この記事の概要
統一教会は日本を金の成る木として扱っているのです。韓国は、世界を支配する運命にある民族の故郷アダムの国だと言うのです。日本は、韓国に従属するエヴァ国家です。エヴァがサタンと性関係を持ち人類が堕落した日本はサタンの国になったと言うのです。その贖罪として、日本は、金のなる木の役割を担いアダム国家韓国と国内外の統一教会に全てを捧げるべきだと説いています。
旧統一教会の基本的教義
旧統一教会は1954年に新宗教団体として韓国で設立されました。日本では、1964年に認可された新興宗教です。時代的背景は戦後です。その宗教の思想はどのようなものだったのでしょうか。
旧統一教会は、キリスト教一派の新興宗教と位置付けられています。文鮮明が16歳の時、「イエスが姿を表しイエスから啓示を受けた」と証します。このような出来事はどの宗教団体にもよくある話です。
イエス・キリストが、生前成し遂げられなかった平和の実現を目指すために、文鮮明が「罪の穢れなき血統をつくる」と言う使命を受けたとのことです。
聖書の創世記によりますと、神はアダムを最初に人間として創りました。「一人でいるのはよくない」と言うことでアダムの肋骨からエヴァを創りました。
二人はエデンの園で平和に暮らしていましたが、堕天使サタンがへびとして現れ、善悪を知る木の実をエヴァに食べさせ、知識を身につけたことからエデンの園から追放されたのです。
この話に脚色が加わります。エヴァは、蛇サタンと禁断の恋をしアダムとも性関係を持ち神の意志に背いて、悪い血をつくり出してしまいました。それが、サタンの血を引く罪を犯した人間だと言うのです。
そこで救済の計画が立てられます。救い主としてキリストが現れ、人間の間に子孫を残すことで再び綺麗な血を残すことでした。ところが、イエスは、十字架に付けられ処刑させられしまいました。イエスは、救済の計画に失敗したと言うのです。それから長い年月が経ち、救済計画として再び再降臨したのが文鮮明です。
統一教会では、信者が天国へ行くための精神性を高める儀式や祝福には必ず経費が必要だとのことです。しかし、献金を求めるところに宗教は終わっています。救いは無料のはずです。国家として社会生活を営むための税金として什分の一の律法は理解できます。ところが、教団のために什分の一を献金するのは厳しいはずです。
国家に所得税、社会保険料、地方税を納め、子供でさえ消費税を払わされているのです。そこに、宗教団体からさらに什分の一税を要求されます。「納めなければ救いはない」と脅されます。末端の信者は純粋ですからどんなに犠牲を払ってでも献金します。
集めたお金でどんどん拡大し旧統一教会は、海産物、自動車、武器製造など3000億円ほどのビジネスを展開していたそうです。この数字を見ただけで、彼らがどれほどの組織なのかが理解できます。
日本はエヴァ国
彼らの思想は、過激なほどに日本と深く関わっています。韓国は、世界を支配する運命にある民族の故郷アダムの国だと言うのです。日本は、韓国に従属するエヴァ国家です。この思想を受け入れることができる日本人は、東京裁判史観にどっぷりと洗脳され、自虐史観が強い人々だと思われます。
旧統一教会はCIAの下部組織であり日本を監視する部隊だとも考えらます。
エヴァがサタンと性関係を持ち人類が堕落した日本はサタンの国になったと言うのです。その贖罪として、日本は、金のなる木の役割を担いアダム国家韓国と国内外の統一教会に全てを捧げるべきだと説いています。このような考えを植え付けている旧統一教会には非常に憤りを感じます。
エヴァ国家は日本のLGBTや同性婚、夫婦別姓は生活共産主義とされ、認めてはならないと説いています。文鮮明の教義として、エヴァ国家日本はアダム国家韓国の植民地にすることと、天皇を自分に平伏させることと説いていたようです。
文鮮明が強烈な反共産主義者だったことは間違いないようです。しかしながら、ディープステート側のCIAの下部組織ですから、表向きは反共産主義でも実態は、全体主義思想の左翼であり、共産主義であり、グローバリストなのです。旧統一教会と関わりがあるとされる自民党を見ればわかります。本物の保守派の政治家がいません。
妻の韓鶴子氏が総裁に就任
旧統一教会の信者は1980年代に、世界中において300万人にも増えたと推測されています。現在では、かなり縮小されています。その理由が、2012年に文鮮明が亡くなったからです。
妻の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏が統一教会総裁の座に就任し、文鮮明の息子文亨進(ムン・ヒョンジン)氏は、本家と対立する分派組織サンクチャリー協会を創設します。
サンクチャリー協会は、ペンシルベニア州ニューファンドランドを本拠地とし、AR15ライフル銃(コルトAR-15デザインに基づく軽量の半自動小銃)が宗教儀式に重要な役割を果たすと述べています。別名Rod of Iron Ministries 鉄の杖ミニストリーと言われている教団です。
ライフルを持つ理由としては、文亨進氏がヨハネの黙示録を研究し、そこにキリストがいつの日か再臨し、地上の王国を鉄の杖で支配すると書かれていることが元になっています。
ヨハネの黙示録12章5節は女の子供は男の子で「鉄の杖をもって、すべての国々の民を牧すはずであるが、神のみもと、その御座に引き上げられた。」とあります。
この鉄の杖とはAR15を意味し、サンクチュアリー協会の王や王妃が武装して、王国の平和を守る必要があると解釈したからなのです。
旧統一教会は日本でどのような活動をしていたのでしょうか。どのように日本で稼いできたのでしょうか。元信者のスティーブ・ハッサン氏によりますと、「日本の信者は新聞の死亡欄に目を通して遺族の家を訪ね『あなたの愛する人が私たちに交信して来ました。』と切り出し、そして霊界で昇天できるように銀行に行って統一教会にお金を送って欲しいと言っていますよ」と迫るのです。
