大谷翔平選手のパワーの源は丹田にあった

大谷翔平選手のパワーの源は丹田にあった

この記事の概要

大谷翔平選手のパワーの源は丹田にあったのです。ホームランを打った時のスイング時に、「プクっ」とほっぺたを丸く膨らますのは、無駄な力を抜いて衝撃の瞬間に最大限のパワーをその一点に集約するためです。息を吐いた瞬間に「グっ」と堪えて腹圧を一気に上げているのです。腹圧を一気に上げることができるのは、下腹部の丹田が普段から充実しているからです。


「プクッ」とほっぺたを丸くする

大谷選手がホームランを打った時のスイング時に、「プクっ」とほっぺたを丸く膨らますのは、無駄な力を抜いて衝撃の瞬間に最大限のパワーをその一点に集約するためです。その瞬間とは、すなわち息を吐いた瞬間に「グっ」と堪えて腹圧を一気に上げているのです。
大谷選手が、腹圧を一気に上げることができるのは、下腹部の丹田が普段から充実しているからなのです。
【丹田(たんでん)とは、エネルギーの中心となる場所を指す道教の用語。丹田は、へその下3寸(へそと恥骨稜の間を5寸とする骨度法による)に位置し、東洋医学における関元穴に相当する。丹田は、腹筋をしたときにお腹の硬くなる部分で、軽く腹筋をしてみると場所を確認しやすい。丹田は、漢方医学で、臍(へそ)より少し下のあたりをいい、ここに力を入れると健康と勇気を得るといわれる。】
大谷選手は2021年に46本のホームランを達成して以来、2022年には34本、2023年は44本のホームランで、MLBにおいて、日本人初のホームラン王を獲得しましが、怪我さえなければ、60本近くのホームランを量産できたとも言われています。
トップクラスの選手の動作を見習うことは非常に大切なことですが、細かいテクニックを真似る前に体の土台が伴っていなければ単なる模倣になってしまいます。
その意味において、WBC以降、大谷選手の真似をした選手たちがいい成績を出せなかったとも言われているのは、そこに理由があったからなのでしょう。

力の源は丹田にあり

人間の力の源とは何なのでしょうか。そこで体の基礎を作るための方法を知ることは非常に大切なことです。大谷翔平選手の強さの秘密は、丹田力です。
大谷選手がバットを振るときに必ずほっぺたを「プクッ」と膨らまします。この時の顔がハムスターに似ているのでネット界隈では「ハムスター系男子」と呼ばれています。
大谷選手がほっぺたを膨らませる技が、丹田力を集約して特大のパワーを爆発させているのです。大谷選手のようにほっぺたを膨らませてバットを振るとなぜパワーが発揮されるのでしょうか。
それは、丹田に力が入るからです。丹田は古来より日本では身体の中心となる部分です。肉体と精神の源であり、非常に大切な部分だと考えられてきました。
丹田は、臍(へそ)より少し下のあたりの空間のことだと思っておくと分かりやすいです。この身体の中の空間を満たすことで、丹田の力を発揮することができます。

体のしなやかさ

空間を満たすというのは、腹圧を上げるということです。腹圧とは、正式には腹腔内圧のことです。横隔膜より下にあり、下腹部の内部の圧力が高まると腰骨の安定性が高まります。
身体の中心である腰がをしっかりと据えることができるようになることで、上半身と半身をしなやかに連動させて動かせるようになります。そのため、バットスイングは腕や足だけではなく、胴体のしなやかさが大きな役割を果たしているのです。
腕と脚を連結する胴体のしなやかさが、連動性を生んでいます。胴体のしなやかさとは、胸骨、肋骨で覆われた胸の部分の運動能力です。ここが、いかにしなやかに動くかということなのです。この部分が、運動パフォーマンスすなわち性能の全てにつながります。
体の調子が良いかは、ピッチャーも胸郭のしなやかさな状態を押しはかる基準にしています。どのような動きかというと腕を耳に近づけて反対側に体を倒していく動作です。
これらの動きで硬さを感じたり脇腹や肩周りの痛みを感じる場合は、胸郭が硬くて上半身と下半身が連動していないことが分かります。
ほとんどの人は体が硬いので、硬いからといって落ち込まないでください。なぜ胸郭が硬くなり、しなやかに動かせないかは、腹圧が低いのが原因なのです。
胸郭の運動能力を高めるには、腹圧をあげることが大事です。腹圧を上げることで腰の部分に支えができます。そうすることで上半身の力みがなくなり、胸郭をしなやかに動かせるようになります。
丹田を使うということで、胸郭の運動能力が高まり、手足がしなやかに連動して中心からのパワーが指先まで伝わるのです。逆に腹圧が低く、腹圧が弱い場合、どんなに筋肉を鍛えても上半身とか半身がバラバラにしか動かせない状態になってしまいます。
そのため、胴体の筋力や回旋力(回旋力は、体幹と四肢が滞りなく連動することで、最適な力を発揮することが可能となります。回旋動作は1つの関節で起こっているわけではなく、股関節を含めて脊柱(背骨)全体で力を発揮しています。)を使えなくなり、持っているパワーを十分に発揮できなくなるのです。

腹圧を高めるために

腹圧を高めるために2つの事を行います。一つ目は息を吐くことです。そして2つ目はお尻を締めることです。

1. 息を吐くことは、大谷選手がスウィング時に、ほっぺたを膨らませる行為です。バットを振る時、息を吸った瞬間、息を「すっ」と堪えて、腹圧を一気に高めます。その瞬間に「ぐーっ」と圧力が上がり、全身が連動するのです。それによって、踏み込んだ足の接地感が、抜群に出て下半身が安定します。

