電子機器に使用されるOSトロンは世界ナンバーワン

電子機器に使用されるOSトロンは世界ナンバーワン

  • 2024年1月1日
  • 2023年12月31日
  • 社会

この記事の概要

電子機器に使用されるOSトロンは世界ナンバーワンのシェアです。OSはパソコンだけに搭載されているものだけではなく、電子制御された機器、例えばエアコンのリモコン、洗濯機、テレビや自動車などに使用されています。パソコンで世界ナンバーワンのシェアを取れなかったのは、政治の圧力に屈する形で撤退せざるを得なかったからです。


世界で一番使用されているOSトロン

世界で一番使われているOSといえば、ウィンドウズで、2番目は、マックを思い浮かべます。ところが、OSの界隈で世界ナンバーワンなのはある日本人の天才によって作り出されたトロンなのす。それは純国産のOSです。(OSは、Operating System(オペレーティングシステム)の略で、パソコンの操作やアプリなどを使うために必要なソフトウェア。)
日本には、これほど凄い技術があります。一般的に世界ナンバーワンOSは、ウィンドウズだと思っています。パソコンという枠の中では、ウィンドウズが1番使用されています。
しかしながら、OSはパソコンだけに搭載されているものではありません。 周りを見渡すと電子制御された機器が数多くあります。例えばエアコンのリモコン、洗濯機、テレビや自動車などに使用されていますので、数えきれないほどあります。
現在では機器がネットワークにつがり、IOT(Internet of Things)として私たちの生活を支えてくれ、端末にも搭載されています。それらには パソコンとは異なるもっと応答速度の速いコンパクトなOSが搭載されています。
IOTは、従来のパソコンやサーバーだけではなく、さまざまなモノがインターネットにつながる技術革新です。IOTは、センサー、ソフトウェア、その他のテクノロジーが組み込まれた、物理オブジェクト(モノ)のネットワークを表します。
世界的な規模で見ると、年間100億台以上も生産されています。そのOSの大半に使用されているのが純国産OSトロンです。この強大な規模に比べてみると、パソコンやスマホのシェアほんの5%程度しかありません。
OSという部類では、このトロンが圧倒的に世界ナンバーワンなのです。普段慣れ親しんでいるパソコン用のOSでは、マイクロソフトがナンバーワンです。しかしながら、本来であれば、トロンが世界一を取る可能性が非常に高かったのです。
パソコン業界において、世界ナンバーワンのシェアを取れなかったのは、政治の圧力に屈する形でパソコン業界から撤退せざるを得なかったのでした。
アメリカが横から口出しをしなければ、パソコン業界においても、OSのシェアは日本が取得していはずです。現在の日本は経済的にも、ポジション的にも大きく変わっていだでしょう。

トロンの歴史

このトロンは、世界を支えていると言っ ても過言ではありません。 トロンは1983年に坂村健 先生(現在は東京大学名誉教授)によって考案されました。当時は東京大学の助手だった坂村氏は、近い将来あらゆる電化製品や自動車などに、コンピューターが組み込まれ、ネットワークで繋がる時代が来ると考えました。1983年に、現在のIOT社会が見えていたのです。(JAL123便の事件は1985年)
現代人からしたら当たり前の話ですが、40年前にはインターネットはない時代でした。パソコンと言われるものでは、やっとマイコンが出回り出した頃です。携帯電話も普及していませんでした。
コンピューターとコンピューターがネットワークで繋がることは、誰も想像できない時代でした。家電にコンピューターが組み込まれることは、一般の人々には全く理解されない時期だったのです。
ところが、企業からは大きな注目を集めていました。プロジェクトには多くの大企業が参加して行きます。名だたる会社ばかりで、富士通、三菱電気、日立製作所、日本電気、松下電気といった大企業が参加するようになりました。
このことによって、東京大学の一研究室で始まったトロンの開発が、一気に日本の最高峰である技術力が集結する巨大プロジェクトへと発展して行ったのです。
このトロンは パソコンではなく家電などに組み込まれるOSの開発を行っていました。この勢いに乗って、パソコン用のOSも開発する話になりました。