旧統一教会の霊感商法被害者の救済活動を行う弁護士連絡会の弁護士によりますと、「『早く現金を』と言う言葉があります。統一教会の中でこれをHGと言って信者に献金を急かす隠語」と言うことです。
末端信者達は、万物復帰の教義で「全てを捧げなさい」と言われ、実際の現場では全てを捧げることが、自分の罪の精算になり、先祖で苦しむ人を救うことになると教えられます。自分の財産全てを提供することが、非常に旧統一教会信者にとっては重要になるとのことです。
これが文字通り本当だとしたら、自分の全てを捧げなければ救いはないことになります。全国霊感商法対策弁護士連絡会によりますと昨年末まで約35年で、旧統一教会に関する被害総額は、約1237億円だったようです。この金額は、数十人規模の話ではないことが理解できます。
記者会見では、「2009年以降の案件では、トラブルはありません」と語った旧統一教会、会長の発言に反して2009年から2021年の13年の中でも約4000件の相談があります。約175億6千万円の被害が出ているとのことです。
会長の「トラブルがありません」発言に関しては、「言葉足らずだった」と言うことで修正していますが、そのような問題ではなさそうです。
これは国単位の事件の規模になります。そのほかに姓名判断や人相判断、印象鑑定、ツボ、朝鮮人参濃縮液、数珠などの高額物販などが言われていますが、このような形で刑事事件になり、旧統一教会関連の人が逮捕されている事例も実際に存在していたようです。
合同結婚式
「教会に全てを捧げる」と述べていましたが、お金などの財産だけではなく、愛も捧げなければなりません。それは、信者同士が結婚する合同結婚式です。
合同結婚式の正式名称は、国際合同祝福結婚式です。1992年には芸能人の桜田淳子氏が合同結婚式に参加したことで報道され世間に広く知られました。
合同結婚式とは、未婚の男女が文鮮明に写真を送りマッチングをしてもらった後、教会本部から相対者となった相手の写真が送られて、カップルが成立するようです。
文鮮明が亡くなった後は、教会員の家庭部長が相手を選び、二世信者の場合は親が相手探しをするそうです。
相手の方を選ぶだけではなく性行為の仕方も決められています。旧統一教会の日本人花嫁を取材していたジャーナリストによりますと、合同結婚式の初めての性交渉は一定期間禁止され、最初の性交に対して3通りの体位とその順番が決められているとのことです。
教会の教えとして避妊をしてはいけないと言われ、離婚も禁止されています。一般的にキリスト教は、表向きでは避妊や中絶、離婚は認められていません。
参加には多額の献金が必要だということが問題視されています。文鮮明が亡くなる前は、その参加費用の金額は、140万円と言われています。
日本人女性が韓国に送り込まれるケースが多く、救済する側の弁護士によりますと、韓国で家庭を持っている日本人の女性が6000人いるとのことです。
すべてを捧げるシステム
旧統一教会会員になった後は、キリスト教会と同様に収入の什分の一を献金することが奨励されています。おそらく奨励というよりも戒めだと思います。「什分の一を完納しないと救われない」と洗脳されるはずです。
なぜ宗教に属することにより、献金しなければならないのでしょうか。
全てを捧げるシステムを作り出した宗教団体ですから、世界中の信者から集めていると思われているかもしれませんが、実は統一教会の財源の7割は日本からなのです。
旧統一教会の霊感商法は2007年頃から捜査当局の摘出が始まり弁護士によりますと、刑事摘発は第一次安倍政権が終わってから増え、第二次安倍政権が始まってからパッタリとなくなったと説明しました。
第二次政権からは、ディープステートに対して「日本を儲ける国にします」と約束しているのですから、裏でもみ消されていた可能性が大いにあります。
2006年ごろから旧統一教会への大会での祝電や関連団体UPFでのビデオメッセージを送っていたのは事実です。ワシントン・ポストの記事では、旧統一教会は数十年をかけて日本を最も当てにできる金脈として確立してきたビデオメッセージが話題となりました。
2021年9月に開催された行事ではドナルド・トランプ全米大統領もリモート出演し、「文鮮明と妻の韓鶴子を讃えている」と述べています。
旧統一教会と関連する組織はその世界中の有名な政治家と他の宗教団体の聖職者を講演に招いて高額な支払いをし、その社会的地位を得ようとしたらしいのです。
1990年代半ばには、元米大統領ジョージ・W・ブッシュやジェラルド・フォード、コメディアンのビル・コスビー、ソ連のゴルバチョフ元書記長が、日本やワシントンで開かれた文鮮明主催の会議で講演を行なっています。
「当時物議を醸す宗教団体のイベントにブッシュが登壇した」とワシントン・ポストが報じると「講演料8万ドルを慈善団体に寄付する」と表明したとのことです。
8万ドルというと現在の価値では、2000万円以上の大金です。誰かが登壇すると言うことはあくまでも形式的なことで、深い関わりや意味はないとい言う意見もあります。
有名な政治家達が登壇することは形式的なこととはいえ、ここまで被害が出ている宗教団体に顔を出すと言うのは、CIA傘下の旧統一教会との関わりが非常に深かったことを意味します。
URL<https://www.youtube.com/watch?v=_nsRYrOj6m0>アクセス日:2022年9月26日
まとめ
あらゆるキリスト教布教の目的は「全てを捧げる」ことへの美徳を掲げ、共産主義への転換を行うことだ。そのために信者を従順な市民として洗脳し、あらゆる財産、才能、時間、労働の成果を奪うことにある。利益を得るのはヒエラルキーの頂点のごく一部の人だけである。