最悪の食糧危機が今年後半から始まる

最悪の食糧危機が今年後半から始まる

この記事の概要

最悪の食糧危機が今年後半から始まるようです。その解決策がないと言われています。この食糧危機の原因はウクライナ侵攻で、この戦争はパンデミック、気候変動、原油高によって弱体化した世界の食糧システムを直撃しています。ただで弱体化している中にウクライナの穀物の輸出はほとんど停止し、ロシアの輸出も脅かされているのです。


最悪の食糧危機が今年後半から始まる

食糧危機の話が日本のメディアでも報道されています。世界のメディアでは、多くの食糧危機の情報がさまざまな形で報道されているのです。

しかしながら、「食糧危機が来る」というだけで解決策はほぼ見当たりません。

戦争は弱体化した世界を大量の飢餓にしてしまいます。この問題の解決は全ての人の仕事です。2022年後半、8月ぐらいから、「世界で最悪の食糧危機が始まる」とエコノミストの雑誌には記述されています。

エコノミストの表紙がネット上で非常に話題になっています。その表紙は、小麦の穂がたわわになっていいますが、この表紙を近付いてよく見てみますと小麦ではありません。人間のドクロなのです。それが小麦の実として表現しています。これは、世界の主要メディアらしい表現の仕方をしています。


世界の食糧システムを直撃

その内容とは、プーチンはウクライナに侵攻することで戦場から遠く離れた人々との生活を破壊し、彼でさえ後悔するかもしれない規模になる。

この食糧危機の原因はウクライナ侵攻である。この戦争はパンデミック、気候変動、原油高によって弱体化した世界の食糧システムを直撃している。

ただで弱体化している中にウクライナの侵攻があった。ウクライナの穀物の輸出はほとんど停止し、ロシアの輸出も脅かされている」と。

ロシアとウクライナは特に穀物の小麦の輸出国です。1位はロシアであり、5位はウクライナなのです。合計で世界の年間販売量の29%すなわち3割を占めているのです。

世界で取引されているカロリーの12%をこの2カ国で輸出していいます。その結果、小麦の価格は年初から53%も上昇しました。実のところは、60%近く上昇しているらしいのです。

大変な上昇の仕方なのですが、穀物は小麦だけではありません。この地域は、大麦、とうもろこし、ひまわり、主要な穀物の大規模な生産地なのです。


穀物だけではなく肥料や燃料も

その地域は、穀物だけではありません。ロシアは肥料の主原料の最大供給国です。天然ガスやカリウムなど重要な肥料原料に当たります。肥料がなければ作物は弱り、栄養価は低くなります。肥料は非常に大事であり、肥料価格は既に2〜3倍に上昇しているというのです。

世界のカリウム生産の20%を占めるロシアの輸出価格がさらに上昇しています。ロシアは天然資源だけではなく、穀物のありとあらゆる生産地です。

ロシアとウクライナの南側には黒海があります。黒海周辺の地域に関係しいる中東、アフリカ、アジアの8億人は小麦に依存しています。この地域の人々の主食われわれ日本人のお米に当たります。その小麦が大変な価格上昇をしているのです。


食糧危機に対しての解決策

物自体が輸出されていないのですから、食糧危機に対する解決策を検討しています。解決策として現在考えられていることは、欧米で小麦の生産量を増加することです。アメリカの穀物の生産増やすことであり、ヨーロッパ地域の生産も増やすことです。

インドの膨大な戦略備蓄を活用することも検討されています。人口が多いインドは、いざという時のための備蓄があります。これを世界のために放出してもらうしかないようです。西欧諸国やインドの生産量を合わせると、1000万〜1500万トンの供給量を増やすことができるということです。

これだけ増やしてもウクライナ・ロシアの年間輸出の3分の1にも満たないのです。これは根本的な解決策にはなりません。この現状に関して国連は、グテーレス国連事務総長が5月の半ば頃に次のように述べています。

「今後数ヶ月に世界的な食糧不足の恐怖が何年も続くと警告。十分な食糧を確保できない人々の数は既に4億4千万人に増え、16億人に今なろうとしている。約2億5千万人が飢餓の危機に瀕している。戦争が長引いたらさらに数億人が貧困状態になる」と。

国連は極めて悲観的な現状を述べています。国連からの解決策は何もありません。

もう一つの解決策は、動物飼料の小麦1億6000万トンの一部を人間に回すことです。それは可能ですが解決策はではありません。世界的な最悪な食糧危機が、こんな形でやってくるというのです。


個人規模でできること

個人規模でできることは、食糧貯蔵と家庭菜園です。

食糧危機という緊急事態ですから、今までのような食生活ではなく質素な生活でも生き延びることを考えればいいのです。

食糧高騰が始まる前に、米を玄米で購入しておくことです。30キロの袋で。長期保存ができる食物の貯蔵。保管場所の確保。貯蔵だけして回さないと腐らせて無駄にしてしまいます。賞味期限が過ぎる前に回して消費して新たに補充することです。

畑を借りジャガイモを植える。ジャガイモは少なくても年2回は収穫出来ます。土の中に埋めておけば保存もできます。日に当ててしまうと緑色になり食べられなくなるので注意が必要です。

里芋も今から植えておけば11月中頃には収穫が可能です。土の中に埋めておけば翌春まで保存ができます。同様に薩摩芋も今から植えれば11月頃に収穫ができます。ただ冬場の保存が難しいので暖かい家の中で保存しなければなりません。

その他にも、菜園でできるものは、できるだけ植えておけば今年後半から起こる最悪の食糧危機が起こってもある程度備えておくことができます。


参考文献:ユーチューブ;2022.6.9【ロシア】最悪の食料危機が今年後半から始まる!解決策はない【及川幸久−BREAKING−】

URL<https://www.youtube.com/watch?v=dXz6U1UmOvA&t=701s>アクセス日:2022年6月11日


まとめ

戦争、パンデミック、気候変動、原油高によって弱体化した世界の食糧システムを直撃している。


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