この記事の概要
アカシック・レコードへのアクセス方法は瞑想することです。波動が低い顕在意識のみの世界では潜在意識にアクセスはできません。アカシック・レコードは、意識の深い層に存在しているとも言われています。普段の生活で感じている顕在意識ではアクセスできず潜在意識へのアクセスには瞑想が必要になります。
記憶の保管庫
人の記憶は脳というメモリーではなく、どこか別の場所につながっていると思えるのです。脳が記憶の保管庫と思われていますが、それ自体が間違っているという説もあります。
例えば、科学的にも多次元世界・パラレルワールドの研究が盛んです。過去という時間軸と現在は並行的に存在するという感覚です。未来の出来事と感じていることも、もしかしたら別次元において、現在で起きていることなのかもしれません。
私たちが考えるとき、思い出す時の記憶の引き出しが脳であると思っています。実際私たちは脳で考え、体の動きも脳が支配しています。しかしながら、人類の歴史とは、天才と呼ばれる人々の閃きとか直感により発展して来ました。
人はどうしても比べて見たがる習性があります。どっちが能力が上なのだろうか、優れているのだろうかと。自分と比べて歴史上の優れた人物を天才と呼んでいますが、実は脳の容量や構造は天才と凡人でもほとんど変わりありません。
それではどうして天才と呼ばれる人々が、一般のわれわれにはできない発想ができるのでしょうか。実は、その思考や閃きが、個人の脳から発生したものではなく別の場所から来ているのかもしれないのです。
人には誰もが、大なり小なりの閃きや発見をする経験があります。中には思いがけない閃きにより巨万の財産を手に入れた人もいます。それは、自分の能力以上だと思われる閃きがどこから来ているのかはとても不思議に思うところです。
アカシック・レコード
閃きや人の記憶のすべては、アカシック・レコードに保管され宇宙が始まってからのすべての出来事、あらゆる感情や思考が記録されていると言われています。
これは物質的な場所のことではなく概念のことです。過去のあらゆる出来事の痕跡が永遠に記録されているという考えに基づいています。
そこには人間の記憶だけではなく、宇宙誕生以来のすべての存在についてあらゆる情報が保存されているいわば記録層のことを意味します。
もし、これが真実であるならば、アカシック・レコードにアクセスできれば、学ぶ必要がなくなります。あらゆることは、引き出すことですべての知識を取り出すことができるのです。
すなわち、答えはすべて自分の内面にあるとよく言われています。これは一人ひとりがすべての疑問に対する答えを持っていて、それにアクセスできるかどうかだけがポイントになるのです。
アカシック・レコードの存在については理解できますが、物質的には存在せずアクセス方法も分からない奇妙な存在です。
それをどのように理解すればいいのでしょうか。その存在は、常識の概念の範疇を超えるため、説明のしょうがありません。
例えば、インターネットの構造が身近で分かりやすいと思います。端末からクラウド・ストレージにアクセスしてデータをコンピューター本体にではなく、クラウドに保存することです。
われわれの脳はアカシックレコードの情報を受信するための受信機なのです。そこから必要な情報をダウンロードして自らの記憶として認知する仕組みになっています。
例えば、テレパシーやリモートビューイング、遠隔透視なども理論的には可能なのです。霊視などもこの技術を応用していると考えられます。
アカシック・レコードへのアクセス方法
アカシック・レコードは、意識の深い層に存在しているとも言われています。普段の生活で感じている顕在意識ではアクセスできず潜在意識へのアクセスが必要になります。
そこで瞑想が重要視されているのでしょう。ところが、現実世界では、社会生活を営むために仕事を行い、休日には体を休める日々を何十年も繰り返しています。
このような生活状態は、波動が低い顕在意識のみの世界で起こります。このままでは潜在意識にアクセスはできないので、瞑想を日々の生活に取り入れるのです。
それによって、いくらかは波動を上げ潜在意識へのアクセスを容易にすることが可能になります。しかしながら、このような社会生活を続けたままでは、すぐに顕在意識の世界に連れ戻されてしまうことになります。
