この記事の概要
突然人がバタバタ倒れる動画はコロナウイルスによるものなのかが不安になります。コロナによる髄膜炎は非常に稀だとのことです。では突然倒れるというのは、中枢神経の感染か心臓が弱っていたのかが考えられるようです。
新型コロナウイルスと髄膜炎
髄膜炎を破傷して意識がなく重篤な状態になった男性の患者さんがいると報じられています。
ウイルスに罹患すると、ウイルス性の髄膜炎というのを起こすことがあるのです。このことは、頻繁にではなく、頻度も決して多いケースではないようです。
症状としては強い頭痛が特徴です。「ウイルスの髄膜炎」と診断されてしまうと大変心配です。例えば、バイキンが入っての髄膜炎とウイルス性の髄膜炎では重症度に違いがあるとのことです。
細菌性の髄膜炎は、命に関わることも想定しなければなりません。ウイルス性の髄膜炎では、1週間から10日くらいで自然に軽快してくると言われています。
基本的に予後(よご:病気にかかった者について、その病気がたどる経過と結末に関する、医学上の見通し)、見通しはそれほど悪い病気ではありません。基本的には色々差があります。
ウイルス性の髄膜炎においては色々なウイルスが髄膜炎をしてくるのですが、実はコロナウイルス髄膜炎を起こすウイルスとしては決して主流ではないのです。
有名なのはエントロウイルスとかオタふく風邪を起こすムンプスウイルスとかヘルプスウイルス、インフルエンザウイルス、他にも様々なウイルスが起こすと言われています。
『ムンプスウイルス』:パラミクソウイルス科ルブラウイルス属に属する流行性耳下腺炎の原因ウイルスである。 ビリオンは、直径150~300nmで球状になっており、カプシドの内部には転写に必要な複合体構造がある。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2019年1月4日 (金) 03:15(日本時間)現在での最新版を取得。
コロナウイルスは髄膜炎を起こすウイルスとしては決して主流とは言えないのです。しかし色々な文献を見ると、コロナウイルスによる髄膜炎とは、髄膜と脳を包んでいる膜から、さらに進むと脳炎を起こすとされています。
脳自体が炎症してくるわけです。コロナウイルスによる髄膜炎や脳炎というのは医療者としては、あまり聞かないとのことです。ところが、文献を調べてみるとウイルスによる髄膜炎は起こしうると指摘されています。
意識障害を起こした髄膜炎の中でも重度の場合、脳炎を起こしていると考えられる理由なのです。
脳炎まで起こしてくると意識障害を起こしたり様々な精神神経の症状を起こして来たりします。
ウイルス性の髄膜炎やウイルス性の脳炎として診療した結果、ウイルス性の脳炎に至っては人工呼吸器をつけた後の改善例があります。この人は後遺症はないほどに改善し他とのことです。
バタバタと倒れる動画
中国やイランなどでバタバタと倒れる動画が出ています。あれはウイルス性の髄膜炎ではないかとの見解を出す方がいます。それで突然死したのではないかという話です。
普通に元気にしていてあるいは普通に立っていた人が突然「バタッ」と倒れる可能性は低いのではないかとのことです。
突然死は、医学的に理由をつければ考えることができます。非常に重度の脳炎で痙攣をし、生死をさまようかもしれない状況に考えることはできます。いきなり脳炎になるかというとそれは違います。
突然倒れてしまう動画を見ていると本当に元気な状態です。普通に立っている状態から突然「バタッ」と倒れたりするのです。髄膜炎や脳炎からの突然死であるのは早計なのではないかとのことです。
動画だと前後が分かりません。心臓がやられて「バタッ」て倒れる可能性はより考えやすいと思います。
新型コロナウイルスには中枢神経の感染がありうるということなのです。そこに関しては注意して見ていく必要があるとのことです。
一般に、健康な状態から「バタッ」と倒れることはないようです。
参考文献:ユーチューブ:緩和ケアちゃんねる・かんわいんちょー・Dr Palliative care JP、新型コロナのS型とL型の違いと真相 日本ではL型は◯割! 髄膜炎で突然死するのは真実?
URL<https://www.youtube.com/watch?v=uj4YZE5tn6Y>アクセス日:2020年3月17日
まとめ
バイキンが入っての髄膜炎とウイルス性の髄膜炎では重症度に違いがある
コロナウイルスは髄膜炎を起こすウイルスとしては決して主流とは言えない
普通に立っていた人が突然「バタッ」と倒れる可能性は低い
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