中国共産党の闇は儒教にある

中国共産党の闇は儒教にある

この記事の概要

中国共産党の闇は儒教にあるのです。儒教というのは無神論です。無神論であるがゆえに、神の下の平等という考え方が生まれません。共産主義と儒教には共通点が3つもあります。一つは無神論で無神論とは神の前の平等が生まれないことです。二つ目は資本パワーは悪であるということです。三つ目は少数のエリートが選ばれて愚かな大衆を指導するのが正しいという考え方です。


中国共産党の始まり

実は中国が共産主義体制になる前に、正式には、中華民国という清朝清国、要するに皇帝をいただく古い体制の中国がありました。それが辛亥革命によって、20世紀初めに孫文によって倒されたのです。

辛亥革命は、1911年から1912年にかけて、清で発生した共和革命である。名称は、革命が勃発した1911年の干支である辛亥に因む。10月に孫文の影響を受けた革命軍が武昌と漢陽を武力制圧し、黎元洪を都督として中華民国軍政府が成立を宣言した。清国は革命軍の制圧に失敗し、15省が次々と独立を宣言した。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2023年3月19日 (日) 17:37での最新版を取得。

その国民党が、最初は中国全体を支配していました。日本が第二次世界大戦で負けた相手も、毛沢東の中国共産党ではなく孫文の後継者である蒋介石でした。

蒋介石の国民党に負けたのです。その国民党と共産党が、内戦になり、共産党が勝利し、国民党は台湾に追い出されてしまいました。中華民国で台湾が中華民国になり、中国本土の方が中国共産党の支配する中華人民共和国になりました。


民主主義の原点

ところが、民主主義という点では、台湾や香港の方がはるかに進んでいるのです。なぜそうなったのかは、一つは儒教にあります。儒教というのは無神論です。無神論であるがゆえに、神の下の平等という考え方が生まれません。

アメリカの独立宣言には、「人は神の創造物」と記載されています。すべてを創った者すなわちザ・クリエイターが神なのです。「造物主の下に我々人間は、すべて平等である」とアメリカ独立宣言に出されました。

ところが、この宣言が出た時には、黒人差別やネイティヴ・アメリカン差別がありました。「あの人たちだって人間じゃないのか」というツッコミ所もあります。

ここでは、基本的に神という巨大な存在を想定し、その前では我々人間は、偉い人間も優秀な人間もなく、みんな同じなんだという平等主義が生まれたのです。これが民主主義を生むきっかけとなりました。

ところが中国の儒教には、「平等」という考えがありません。人間はいい人間と悪い人間がいて、真面目に働いてる人もいれば、刑務所に行ったり来たりしている人もいます。

優秀な人間とそうじゃない人間がいるのです。ノーベル賞を取る人もいれば、学校の劣等生もいます。それがみんな平等だなんてことはおかしいと思うのです。そこでその中からエリートを選んでエリートが、愚かな民を指導するようにすればいいいうのが儒教の基本的考え方です。だから士農工商になるのです。これは民主主義を生む思想ではありません。

孫 文は、中華民国の政治家・革命家・思想家・政治運動家・医師。初代中華民国臨時大総統。中国国民党総理。 「中国革命の父」である。中華民国では中国最初の共和制の創始者として長らく国父と呼ばれ、近年は中華人民共和国でも「近代革命先行者」の「国父」として、再評価が進んでいる。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2023年3月28日 (火) 19:17での最新版を取得。

孫文氏は、アメリカ育ちのキリスト教徒でした。中国をアメリカ・スタイルの資本主義国家・民主主義国家にしようとしましたが、結局失敗しました。


儒教は共産主義と共通する

中華民国は、共産党中国に取って代わられたのです。「なぜ失敗したのか」の分析があまり世界でなされていません。原因は要するに儒教です。儒教は万人平等とは認めていないのです。

ですから士農工商といった身分差があり、「商人・商売を悪い」こととして位置付けました。なぜかというと農業や工業は物を作って人間を幸せにしますが、商売は人が汗水垂らして作ったものを右から左に動かすだけの「こすからいもの」だという考え方があるからです。

実は儒教の世界では資本主義も民主主義も発展しにくいのです。日本では、渋沢栄一が、儒教から生じた資本主義への嫌悪感をうまく取り除いてくれました。

ところが残念ながら中華民国には、渋沢栄一のような人がいませんでした。そのため、「資本主義は悪い奴のやることだ」ということになります。

中華民国では、社会奉仕活動などにお金出す気にはなりません。自分たちさえ儲かればいいという悪徳資本家になります。せっかく孫文氏が作った新しい中華民国は、民主主義の面でも資本主義の面でも儒教に邪魔されてしまったのです。

