日本は支配者層と被支配者層に別れていなかった

日本は支配者層と被支配者層に別れていなかった

この記事の概要

日本は支配者層と被支配者層に別れていなかったのです。天皇は神の子孫の位置づけですが、天皇イコール国民なのです。国民が幸せでなければ天皇は幸せにはなれません。「民のかまどより煙がたちのぼらないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都がこうだから、地方はなおひどいことであろう」と仰せられ、三年間、税を免除された話が残っているくらいです。


日本の三本柱

日本の社会には、三本の柱があります。この柱は、二千年間以上続いていました。日本人の幸福は、三本柱によると思います。支配層の支配という概念とは、少し違います。日本国憲法の三本柱は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義です。
ここでは、天皇、国民、指名された官職が人権や平和をつくり出していることでしょうか。
天皇おひとりが神の子孫でありますが、天皇=国民としたところで、天皇が指名されるのです。指名する役職は、今で言えば内閣総理大臣、昔で言えば太政大臣や征夷大将軍です。実は、その役割は、国民よりも地位が低いということで一人の奴隷も出さずに奴隷の売買もないものにするものでした。
現存する国家の中では最も古いのは日本です。日本は2000年以上前に国が出来ました。次に国ができたのは、1800年前頃、ナポレオンの時のフランスですからずいぶん違います。
日本以外の国で、神様とは誰でしょうか。お釈迦様、イエス・キリスト、モハンマドといった方を神と崇めます。もしくはそのお父さんを神と崇める様な形式です。日本の場合は、神は自分や家族を創ったものですから、第一に自然、お天道様の下では嘘をつかないのです。
我々は寒さで死んでしまいます。海、山、川、動物こういった自然をあまねく崇拝していました。もう一つは自分たちの祖先です。祖先の自分の親は2人、親の親は4人、親の親の親は8人、8、16、32、64と物凄い勢いで祖先が増えます。日本人は、全員同じ祖先を持っているという認識があります。30代遡れば全員親戚です。つまり全員が兄弟だという認識があるのです。
特に祖先の場合は、恨みを持って不幸に亡くなった人の怨霊を緩くするということですね。日本の中心には、言霊と怨霊信仰が深く根付いて言います。その様なことを中心として自然と祖先を敬ったのです。
だから多神教でも一神教でもありません。多神教や一神教とは日本における神の概念の一つ古い形です。この様な考えは、宗教学者が間違ってる人がいるのです。

ヨーロッパでは、男が女を所有する

ヨーロッパでは、男が女を所有するというとこから出発しています。しかし日本は、男性は男性、女性は女性、それぞれ性格の違う人類であるという考えです。したがって性格も性能も何もかも違い、別に男女平等という概念はありません。平等にする必要がないのです。どっちが上か下かということを考える必要もありませんでした。男は男の幸福、女は女の幸福を追求すればいいだけでした。
日本は、蒙古の襲来があったときに人民を守りました。日本人はいつも国が自分を助けてくれると思っています。
非常に大きいのは、全員参加という考えです。天皇陛下も仕事があります。それから国民もそれぞれ仕事があります。百姓は百姓、商人は商人、武士は武士で仕事があります。それを日本全体のために少しずつ行うことです。
現代では百姓は農業に従事する人や時には、誤って人をバカにする言葉に使われています。本来百姓とは「ひゃくせい」なのです。百姓とは「百人の姓を持つものたち」なのです。百は「たくさん」を意味します。「たくさんの苗字の人々」「一般市民全員」を表す言葉です。
他の国は、全員参加とは全く違います。支配層と被支配層だからです。例えば今の中国は8000万人いる共産党員が支配層です。残りの15億人の共産党員ではない人たちが被支配層です。アメリカは1%の金持ちが支配層です。彼らは50%の富を持っています。残りが被支配層です。
昔はベルサイユ宮殿を持っているブルボン家が支配層でした。国民が被支配層でした。江戸時代の終わりから明治の初めにかけて、ヨーロッパ・アメリカから来た人々が愕然としました。日本に来て、大名の屋敷に行ったらみんな貧弱だったのです。ところが農民の部落に行くと「みんなニコニコしてる、これは一体どうしたことか」といぶかるのです。この理由は、日本では支配層と被支配層がなかった理由です。
あえて言えば天皇陛下お一人だけ支配層です。天皇陛下は自分の子どもは国民だと言っているので、これが支配層かどうか分かりません。
天皇陛下が任命された人たちは、国民よりか下の立場です。そうすると男女も協働して一生懸命働きます。今の夫婦みたいに男が働いた、女が働いた、どっちがやった、台所がどっちで、とか損得勘定でケチなことは何もやらなくなります。
結婚したら愛し合ってる男と女は、一致協力して得意な分野を行い、才能を生かし幸福な家庭をつくる様にに考えるのが日本の考えです。
男が粗暴で女を叩いてやらせるとか、女が口が達者で男がいたたまれなくなってしょうがないからやるのは間違っています。それはやり方が間違っています。

