この記事の概要
コロナウイルスをパンデミック化させた中国共産党の狙いは、世界のサプライチェーンから中国が外されないようにするためです。経済が動かがなくなれば中国共産党は、国を統治できません。全世界に疫病を広めてしまえば中国だけの責任ではなくなります。
中国共産党によるパンデミック化
中国共産党がこのパンディミック化というものを狙っているのではないかとこういう仮説を立ててみました。
はっきりとした証拠はありません。しかしながら状況証拠がたくさんあります。それらを検証してみます。
12月において、新型コロナウイルスが武漢で発生しました。これは研究所から漏出してしまった事故だと思います。これはどのような経路で広まったのでしょうか。
中国では、このウイルスの漏出が大変なことになることを1月上旬には、おそらく、中共産党の幹部は分かっていたことを推察します。
サプライチェーン
新型コロナウイルスの拡大感染によって、将来のサプライチェーンから、さらに様々な分野で中国を外していこうという考えが世界に広まります。
なぜなら、1回だけではありません。あの鳥インフルエンザもそうでした。豚コレラもそうです。サーズもそうでした。そのような疫病が繰り返し起きてきているのです。
(サプライチェーン:個々の企業の役割分担にかかわらず、原料の段階から製品やサービスが消費者の手に届くまでの全プロセスの繋がりを意味します。その視点から、ITを活用して効果的な事業構築・運営する経営手法がSCM(サプライチェーンマネージメント)と呼ばれます)
このような国は安定的なサプライチェーンの一角にはなれないのです。この資質を持つ国は経済力をつけると軍事の面で先進国アメリカ、ヨーロッパ、日本、あるいは周りの国を侵略しようとします。大変危険な帝国主義の国です。
そうであれば、力をつけさせない方がいいのです。このパンデミックが中国国内で完全に広がってしまえば、世界のサプライチェーンから中国が外されてしまいます。
中国が外されないようにするにはどうしたらいのかを思案したのでしょうか。
中国共産党は、責任を回避するためにはどうしたらいいかを考えた末、新型コロナウイルスを世界中に広めてしまうことに行き着いたに違いありません。
世界中に広めたら中国だけがサプライチェーンから外される意味がないことになります。
グローバルな疫病にしてしまった
だから世界中に広まってしまえば、新型コロナウイルス(COVID-19)は人類に広まった人類のグローバルな疫病だということになります。
どこからこの疫病が発生したかは皆、忘れてしまいます。これが彼らの戦略です。
よく考えてみますと、今の習近平にとって一番の敵は誰でしょうか。トランプ大統領です。アメリカで広げたらどうなるでしょう。トランプ大統領の一番の敵は武漢肺ウイルスなのです。
経済が悪くなればトランプ大統領は再選されないのです。そしてバイデン氏は、大変な親中派の政治家として有名です。
最近は、さすがに評判が悪くなったので言わなくなりましたが、予備選挙を始める頃は、「中国人は全ていい人たちだ」と宣伝していました。
その理由で、米中の貿易戦争の原因は、「トランプ大統領が悪い」とはっきりバイデン氏は言ってました。彼の息子さんは中国国営の投資会社から、多くのお金と保証を貰っていた人です。
中国共産党はトランプを潰したい
中国共産党にとって、どちらが大統領になったらいいでしょうか。この新型ウイルスは、その党が意図的に、1月に、アメリカに、相当な感染者を送り込んだと思われます。
その時期は、まだ、アメリカでは確認されませんでした。ヨーロッパでもそうです。感染者は、自分たちが感染していることに気づいていなかったはずです。陽性と確認されるまで、24日間もかかる場合があるのですから。
世界中に感染者を送り込んで、パンデミック化してしまうのです。一帯一路地域にある親中派のイタリア、イランは今どうなっているでしょう。おそらく疑わず、その時期に、感染者が相当送り込まれていたのかもしれません。
日本も、湖北省以外の中国人を受け入れていました。親中派の議員がいる限りこの流れは止められなかったのでしょう。
ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカを全部広げてしまうのです。このように持って行けば、中国共産党の責任ではなくなります。この流行は、たまたま中国で始まりましたが、中国共産党の責任だということにはなりません。
中国のプロパガンダ
その根拠となるのが、次のコメントによるものです。
2月27日に広州医科大学で開かれた新型コロナウイルス肺炎予防抑制特別ブリーフィングにおいて、国家衛生健康委員会高級専門家チームのリーダで、中国工程院院士鐘南山は、「感染予防の流行は中国で最初に発生したが、発症したのが中国とは限らない。我々は、世界とより密接に協力する必要がある。これは人類の疾病で、1国の疾病ではない」と話した。
まさにそのような方向にレトリックな(巧みな表現をする技法)情報操作を持って行きたいのです。「我々中国が一番初めに発症しましたが、我々の責任ではありません」ということなのです。
まさにその直後の3月1日から中国共産党は疫病を防ぐことに力を入れのではなく、情報戦のプロパガンダに力を入れる方向に切り替えました。
この路線なってから、北京市の当局は2月26日に「日本、韓国、イタリア、イランなどの入国者を中国に入国したら、彼らを隔離措置する」と宣言しています。
日本は中国から入国してくる人々を強制的に隔離措置できません。これも明らかに情報操作です。中国共産党は、国内で問題解決していなくても、解決したふりをしてるのです。