パソコン用Bトロンの開発

トロンとは別にBトロンというパソコン用のOSの開発も始めました。この開発には日本政府も熱望し全面的にバックアップすることで、文部省がコンピューター開発教育センターを作り、B トロンを搭載した純国産パソコンを量産し、国内の学校に配布し、小中学生に操作方法を学んでもらう計画が立てられました。
このBトロンは非常に優れていました。当時のマイクロソフトのOSでさえも、マウスという概念が存在していませんでしたが、Bトロンには既にペン型のマウスで操作をする概念があっ たのです。
テレビ画像を取り込んで加工するなどの高度な技術がありました。これに焦ったのがアメリカです。当時日本はバブルに向かい勢いづいていた。
何を作っても高品質なものを送り出し、世界中で、どんどん売れていったのです。日米貿易は、日本ばかりのものが売れて、アメリカ側は貿易赤字の様相でした。
これによって、アメリカはかなりの危機感を抱いていました。国産パソコンが日本国内にばらまかれてしまうとマイクロソフトが日本に進出できなくなります。
車のように世界中のシェアを日本に取られるかもしれないことが予想できました。自動車に続いてパソコンまで奪われては困るので、なんとかして阻止しなければなりませんでした。実力で阻止できないアメリカは他の手段を考え出してきました。戦争でも兵士同士のガチンコ勝負では勝てないと分かると、空爆による一般市民の虐殺をし、日本を降伏へ追いやりました。
貿易では、裏技を出してきました。それが不公正貿易障壁や包括通商法スーパー 301条の制裁条項にこのトロンを指定したのです。要するにアメリカが、 「最近日本がやり過ぎだからもうちょっと空気読んでくれませんか」と言った圧力をかけてきた態度を取ってきたのです。
これに対して日本のハードウェア・メーカーは、アメリカを敵に回したくありませんでしたので、空気を読んでBトロンの搭載を断念しました。
結果的にアメリカからの圧に屈する形で、国家プロジェクトだったBトロンの開発を断念してしまいました。しかし、パソコン用のOSであるBトロンは、ここで潰えましたが、初めに計画していた本来のトロンの目的は、シェアを拡大して行くことになりました。

あらゆる機器に搭載されるトロン

ロケット開発事業において、ロケットをコントロールするシステムに使われているのがトロンです。アクションカメラや自動車エンジン制御、カーナビ、デジタルカメラ、冷蔵庫などあらゆるものに搭載されています。
スマホのOSは、AndroidやiOSが搭載されていますが、カメラやバッテリー、ディスプレイなどの細かなパーツの組み込みOSは、トロンが使用されています。
世界中で使用されている機器の大半に、トロンが使われています。OSの世界では、もう間違いなくトロンが圧倒的にトップなのです。
世界中でこれほど使われるようになったのかは、トロンが優れていることもありますが、開発者の坂村氏が、お金儲けに全く走らなかったことが非常に大きかったのです。

無料でダウンロードできる

トロンの設計や使用が全て無料で公開されて、誰もが自由にダウウンロードできます。入手した人は、このトロンをどのように使っても良く、改造してもいいと言われています。
そのトロンを改造しても報告する義務もありません。更に、改造した人はそのシステムを自分の知的財産として持つこともできます。坂村氏は、このトロンを販売して自分が稼ぐことをしませんでした。それとは逆に、他の皆さんが所有している会社が成長するために使用して幸福になることを願っています。このように非常な優秀なOSが無償で提供されたので爆発的に世界的に広まって行ったのです。
現代は、坂村氏が40年前に想像した IOTの時代になりました。坂村氏がトロンを世界に無償提供したことで世界のIOT化は加速したとも言っても過言ではありません。
坂村健氏(東京大学大学院情報学環教授)は、2015年にITU150アワードを受賞していいます。(ITU150アワードは、国際電気通信連合(ITU)が設立150周年を記念して2015年に設立された賞です。)
世界で最もITに貢献 した6人の中の1人として選ばれました。その6人とは、 インターネットを発明した人、携帯を開発した人、世界にパソコンを普及させたビルゲイツと言った錚々たるメンバーの中に坂村氏が選ばれました。
坂村氏が手掛けたこのトロンは、米国電子学会によって世界標準規格と認められ、更に20123年には 、25年間以上にわたって社会と生産性の発展に貢献し、世界的異業を成し遂げたものだけに送られるiEマイルストーンに認定されるなど映えある賞を受賞しています。
(iEマイルストーンとは、25年間以上にわたって社会と生産性の発展に貢献し、世界的異業を成し遂げた人に送られるもの。)

URL<https://www.youtube.com/watch?v=ZMTIa6JsW6c>アクセス日:2023年12月30日

まとめ

日本人とは自分のものと主張しないのが特徴のようだ。特許権を放棄し全ての人々に役立てたいと思う。利権や金儲けに走らないのが本来の日本人だが、今の日本人は、GHQにその特徴を壊されたが、また蘇るだろう。


紹介欄

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(日本人) (幻冬舎文庫) 

 

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