この記事の概要
日本列島は地震によって浮いてるようなものです。地震が日本になければ、日本列島は沈んでいるようなものです。海の底に地震があるからいつも跳ね上げられて、時々沈みそうになっては跳ね上げられ、沈みそうになっては跳ね上げられて、今の日本列島はあるのです。地震の予知は意味がありません。起こると言われる場所には起きず、起きない確率が高いところに起きています。
アイキャッチ画像(引用元:東京大学Yahoo!リアルタイムーXより)
地震の被害に遭わないようにするために
人間はどうせ一生を送るのであれば、笑いの絶えない幸福な一生を送りたいと思います。そうすると、宗教や心理学といったものに依存してしまいます。
不思議なことに「地震が起こらない」と言われている場所でほとんど地震が起こっています。では、直接、地震の被害に遭わないよう人生を送るにはどうし たらいいのでしょうか。
一つは将来を予測することです。東大の地震学の教授ゲラー氏の論文にまとめられています。(ロバート・ゲラー(Robert Geller)は、東京大学名誉教授(地震学)で、地震波動論と地球内部構造の推定を専門)その論文によりますと、今後30年間に震度6で揺れる地域を地図で国が発表しています。
赤く塗られた地域は大きな地震の可能性が、これから30年後までに来る可能性があると予想されています。その可能性が強いところとは、関東の地震、東海地震、四国から東南海地震などです。
未来を予測するには過去を調べる
これは今後30年が予測できることは、今までの30年間と比較してみることを行います。ある予想を立てる時は、過去がどうだったかということを見るのです。
今は、ほとんどそれがなされていません。例えば地球温暖化です。将来のことばかり述べています。将来のことばかり言ってる時は、当てにはならないのです。
過去はどうだったのか、それで将来はどう予測できるのかということです。人間の科学は将来の見通しができないことは、ほとんどの科学者は知っています。しかしながら、将来を見通す必要がある時は、過去の状態を調べれば、将来も予測できるのです。
例えばゲラー先生が丸印を書いた地図をみると1980年が一番古いのです。過去30年間には、1995年の阪神淡路、2011の東日本大震災、2016年の熊本大震災などがあります。
地震が起こらない場所で起きている
30年間に、この地域に地震が起こると言ったところに地震が来たかが問題です。30年前も、地震予知の地図はほとんど同じです。あの当時は一番来る可能性があったのが東海地震でした。
静岡県は今でも赤くなっています。関東の直下型地震が起こる地域も赤くなっています。その頃、あまり注目されていないのが東南海地震でした。四国や紀伊半島も赤かったのです。
ところが現実に地震が起こったところはどこか言うと、ゲラー先生が黒い丸をつけたところです。これを見ますと、東北大震災がやや近いといえば近いようです。
つまり福島県の海岸プレートから宮城県の海岸プレートが少し赤くなってます。それほど濃くはない赤色でしたので、あれほど巨大な地震が起こるとは誰もが思っていませんでした。
地震は予知ができない
ゲラー先生も裏社会の裏金とは関係なさそうです。30年前に予知ができないのが現在の地震の学問です。だから今後も、もちろん予知ができないのです。予知できないからどうでもいいことになります。そうすると不幸になります。
信用できない地震予知学に自分の行動を合わせるのがダメなのです。当てにならないと分かったら、そのデータに頼らないで対策を取ることになります。これはなかなか普通の人に難しいのは、普通 の人は地震のメカニズムが分かりません。
だから自分で決めるしても無理だと思ってしまいます。それは当然です。今地震の学問や予知はこの図で見れば分かる通り現在日本列島でどこに地震が来るか分からないのです。
地震関係の学者は、データを一生懸命取っています。膨大なデータを取って今ではそれと取り組んでいます。膨大なデータを取ってそれに取り組んでいるかといったら分からないからなのです。
分かったらその研究はも終わりです。あと30年ぐらい経てば、もしかするとある程度の傾向が見えてくるかもしれません。しかし今までのこの地震学というのは、裏金方針なのです。