「疫病の驚異は、既に外国から来きている」と、世界に向けて発信しています。その理由で、日本から、中国に行った人々は実際に、2週間強制的に隔離措置されているのです。
悪魔の選択
これも実際は、解決していません。経済が動かがなくなれば習近平は権力を失います。中国共産党はたちまち、国を統治することができなくなるのです。
10人に1人の国民が死んでも経済を動かしていれば彼らの支配は続きます。そして世界中パンデミック化してしまえば、中国だけが例外ではなくなるのです。
中国だけが責められることもありませんし、サプライチェーンから外されることもないのです。
中国は悪魔の選択をしたのです。感染者をアメリカに送り込み、日本に送り込んだのです。
日本で安倍政権が倒れたらどうなるでしょうか。経済がダメになります。そうなると、さらに親中派の総理大臣が出てきます。中国共産党にとっては、非常に有効です。
共産党寄の政権は、戦後に始まったことではなく、近衛政権の時から取り巻きとして政権中枢部にいた議員の思想が、今も引き継がれているのです。
中国共産党は、「権力がある」「軍がある」「国民のことは構わない」、とにかく首脳陣の権力を維持し、中国共産党の権力体制を維持し、支配体制を維持するのです。
権力がある間は、世界中に広がった反対勢力を情報操作で闇夜のカラスのように全て黒く塗りつぶしてしまうのです。最後には、「共産党の罪ではない」と言います。
文句言う人々は牢屋に入れてしまえばいいのです。これは中国共産党のやり方です。
日本企業が考えるべきこと
日本企業の人にも考えてほしいのです。サプライチェーンの問題において、日本が、部品や原材料を輸入しているのは中国です。
日本の経営者に、早く操業することが中国のためであり、日本のためでもあると考えている人々は、甘いのです。
中国共産党は、人類共通の敵と言ってもいいようなものです。彼らと手を握っているのは、悪魔と手を握って金儲けするようなものです。
トヨタにも日産にもホンダにも、全ての日本の製造業に言いたいのです。
パンデミックの問題を出さなくても、チベットで、ウイグルで、非人道的なことを行っている全体主義的な独裁政権に手を握ってまで金儲けしたいのでしょうか。それは日本にとって、企業にとって名誉なのでしょうか。
新型コロナウイルスの感染が拡大している最中に、トヨタは1500億円を EV 中心に中国へ投資すると言うのです。おかしいです。倫理感覚がないとしか思えません。これは日本財界の特定の企業だけでなく、日本財界全体の問題です。
中国がパンデミック化を図ることによって、安定したサプライチェーンを確保することができるかもしれません。反対にこれがその世界的な恐慌を呼ぶことによって脆弱な中国の経済が一番被害を被るような気もします。
世界は残酷な場所
このまま行けば、共産党の支配体制が終わりますから、滅びない方を選びます。
日本人には想像できませんが、自民党と国民の関係ではありません。中国には、選挙がありませんから。国民を何人殺しても彼らにとては何の問題もありません。国民は銃を持っていません。共産党は軍隊を持っています。
チベット人を100万人以上殺すことも、ウイグル人を100万人以上殺すことも、天安門事件で多くの市民を殺すこともできるのです。国民が第一ではないからです。中国共産党の権力が第一なのです。
疫病で、一部の国民は病気になります。死体が出たら燃やせばいいことになります。そして病人だったら片付けてしまいます。しばらくしたら、武漢で公開するでしょう。片付けてしまったきれいな街を。
おそらく、病人は全て武漢から運び出されて、新しい健康な人たちをどこかから連れて来ます。街を消毒して、「はい武漢は元へ戻りました」と宣言するでしょう。
力さえあれば何でもできます。しかしながら、長期的には国の力を弱めていくのです。
長期のことを考える余裕はありません。今これをやらなければ中国共産党が倒れてしまいます。
その権力者は、何故するでしょうか。日本の政治を前提に考えたり欧米の先進国の民主政治を前提に考えれば非合理的な判断ですが、彼らの国ではそれが合理的な判断なのです。
なぜならば、世界はそのような残酷な場所だということを日本人は改めて考えなければならないのです。
ミラーイメージ誤謬
ミラーイメージ誤謬という言葉ががあります。外国へ行って日本人と外国人が交渉するときに、なんとなくその国の人たちの持っている価値観も自分たちと同じと思ってしまいます。
鏡で見ているように、自分たちと同じような価値観を持っていることを前提にしてしまいます。
しかし実際は、違います。非常に違うのです。現在、中国ほど世界で著しく違う国はないのです。価値観が違いますし、道徳観が違うのです。
中国の一般庶民はお気の毒です。中国の権力者、中国共産党のエリートは、明らかに価値観が違います。
参考文献:ユーチューブ:「中国コロナ収束の闇」 – 中国共産党がどうしてもコロナウイルスをパンデミック化させたい理由を解説します 〜藤井厳喜のワールド・フォーキャスト20年3月上旬号
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まとめ
パンデミックが中国国内で広がれば、世界のサプライチェーンから外される
世界中に広まればCOVID-19は人類に広まったグローバルな疫病になる
中国共産党にとってトランプ大統領は都合が悪い
悪魔の選択:世界中に感染させた
悪魔と手を組む中国と仕事をする日本企業の倫理観の欠如
中国ほど世界で著しく違う国はない:価値観が違う、道徳観が違う