ウイルス感染の流行は過去の歴史を知ることが重要

ウイルス感染の流行は過去の歴史を知ることが重要

  • 2020年3月23日
  • 2020年6月9日
  • 社会

この記事の概要

ウイルス感染の流行は過去の歴史を知ることが重要です。夏には小康状態になりますが、秋風が吹く頃にスペインかぜは凶暴化し日本では45万人もの犠牲者を出しました。新型のウイルスとはそれほど恐ろしいものなのです。


スペインかぜ

スペインかぜも1918年の春の第一波は症状が軽く、死者も多くありませんでした。100年前と同じパターンの症状が流行するインフルエンザには起こりますす。

速水名誉教授は、「春に流行が始まった点など、今回の新型は、スペインかぜの再来と思えてならない。第二波に備えるために、過去の被害の実態や当時の人がどう対処したかなど、過去の歴史を知ることが重要」と強調しています。(2009年新型インフルエンザ当時)

1918年から1920年の日本の犠牲者は、45万人でした。辞書によりますと当時の死者は35万人ぐらいと書いてあります。

10万人の差があります。この先生はどうして45万人だと分かったのでしょうか。当時の地方新聞、その当時の地方新聞を丹念に調べたのです。そして割り出した数が45万人でした。

マスコミや政府がいかにいい加減かがわかります。それを厚生省が正式にようやく認めました。


人工的につくられた疫病

春にメキシコで新型インフルエンザが始まりました。実は、メキシコではありません。アメリカのウィスコンシン州からです。要するに人工的に作られた疫病だったのです。

(アメリカから発生したのになぜスペイン風邪と呼ばれているのでしょうか。それは第一次大戦当時、スペインが欧州の中で数少ない中立国だったからです。

スペインは、戦時報道管制の外にあったからです。そのためこの新型ウイルスの感染と惨状が、戦時報道管制から自由なスペイン電として世界に発信されたため、スペインかぜと名前が残ったようです)

3月の末に、実験場としてメキシコを選んでばらまいたのです。

この人たちは、その効果を見ているのです。自然ではありません。人為的です。人工抹殺です。世界の人口をいかに減らすかがすでにスタートしました。

最初の報告は、3月にアメリカカンザス州ファストン陸軍基地で兵士たちを襲った集団発症でした。

大多数は数日で症状が消えたため、三日熱と呼ぼれるほどでした。その当時死者はわずかで7月下旬には小康状態になりました。7月には話題から消えました。


第二波が恐ろしい

大きく状況が変化したのは18年8月からです。秋風が吹く頃からです。凶暴化したスペインかぜの第二波、第三波の流行が20年春まで世界を駆け巡ったのです。

日本でも18年10月中旬から再び、流行が広がり、学校の休校や、炭鉱の休業などが相次ぎました。

11月には1ヶ月で13万人以上が死亡し、病院に患者が押し寄せて、交通機関や通信機能が麻痺しました。結局国民の4割が感染し、40歳以下の若い世代を中心に38万から45万人が死亡したのです。

この数は、1923年の関東大震災の死者約10万5千人の四倍近いのです。これだけの被害を出したのに、スペインかぜは日本ではほとんど忘れられています。

もし今年オリンピックを開催してしまったら、世界中の人々が集まります。ウイルスは必ず持ち込まれてきます。秋風が吹く頃、または、冬に新型コロナウイルスが凶暴化する可能性があります。


昔あったことは再びある

最終的には、世界人口20億人の約三分の一が感染し、第一次世界大戦の戦の戦死者の四倍にあたる4000万人以上が死亡しました。

記録にないアフリカ諸国や中国も加えれば、被害はさらに甚大で、スペインかぜは稀に見る大惨事だったのです。

速水名誉教授は、春に流行が始まった点など、今回の新型はスペインかぜの再来と思えてならない(2009年の新型ウイルス)。第二波に備えるために過去の被害の実態や当時の人がどう対処したかなど、過去の歴史を知ることが重要と強調しています。

スペインかぜは、若い人が危なかったのです。40歳まで、なぜかというと、拒絶反応するのです。そのウイルスに対して、体の内臓が自分で戦いだすのです。それでウイルスに負けるのです。

この反応は、新型コロナウイルスと同じです。肺炎になると、人間の体は過剰に免疫作用を発揮します。それがインターロイキン6なのです。人間の体が作り出すインターロイキン6が出過ぎてしまい、結果的に肺の細胞を壊すのです。


まとめ

スペイン風邪の過去の歴史を知ることが重要

100年前から人工的にウイルスがつくられ拡散されていた

秋風が吹く頃に凶暴化する

昔あったことは再び起こる


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