この記事の概要
生物化学兵器に異論を唱える新聞社があるのです。それはワシントン・ポストです。バイオセーフティーレベル4にはウイルスの漏洩は考えられないと言うのです。ところが、中国共産党のプロパガンダの新聞China Watch とワシントン・ポストは仲がいいのです。
コロナウイルス化学兵器は誤報説
「新型コロナウイルスの生物化学兵器説は誤報だ」とワシントン・ポストが異論を唱えました。
新型コロナウイルスは中国が開発した生物化学兵器だと言うことを、色々なユーチューバーがアップロードしています。
化学兵器だという陰謀論的な情報がアメリカや様々なメディアで広がっています。ワシントン・ポストが1月29日付の記事で、「これは誤報である」と異論を発表しています。
生物兵器ではないかと言う説は、最初は、イギリスのデイリーメール新聞社が出しました。
二つのワシントン紙
そのすぐ後にワシントン・タイムズが生物化学兵器について出しました。このワシントン・タイムスは、統一教会が買収した新聞社なので信頼性は大丈夫なのだろうかとも世間では思われています。
確かにそれは事実です。このワシントン・ダイムズはワシントンにある唯一の保守系の新聞社なのです。ワシントンの保守系の人々で特に共和党の人々はみんな読んでいます。
この新聞社の論説をしている方々は結構有名な方が多いとのことです。内容に関しては、信頼性はあるようです。
ワシントン・タイムズの中でのスクープは、中国科学院の武漢病毒研究所がコロナウイルスを製造していているとのことです。
そこは2003年に香港で猛威を振るったSARSの研究していました。研究どころかこのSARSを生物化学兵器として使うために製造していると言うのです。
これに対して、同じワシントンの新聞では、ワシントン・ポストの方が遥かに有名です。アメリカを代表するリベラルの新聞として、現在、世界に広がっている新型コロナウイルスの人造説を専門家が否定しています。
この研究所が人間によって化学的につくったという説を専門家が否定している記事を出したのです。
有名なラトガーズ大学の生物学の教授 Richard Ebright が、ウイルスの遺伝子情報と特徴によると、「このウイルスが人工のものである証拠はない」というコメントを出しています。
生物兵器の専門家 Tim Trevan は、「ほとんどの国は、長年の生物兵器開発で結果が出ないので既に放棄した。中国を含め他の国も実際に生物兵器をつくってはいない」とのことです。
バイオセーフティーレベル
ワシントン・タイムズの方が報道した中国科学院・武漢病毒研究所は世界トップクラスの病毒研究所であり、セーフティーレベル4と認定がされています。
バイオセーフティーレベルとは、細菌やウイルス等を取り扱う実験室や施設等の分類を定義したものでです。
レベルは、1から4までの4段階に分類されています。各レベルにおける要件は厳密に定められていて、これらの取り決めを遵守して研究を行う義務が実験者にはあります。
レベル4の研究所は、極めて難しいリスク管理ができないと認定されません。例えば、治療法のないエボラ・ウイルスなど極めて危険な因子に適用されるリスク管理です。
その研究所から、この病原菌やウイルスが漏れるということはほとんど考えられません。ウイルが絶対逃げないほどの対策をしている研究所なのでレベル4になっています。
そのため、「このようなウイルスの漏洩などありえない話だ」とワシントンポストはコメントを出しています。
生物兵器は的を絞る
コロナウイルスをもし生物兵器として使うとしたら、極めて不便なのだそうです。なぜならば、生物兵器は、広く拡散してしまうものではないからです。
このウイルスは、武漢や中国どころか、世界中に拡散されてしまっているのです。こんなに拡散されるものが生物兵器ではないのです。
兵器とはもっとターゲットを絞って、「ここを殺す」というように、「絞られて使われるもの」であるものなのです。このような拡散性のあるものは生物化学兵器ではないとコメントを出しています。
陰謀論が広がった
中国共産党の英語の新聞である人民日報が出している英語版、Global times が陰謀論を唱えています。今回の新型コロナウイルスは、実は、米国が仕掛けたウイルスではないかと。
「SARSの時もそうだし、今回の武漢もそうだし、なんで中国ばかりがコロナウイルスで被害を受けるんだ、これはアメリカが仕掛けた陰謀なのではないか」とワシントン・ポストが出している記事の内容なのです。
今は確かに生物兵器ではないかという証拠はないので、ある種の陰謀論がインターネットのサイトで非常に広がっています。日本でもYouTubeで広がっています。
「ワシントン・タイムズの記事は単なる陰謀であって、証拠はないのだ」と様々並べてありました。
中国共産党のプロパガンダ
別の情報として、China Watchという新聞があります。これは中国共産党のプロパガンダ紙なのです。常に中国のプロパガンダのためにつくられている新聞です。
この新聞には、アメリカには英語版、日本には日本語版があります。このChina Watchをアメリカはワシントン・ポストが、日本は毎日新聞などが折込記事として載せているのです。
ワシントン・ポストには折込記事が時々載っています。それに対してワシントン・ポストの主張は、China Watchという新聞が勝手につくった内容であって、ワシントン・ポストは全くタッチしていないというのです。
随分この新聞社は中国共産党と仲がいいようにも見えます。
ワシントン・ポストがこの生物兵器をやけに熱心に否定していますが、リベラルなワシントン・ポストと中国共産党の関係を見れば、ワシントン・ポストの記事は、あまり信用できるものではなさそうです。
参考文献:新型コロナウイルス生物兵器説は誤報?Washington Postが異論【及川幸久氏−BREAKING−】
URL<https://www.youtube.com/watch?v=_daRCbjYXTg>アクセス日:2020年2月3日
まとめ
ワシントン・ポストは、新型コロナウイルスの生物化学兵器説は誤報
ワシントン・タイムスは、統一教会が買収した新聞社だが論説をしている方々は結構有名な方が多いとのことです。内容に関しては、信頼性はある
ワシントン・ポストの方が遥かに有名でアメリカを代表するリベラルの新聞
バイオセーフティーレベル4にはウイルスの漏洩は考えられない
生物兵器は、広く拡散してしまうものではない
アメリカが仕掛けた陰謀なのではないか?
中国共産党のプロパガンダの新聞China Watch とワシントン・ポストは仲がいい