この記事の概要
ディープステートにトランプ大統領は勝利したのです。就任当時の大統領補佐官フリン氏を解任に追い込んだロシア疑惑はディープステートの恐ろしい手口でしたが、真実には勝てませんでした。今まで行ってきた数々の恐ろしい彼らの手口が通用しなくなってきました。
マイケル・フリン氏について
フリン氏は、2016年のアメリカ大統領選挙時に、トランプ陣営の側近でした。トトランプ氏が、大統領に当選した後、すぐにトランプ政権の中枢の大統領顧問として任命された人です。
フリン氏は、トランプ政権の国家安全保障問題担当大統領補佐官に任命されました。
国家安全保障問題担当大統領補佐官は、少し前まで、ジョン・ボルトン氏が任命されていました。このポジションは、あの北朝鮮、イラン、中国のような国に対して、どう対応していくかを大統領に政策を進言する役割があります。
一番最初に、この国家安全保障問題担当大統領補佐官に任命されたのが、フリン氏でした。
フリン氏は、もともとは、アメリカの陸軍、スリースター、中将だった人です。
ロシア疑惑
トランプ政権が発足した直後に、ロシア疑惑が発覚しました。そのロシア疑惑とは、ロシアが2016年大統領選挙に介入してきて、プーチンが、トランプを勝たせようとしたことでした。
だから、大統領選でヒラリーが負けたとの話なのです。フリン氏が、ロシアとの間に入ってトランプが勝つように仕向けた人物であるとの容疑がかかっていました。
マイケル・フリン前大統領補佐官が、連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述をした罪で起訴され、ワシントンの連邦地裁で有罪を認めました。ここから、トランプ大統領のロシア疑惑が、延々と続きます。
ディープステートの恐ろしい手口が、ここに来て明確になってきました。このディープステート は、アメリカ政府の中の話だけではありません。日本人にとっても他人ごとではないのです。
フリン氏への起訴を取下げ
5月7日に、アメリカの司法省は、トランプ政権の国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めていたマイケル・フリン氏の起訴を取り下げたと発表をしました。
このロシア疑惑でアメリカ司法省が、マイケル・フリンを起訴すれば、確実に有罪になることになっていのですが、起訴を司法省自体が取りやめたのです。
マイケル・フリン氏は、もともとアメリカの陸軍の退役中将でした。その後アメリカ政府の情報機関の1つ国防情報局(DIA)の長官を務めています。その時のアメリカ大統領がオバマ氏でした。
オバマ大統領は、フリン氏を解任しています。
理由は定かではありませんが、どうも、当時のイスラム過激派組織(ISIS)の対応に対して、フリン氏が非常に厳しい対応を進言したために、オバマ大統領の機嫌を損ねてしまいました。この人物は、危険だということで解任されたらしいと言われています。
大統領補佐官解任の理由
その頃まで、このフリン氏は民主党の支持者でした。しかし4年前の大統領選挙時に、トランプ氏の熱心な支持者に転向しています。
大統領選挙後に、安全保障担当補佐官に任命されたのですが、ロシア疑惑によって、トランプ政権が発足して24日後に解任になっています。
それでは、フリン氏は、いったい何をしたのでしょうか。まず過去を遡ってみます。
フリン氏は、トランプ政権発足前に、ロシア大使とロシアの制裁を解除することを話し合ったのです。それを認めています。
フリン氏には、アメリカでは政府関係者以外が、勝手に外国政府と交渉することは違法となっています。
フリン氏は、この時点で、まだトランプ政権発足前なので、その前に勝手にロシア政府の関係者と交渉したということは違法であることになってしまったのです。
それを捜査していたFBIは、マイケル・フリンが2016年の大統領選挙でトランプを勝たせようと画策したとみたわけです。
フリンを取り調べたことによって、トランプ陣営が、ロシアと結託したのか、それとも、していなかったのかといった「ロシア疑惑」が浮上してきたわけです。
フリン自身は、ロシア大使と接触したことについて、FIBから、そこを突っ込まれたので、ペンス副大統領に報告しました。嘘の報告をしたことについて認めています。
ペンス副大統領に、正直に報告し、それを受けてトランプ大統領は、マイケル・フリンを解任したのです。
ただ、トランプ大統領は、怒ってフリン氏を解任したのではありませんでした。「FBI にやられた、はめられた」と当時から言っています。苦渋の選択だったのです。
ディープステートの暗躍
この時マイケル・フリンは、FBIによって、つまりディープステートによって「人生を破壊された」と、再三言っていました。
その後、FBIがどうしたかというと、有名なムラーFBI特別捜査官を立てて、ムラーによる捜査が始まったのです。
これが延々と続きますが、その大捜査の中でフリンは、このムラーと司法取引に応じます。
その中でフリン自身は、有罪を認めるのです。政権発足前に外国政府とコンタクトすれば、有罪です。
ロシアに対する大量制裁を解除することを話し合ったのは確かなので、有罪を認めたのです。