つまり地震の予知をすれば金になるのです。だからもちろん、東大の地震研究などもそうです。民間でそのような地震予知でお金を取って皆さんにデータを提供しているところもあります。
それが悪いのではありません。分からないことを予知しているわけです。分からないことを予知することとはありうるのです。我々がこれで分かることは、現在の地震学ではどこに地震が来るか分からないことなのです。
予知できないから自分が住んでいるところに起こると仮定する
それをはっきりと理解しなければなりません。どういうことかと言うと、自分が住んでるところに地震が来ると思うことなのです。
それが分かったのは、25年ぐらい前に地震の勉強をある程度した後、学会で話を聞いて思ったからです。何がそうかと思ったかったかと言うと、地震がどこに来るのか分からないと言うことです。
日本に住んでる限り、常に自分のとこに地震が来ると思っていなければならないと言うことです。これが幸福学の原理です。
地震はどこに来るか分かりません。東南海地震というと四国の高知に住んでいるから来ると言うわけでもありません。
四国に住んでいる方が地震の確率は高かったはずですが、能登に大地震が発生しました。どこに住んでいてもつ必ず地震が来ると言うことです。
地震対策を怠らない
そうすると自分のところに地震が来ると思っていなければならないのです。その地震対策は非常に簡単になります。
まず第一に高いところに物を置かないことです。それらのものがなければ、地震が来て家の中で圧死したり、負傷したりするのはほとんどありません。そしてタンスを捨てることです。それができなければ、つっかえ棒で倒れないようにしておくことです。
普通の地震では倒れないようにし、倒れてもそこはほとんど人が居ない場所に置くことです。
昔は高いところ例えば冷蔵庫の上に電子レンジを乗せていました。これはアウトです。冷蔵庫が非常に動きやすく2mぐら動きます。それを考えて配置をすることです。
二番目は大変ですが、家が古くて壊れそうに なった場合はできるだけお金を貯めて新しい家に建て替えることです。新しい建築基準は、古い家の建築基準と全然違います。
家を建て替えるのは、普通強制的にはできません。新しく建てる人だけにその新しい地震の基準で行います。できるだけ早い機会に古い家を 壊して、新しい家に住むことなのです。 日本は、湿気が多く、地震が多くていろいろ火災も多いので、住宅の寿命は26年程度です。非常に短いのです。
家の建て替えか補強が必要
この頃は、ヨーロッパを真似て、長く家に住もうとか、100年住宅とかか言われていますが、日本は難しい国です。日本は地震が多い国です。昔は地震で命を失っても、「あそうかっ」と言うものでした。
だけど今は時代が違います。今度の能登地震は、本当に大きな犠牲者を出しました。犠牲者の数では、昔は大きな地震があったら全然桁が違うほどの数でした。
しかし、だんだん日本人の安全の知識が増えて、大げさになるようになりました。それは正しいことです。それに 応じて建築基準法も変わりました。更にさまざまな建築の技術ができました。
これは湿気などで家が傷みやすいのです。日本に住む限り、やっぱり家はある程度新しい方がいいのです。30年から50年といったところでしょうか。その間に、家のメンテナンスを十分に行なっていればその限りではないでしょう。
日本列島は地震で浮いているようなもの
どの国でも危険なものがあります。 日本列島は、地震によって浮いてるようなものです。地震が日本になければ、日本列島は沈んでいるようなものです。海の底に地震があるからいつも跳ね上げられて、時々沈みそうになっては跳ね上げられ、沈みそうになっては跳ね上げられて、今の日本列島はあるのです。
地上に生きるとのはそう言うことなのです。ある程度根本的なこと、地震はどこで起こるか分からないとか、古い家に住んではいけないとか高いところに物を置いてはいけないとか、いつも地震が来ると覚悟して準備をしておくことが幸福学なのです。
まとめ
30年前の地震が起こる確率を見ると赤く塗られた場所には全く起こらない。そうではない場所に巨大地震が発生していると言うことは、地震は全く予知ができないと言うことだ。
だから地震がどこにでも起こると言う前提で住む場所を選び、耐震構造の家に住むことが重要になる。
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