細胞記憶説
アカシック・レコードとは別次元かまたは宇宙に存在するように思えているでしょうか。その可能性もあります。アカシック・レコードという概念のほかに記憶は細胞自体に記憶されている細胞記憶と言う考えもあります。
細胞記憶で一番分かりやすい例は臓器移植をした場合、臓器移植された人に、臓器の本当の持ち主の記憶が宿るという話です。この現象は事実ベースとして医学的にも認められています。
このことから人間の思い出やクセや思考というのは脳だけではなく、一つ一つの細胞にも記憶されていることも考えられます。そうなると、摂取した食物の細胞からも記憶の一部が取り込まれることもあり得るということになります。
この現象の真偽は未検証ですが、脳は入力された信号を処理して運動プログラムへと変換する仕組みがあります。また脳は、状況判断して行動するための装置であり細胞記憶という仮説も可能性が多少あります。
アカシック・レコードの存在の証拠
人間の脳は神経細胞をシナプスでつなぎ神経細胞はシナプス結合を介して信号伝達しています。そのため、神経科学の専門家は、記憶が蓄えられるのは脳細胞をつなぐシナプスであると考えて来ました。
例えば、コンピューターでは膨大なデータを蓄積する役割を担うのがハードディスクです。人間の脳内でハードディスクの役割をしているのがシナプスだというのがこれまでの医学界の通説でした。
シナプスが破壊されると記憶ができなくなり認知症という病気になると推測されています。コンピューターではデータを消去したらもう取り出すことはできません。
人間の記憶のシステムはコンピューターとは違い自分の意思で消去することができません。われわれが様々なことを経験したり学んだりすればそれらは間違いなく記録されるのです。
ところが、カリフォルニアUCLA大学で行われた研究では、この通説が覆される結論が導き出されました。UCLA大学では海のかたつむりと呼ばれているアメフラシを用いて次のような実験を行いました。
- アメフラシのに刺激を与え神経細胞にシナピスを形成させる
- それを確認後に神経細胞を阻害する薬物を投与する
- シナプスの記憶を消し刺激を与える前の状態に戻す
- 1と同じ刺激を与える
というものでしたが2、3で刺激記憶が消されているはずなのに、どこからか記憶が戻ったのです。すなわち、記憶がシナプスではなく他の場所に保存されていたことだったのです。これは、一旦形成された長期記憶が復元できることを意味しています。
神経細胞が生きている限り、記憶はどこかに残っているということになるのです。
これは初期アルツハイマー病患者は失われた記憶を取り戻せる可能性があるのです。アルツハイマー病を解明する上で、大きな影響を与えると期待されています。
しかしながら、UCLA大学の研究でも、その記憶の保存先を突き止めることはできませんでした。未解明のままでですが、科学的に証明できるのはここまでで、これ以降はスピリチュアルな観点で捉える必要が出てくるでしょう。
記憶は脳とクラウドにあるのだろうと思います。シナプスの記憶を失っても、絶対に消すことができないクラウドからその記憶をダウンロードして復元することを先ほどのアメフラシはしたのでしょう。
イモリは足を切っても再生能力があります。これは人間にはできません。人間にはできない能力を下等だと思われている生物は持っています。だからアメフラシも記憶を復元する能力があっても不思議ではありません。
やがて科学の進歩により人類も体の再生能力や記憶の復元能力を身につける時が来るのかもしれません。
参考文献:YouTube;宇宙138億年のすべてが記録されている!?神の情報「アカシックレコード」の正体
URL<https://www.youtube.com/watch?v=9FN3XqSPJrE>アクセス日:2022年6月1日
まとめ
閃きや人の記憶のすべては、アカシック・レコードに保管され宇宙が始まってからのすべての出来事、あらゆる感情や思考が記録されている。
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