この狙いは、フリンではありませんでした。トランプ政権の幹部の有罪につながるのではないかと、取り沙汰されるようになりました。
例えば、トランプの息子のドナルド・トランプ・ジュニアだったり、トランプの娘婿のクシュナーであったりです。そして本丸は、トランプ自身に入り込もうとしてたのです。
ところが、ムラーFBI特別捜査官によるチームの捜査は延々と続きますが、結論がなかなか出ません。
そしてそれから、1年以上経ってから2018年の12月です。2018年の12月に、このムラー特別捜査官は突然、裁判所に対してフリン氏の減刑を要請します。「刑を実刑にしないように」と要請をしました。
その理由として、マイケル・フリンは、かつて軍人として、公職者として非常に優れた貢献をし、速やかに責任を受け入れたことが考慮されるべきだということです。
実刑ではなく、軽い刑にすべきではないかと要請しています。この辺から、5月7日、アメリカ司法省がついにフリンの起訴を取り下げるのです。
その理由は、新情報によって、ウィリアム・バー司法長官が、この件を見直すように指示しました。
この件を見直してみて分かったことは、FBIの捜査そのものが合法的ではなかったことなのです。
フリンの嘘の明確な証拠がなかった
そして、FBIは、フリンの嘘の明確な証拠がなかったことをFBIが認めているらしいのです。
そこから発覚した事は、ディープステートの恐ろしい手口でした。2016年12月にフリン氏とロシア大使が会談しました。
大統領選挙が、2016年11月に終わって、トランプ氏が当選しました。この時、トランプ氏は、すぐ組閣に入りました。
マイケル・フリンは、補佐官として既に決まっていたのです。この時点でロシア大使と会談をしました。ここまでは事実です。これは、完璧な合法的会談だったことが今になって分かったのです。
これが違法だとアメリカでは、全員が認識していました。政府関係者以外は勝手に外国の政府当局者と交渉してはいけないと思い込んでいました。
実はそうではありませんでした。フリン氏は、既に次期政権の大統領補佐官に決まっていたので、この階段では合法だったのです。
フリンを罪に追いやった理由
それでは、なぜFBIはフリンは違法だと言っていたのでしょうか。それは、FBIが違法とする根拠の法律がありました。その法律とは、ローガン法という法律だったのです。
ローガン法は、1852年につくられた法律です。裁判では、一度も使われたことがありませんでした。今になって、これが明らかになりました。
なぜこの法律が法律として存在してるのに、裁判では、一度も違法になった人がいなかったのでしょうか。それは、この法律自体が、憲法違反の法律だったからです。
これが内部証言で明らかになりました。FBIは、この憲法違反の法律だから使えなかったのです。
フリンを有罪にできなかったので、200年近くも前の法律を使ってでも、無理やり有罪にしたかったのです。
この法律が違憲だということは、マイケル・フリンも、トランプ大統領も、マスコミも知らなかったのです。そのため、フリン氏は虚偽の供述をしてきたことになっていました。
しかし、そうではないことが、今ごろになって明らかになってきました。FBIの悪質な捜査が、次々と暴露されています。
当時のFBI副長官は、フリン氏に面会を求めてきました。そのときに、「小さなことですから」という嘘の理由で。「あなたがロシア大使と会ったことについて」とは言いませんでした。
FBI の副長官は、直接マイケル・フリンに電話をして、この任意の調査を求めました。本来であれば、マイケル・フリンは、ホワイトハウスに関係しているのでホワイトハウスを通してでなければ、任意の調査はできなかったはずでした。
つまりこれFBIの捜査の仕方は捜査基準の違反になっていたのです。
だから今度はブーメランのように、批判の矢は、FBIに向かって来ています。結局、フリン氏は、裁判をしていませんが、無罪放免になりました。
トランプ大統領の反応は、「彼は罪のない男だ。私を辞めさせようとする動きの中で、彼が狙われた。多くの人が責任を取るよう願う奴らは、クズだ!」この奴等とは、ディープステートの敗北を意味しています。
トランプ大統領は、彼は、立派な男であり、政権へ改めて再起することをすでに明言しています。
完全に政治生命、人生そのものが終わったと思われていましたが、ここに来てマイケル・フリンが復活したのです。
これは、ディープステートの敗北であり、トランプ大統領とフリン氏の勝利です。
参考文献;YouTube:対決!!ディープステイトvsトランプマイケル・フリンの復活【及川幸久−BREAKING−】
URL<https://www.youtube.com/watch?v=_u5GAhMgkJ8&t=3s>アクセス日:2020年5月11日
まとめ
ロシア疑惑はロシアが大統領選挙に介入してきて、トランプを勝たせようとした
フリンがロシアとの間に入ってトランプが勝つように仕向けた人物である容疑
FBIは、フリンの嘘の明確な証拠がなかったことをFBIが認めている
フリンは、ホワイトハウスに関係しているので任意の調査はできなかった