまり意味がないということを意味しているのです。

潜伏期間が長いということは、これが非常に不気味です。どれだけ感染が広まったのかを知るのに時間がかかるのです。

先ほどは20,624人の人が感染しているということは、全く当てになりません。もしかしたら、10倍ではないかという説もあります。なぜならば、自分が感染しているという自覚症状がないからです。

インフルエンザの場合と比較すると分かりやすいのです。感染すれば数時間で症状が出ます。だるくなったり熱が出たりします。自分に症状が出ますし、周りに広がるのも分かります。

しかし、コロナウイルスの場合は、自分が感染したのかが分かりません。家族や職場の同僚に感染させたかも分かりません。


中国共産党政府のナンバー2の派遣

そのような状況の中で、新型コロナウイルスで不気味な現象があります。中国共産党政府のナンバー2の李克強首相が武漢に派遣されて陣頭指揮を取るということです。

これは異例中の異例だと言われています。中国の巨大なヒエラルキーのナンバー2なのです。

李克強の下には、ヒエラルキーの上にいる人がたくさんいるので、その人たちに任せればいいはずです。しかしながら、今回は李克強が派遣されて、この問題の担当者、責任者になっているのです。

これはいったいどのようなことなのでしょうか。アメリカのウォールストリート・ジャーナルでは、「李克強にとっては、これは一つのチャンスかもしれない。英雄になれるチャンスかもしれない」と。

権力があまりにも習近平主席に集中し過ぎて、李克強は影がどんどん薄くなっていました。しかしこの件で、もう一度英雄になれるチャンスが訪れたかもしれないのです。

他の考えでは、「李克強が武漢に派遣されたのは、習近平の責任回避の策ではないか」と。「中国共産党の指導部は、新型コロナウイルスがいかに深刻であり、本当の情報を掴んでいる。それがやがて明らかになった時に責任論になるはずだ」と。

責任論になった時に、その責任を問われるのは、習近平主席です。そのため、回避するためには、ナンバー2の李克強をあえて武漢に派遣することで、彼をスケープゴートにしようとしている話も出ています。

本当のことはどれだけ深刻なのか分からない中で、この李克強を派遣したということは、本当は大変なことが起きていることを裏付けているように見えます。

中国はこのような時の政策を決める意思決定システムが複雑です。中国共産党が決めるときと、中国政府が決めるときとの違いがあります。中国共産党と中国政府は別物です。

他の国と大きく違う点は、党の方が政府よりも上にあるのです。普通の民主主義の国は逆です。複数政党があってその上に、政府があるのは当然です。

ところが、中国の場合は政党は一つしかありません。一党独裁です。そのため政党が政府の上にあるのです。

今回は武漢の市長の対応が遅れたために市民の間で批判に晒されています。その原因は一党独裁です。党の指示は最初、「待て」でした。慎重に行けということです。政府は「早く警報を出すべきだ」と主張していました。

党と政府の力関係がある場合、党の方が上なのです。これによって武漢の市長の対応が遅れたと言われています。


新疆(しんきょう)ウイグル自治区

海外の中で出ている報道として、これから起きることとして大きな心配事は新疆ウイグル自治区です。

ご存知のように、新疆ウイグル自治区には、100万人から300万人のウイグル人の方々が再教育センターと呼ばれる強制収容所にいます。恐ろしく衛生状態が悪い中に、酷い健康状態で押し込められているのです。

この人たちの中で、もし新型コロナウイルスの感染が広まったらどうなるでしょうか。彼らは体力が弱まっていますから、あっと言う間に広まるでしょう。そうなった時に物凄い数の感染者と多くの人が亡くなるのではないかと強く心配されています。


日本への経済の影響

ここまでは中国のことばかりですが、人ごとではありません。日本経済にも影響がでます。

日本経済は、昨年の10月に消費税を10%に上げました。その影響は早くも出てきています。昨年の10月から12月までの第四四半期のGDPはどうやらマイナス成長になりそうだと言われています。この報道は日経新聞から出ています。

この期間の鉱工業生産はマイナス4%なのです。小売額がマイナス3.8%です。予想されてはいましたがまさかマイナス4%とは思っていなかったようです。

このままで行くと2月17日ぐらいに、この四半期のGDPが発表になります。GDPの成長率がマイナス4%のような数字が出てくる可能性が出てきました。

その中で1月から新型コロナウイルスで中国の経済状態がほぼ停止状態になっています。

その経済に貿易で依存しているのが日本です。中国との貿易が間違いなく減少します。

すでに中国人の観光客が激減しています。そうなると昨年第四四半期だけではなく今年の第一四半期、これがもしかしたらGDPマイナス成長になるかもしれません。GDPのマイナス成長がこれからも続くと言う大変なことが起きているのかもしれません。


参考文献:ユーチューブ:【新型コロナウイルス】海外報道情報まとめ【及川幸久氏−BREAKING−】

URL<https://www.youtube.com/watch?v=xKpBvbF0Qd8&t=9s>アクセス日:2020年2月4日


まとめ

コロナウイルスは、SARSに比べて、多くは亡くなっていない

今回の新型ウイルスの特徴は、潜伏期間が長いウイルス

感染してしまったことに気づかない自分から他の人に感染が行われている

中国共産党政府のナンバー2の李克強首相が武漢に派遣されて陣頭指揮を取る

体力が弱っている新疆ウイグル自治区にコロナウイルスが広がったならば

日本経済はGDPのマイナス成長がこれからも続く


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地球は乗っ取られている。それも、私たちが、神だと信じている存在によって。「聖典をかける少女」によりますと、創世記がどのように、誰によって書かれたか説明されています。「プレアデス+かく語りき」がモチーフになっているようですが、地球は、30万年前に聖書に登場する創造神たちによって乗っ取られていることが理解できます。

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