腹部より下に強靭な安定感があるので、爆発的な回旋力が生まれるのです。この腹圧の高さすなわち、丹田力の秘訣は、息を吸って吐いた瞬間に「堪える」という呼吸法にあります。

2. お尻を絞めることは簡単です。腹圧を高めるにはその空間を密閉しないと圧をかけられません。蓋が開いていたら圧をかけても空気が漏れてしまいます。

つまりお尻の穴が緩んでいると、「ふっ」と息を吐いても腹圧をかけられない状態です。お尻を「ぐっ」と締めておくことで圧力が一気に高まるのです。

「キュッ」とお尻を入れて、お尻の筋肉をしっかり引き締める状態で息を吐けば、腹圧は自然とた高まります。大谷選手の凄いところは、普段の姿勢からお尻が閉まっているところです。
野球をしているとき、バットを振る瞬間だけではなく、普段、歩いている時も、インタビューを受けている時も、高い腹圧を維持していることが窺えます。日常の生活から丹田が充実しているのです。
そして大谷選手は非常に安定したメンタリティの持ち主です。精神性についても評価が高いのです。その証拠に、得点圏では勝負してもらえませんでした。そのため得点圏打率や打点も低くなります。しかしながら、個人の能力を数値化された値では、メジャーの選手では、ナンバーワンでした。
例えば、大谷翔平選手の2023年のWARは10.0で、MLBトップの成績です。これは、打撃、走塁、守備、投球などの貢献度を総合的に評価するセイバーメトリクスの指標「WAR(Wins Above Replacement)」で、大谷選手が初めて達成した10.0です。
丹田、下腹部の強さというのは、そのままメンタルに直結しています。メンタルが弱い人の共通点は、丹田が弱いのです。それは、お腹が弱いということです。運動能力が高く、才能が豊かでも精神的なショックを受けると丹田が弱々しくなります。
どんなに才能があったとしても、その才能を生かすのは、常に精神力だと言われています。否定的なことが起きてすぐに落ち込んでしまったり感情が揺れ動いてしまわないように精神力を身につけるためにも丹田を鍛えることが重要なのです。

丹田の使い方

丹田の使い方は、一瞬で変化することはありません。丹田力というのは長い年月努力してようやく得られるようになります。
しかしながら、ほとんどが手探りでトレーニングをしていたり、似たり寄ったりな呼吸法の指導がほとんどだから時間を多く要しているのです。
丹田を使えるように活性化させるには、ステレオタイプ(多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念、レッテル、偏見、差別などの類型化された観念)な指導ではいけません。
なぜなら、人は生まれもった骨格の形状が違い、性質も全く異なるからです。それに、そのときの状態や環境によって向き合う方法が変わります。そこで、一人一人の体の性質を把握しておかなければ活性化することは、非常に難しいのです。
そのために、個人のセンスや才能に一人しまうのです。潜在能力が、まだ発揮されていない性能を引き出すためには、個人指導してくれるトレーナーが必要です。体の中で今まで眠り続けていた神経回路を開くことで定められていた身体機能が急激に高まります。

お尻の締め方

丹田呼吸とは、息を吐きながら腹圧を高める呼吸法のことです。そこで、丹田呼吸を行うときに、「肛門を締めろ」とよく言われます。
その方法とは、骨盤の底の蓋をしっかりと締めるための方法が勘違いされています。肛門を「キュッ」と締めることばっかり意識していると、呼吸がぎこちなくなって、他のところに力が入ってしまいます。
お尻を締めないと腹圧が上げられません。そのため丹田が使えなくなります。お尻に蓋をすると言うのは、お尻の穴を「キュッ」と締めるのではありません。骨盤の位置を移動させるだけでいいのです。
お尻がでていると、骨盤底筋が働きません。これは骨盤が前傾している姿勢の日本人は多いようです。骨盤が前傾して、反り腰の状態です。
お尻の締まり具合は、その人の若さであり、潜在的なパワーを表しています。お尻が後ろに出ていると、お腹も弱くなるので、骨盤を前にスライドさせることが有効的です。
そうするとお尻の筋肉が自然に持ち上がって、引き締まるのが分かります。骨盤をその位置に持っていけば、肛門を締めようと意識しなくても自然にいい感じに締まります。骨盤をその位置にして息を吐けば、自然と腹圧が高まるのです。
大谷選手は、お尻の穴を締めようとは意識していないはずです。日常の姿勢から体の使い方が、無意識にできているようです。
意識しなくてもお尻が締まる体の使い方ができるようにお尻を締めて、腹圧を上げることを毎日の習慣に試みてみましょう。

URL<https://www.youtube.com/watch?v=brqKnGciRAY>アクセス日:2023年10月7日

まとめ

ほっぺたを膨らませて打撃していたのは、無駄な力を抜いて衝撃の瞬間に最大限のパワーをその一点に集約するためだった。

大谷翔平選手の強さの秘密は、丹田力。
丹田を使うということで、胸郭の運動能力が高まり、手足がしなやかに連動して中心からのパワーが指先まで伝わる。
丹田呼吸を行うときに、「肛門を締めろ」と言われるが、お尻の穴を「キュッ」と締めるのではない。骨盤の位置を移動させるだけでいい。

紹介欄

SHOーTIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男

不可能を可能にする 大谷翔平120の思考

丹田を作る!丹田を使う!: 身体中心の意識が、秘めた能力を引き出す

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