そこへ颯爽と登場したのが毛沢東でした。共産主義と儒教には共通点が3つもあります。

  1. 無神論。無神論とは神の前の平等が生まれないこと。
  2. 資本パワーは悪である。
  3. 少数のエリートが選ばれて愚かな大衆を指導するのが正しい。

儒教と共産主義には共通点が3つもあるので、結局毛沢東が勝利してしまいました。しかしながら、数十年後には、中国では、お札の肖像に毛沢東を使用していることに対して恥じる日が来るでしょう。「なんでこんなバカなことをしたんだろう」と。


共産主義は大粛清を行う

共産党を支持してしまったことに対して、「黒歴史として消してしまいたい」という日が必ず来ます。なぜならば、共産主義は粛清を行います。つまり一党独裁なので、従わない連中は皆殺しにするのです。それを今は無きソビエト連邦が行いました。

ロシアは帝国でしたが、ソビエト連邦になり、ロシア共和国になっています。そのソビエト連邦は、共産主義の時代にレーニンの後継者であるスターリンという男が、自分に逆らう人間を殺しまくりました。

確かな統計は取れていませんが、数千万人という当時のソビエト人民を殺したのです。これが共産主義の悪いところです。カンボジアも共産党時代に、国民の4分の1かそれ以上である半数が殺されるという酷いことをして来ました。クメール・ルージュというカンボジア共産党が支配していた時代です。

実は中国でも大規模な粛清がありました。粛清とは具体的に言えば「逆らう者は皆殺し」ということです。毛沢東の時代です。つまり毛沢東というのは実は中国人でありながら、中国人を最も殺した人間です。

どれぐらい殺したかというと、20万人から2000万人とあまり幅があり過ぎます。おそらく、1000万人は下らないと見込まれています。とにかく中国人を一番殺した人間というのは実は毛沢東なのです。

それを中国では、紙幣の肖像に使用しています。天安門広場には、この肖像が飾られた上に毛沢東の銅像まで立っています。スターリンもソビエト時代は銅像がソビエト各地に立っていました。ところが、全部引き倒されました。現在、スターリンの肖像を掲げる人間は、一人もいません。

中国共産党は、それを誤魔化すために、夏休み映画大会が行われます。何をやるかというと、「軍国主義日本の侵略はこんなに酷かった」、「日本兵によってこんなにたくさん中国人が殺された」と朝から晩まで行うのです。

戦争でしたから、日本軍国主義は中国人を殺したかもしれませんが、毛沢東に比べれば何百分の1です。または、何千分の1かもしれません。それを日本の特に左翼系に多いのですが、良心的だと思い込んでいる歴史学者は中国の言う通り南京大虐殺もあったと認めています。


南京大虐殺の嘘

日本が南京を攻略したのは南京を植民地として利用するためです。そこにいる人間を皆殺しにしてしまったら意味がありません。

皆殺しにしたので、ホロコースとイン南京というのは、間違いです。ホロコーストとは、ナチス・ドイツのヒトラーがユダヤ人を滅亡・絶滅させようとして行ったことなのです。日本人は少なくとも中国人を絶滅させようとは夢にも考えたことはありませんでした。

日本にとって不利益で不愉快なことを述べるのが学者の良心だと考えている人々には、気をつけた方がいいのです。

南京で日本軍によって、殺されなくてもいい人は殺されたことは、多分あったでしょう。それは戦争には付き物ですが、少なくとも組織的な大虐殺ではないということは確実に言えるのです。しかし、中国では未だに虐殺を主張しています。

彼らの目的はそれを強調することによって、毛沢東の犯罪をあるいは中国共産党の犯罪を隠すためだということに中国人民も早く気がついて欲しいのです。


参考文献:ユーチューブ、中国共産党の闇 〜共産主義と儒教!その共通点とは!?〜

URL< https://www.youtube.com/watch?v=zNaE59pWOuQ>アクセス日:2023年3月29日


まとめ

孫文氏が作った新しい中華民国は、民主主義の面でも資本主義の面でも儒教に邪魔されてしまった。

共産主義と儒教の3つの共通点、

  1. 無神論。
  2. 資本パワーは悪。
  3. 少数のエリートが大衆を指導する。

儒教と共産主義には共通点が3つもあるので毛沢東が勝利してしまった。


紹介欄

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