日本は個ではなく集団

個と集団もそうです。ヨーロッパの個と集団は、特にキリスト教の中世の歴史があります。極端ですが個を重視過ぎるのです。日本の場合は集団が幸福なら個人も幸福であるという調和なのです。
集団が幸福なら、個は幸福でです。だから個を犠牲にするということもしないし、集団を無視するということでもありません。個人も集団も大切だということです。どっちが上とかどっちが先という考えは、リベラルの頭の悪い人たちが言うことです。
東南アジアでは、日本人くらいの給料が高ければ必ず現地でメイドを雇います。東南アジアに派遣された部長・課長クラスの日本人もメイドを雇います。ところがメイドを雇った奥さんが掃除をしているとメイドの仕事がなくなるのです。日本人の奥さんは、家事のために働来ます。それは全員が働かなければならない意識があるからです。
会社でもそうです。日本だけ住んでる人はよく分かりませんが、外国へいきますと支配層の人たちは、ふんぞり返っているだけで、顎で人を使っています。役職によって部屋持ちかどうか、部屋の大きさも、机の大きさも、車があるかどうかも違って来ます。支配層と被支配層の関係だからです。
しかしながら、日本人は事務所では、社長さんも部長さんも平も一生懸命働いています。役割は分担しますができるだけ均等に分配します。
高度成長時代、ある会社では、平の従業員の年間給料を1とすると、課長1.2、部長1.6の上限がありました。ほとんど平等といってもいい世界です。
今みたいに誰かれという人が1億円もらうとかゴーンが14億もらうとか、そんなことは日本じゃなありません。せいぜい300万と500万とか500万ギリギリ1000万ぐらいの差はある、これは人間に競争心がありますし向上しがありますから適切な範囲です。
日本には、本当は、競争心があまり必要のない国なのです。大河ドラマでは最も人気のある時代が戦国時代です。それは、日本の長い文化のごくわずかな一面です。実力主義の時代は、日本には合わないのです。人気があると言うのは、日本人にとって自分たちにない特徴だからです。
1に対して2倍、3倍ぐらいまでいいかも知れませんが、せいぜいそのくらいです。均等分配の結果です。役割はありますが、全員幸福であることです。この役割は、ヨーロッパ・アメリカとは違います。

支配者と被支配者

日本の会社は、授業員のためにあります。従業員が幸福になるために、役員が取締役が頑張って出資者に応えます。ところがアメリカ・ヨーロッパは支配者と被支配者ですから株主総会が全権持っています。株主が社員を所有すると考えています。
会社にお金を貸している銀行が来て、「株主をもっと大切にしろ」と言います。金を出している人が一番大切なのです。会社は従業員のための会社で、株主の方もお金を出してくれる方も大変に感謝していますが、会社はそうではありません。
そうしたところ、「商法に反する」と返答が来ました。それでは、「商法を改正しなきゃいけない」のです。日本の商法はアメリカの真似をしてつくったからダメなのです。日本の商法をつくり変える必要があります。日本は、天皇から宗教から男女から社会からすべてが日本人の為にあります。
株主のためにはありません。株主のためと言ってるとアメリカの様に支配層と被支配層ができてしまいます。日本が世界で一番強かったのです。戦争してもモンゴルを破りロシアを破って来ました。実は、大東亜戦争も勝算があったから戦ったのです。海軍の裏切りがなければ、歴史は変わっていたことでしょう。
産業界でもジャパン・アズナンバーワンと言われていました。文化も香り、全員参加の国だったので支配層がいいところをとって被支配層が恨みを持ちながら仕事をする国ではなかったのです。
日本は全員が喜びながら仕事をしていました。いわゆる共産主義は、今から2000年年くらい前に、日本で最初に成立しました。現在の共産主義は、人殺しをする主義です。これは全く話になりません。
環境大臣が、国民の環境意識を増大させるために「レジ袋有料化する」と言った変なことを言っていました。環境大臣は、年間収入がすごく多い人です。収入が多くて環境に貢献している人は一人もいません。年に1億円を使う人と300万円を使う人では、どっちが物質を多く消費するのでしょうか。それは、1億円を使う人です。300倍か30倍かですから話になりません。嘘を言ってるわけです。
市民の環境意識を向上させると言いますが本当でしょうか。市民の方が環境意識が本当に市役所より低いのですか。環境は人々が楽しんでかつ地球環境を守ることであり、全員が貧乏なら市役所の人の賃金を年間100万にしたらどうですかと言うことになります。
日本全体が幸福なら幸福になるという考え。相手が幸福なら自分が幸福に生まれる相手を非難したら自分は幸福にならないそういうことだと思います。

参考文献:ユーチューブ、【武田邦彦 8/11】日本全土にこれを拡散してください! 奴らから“日本”を取り戻せ! このままでは日本は崩れ落ちます・・

URL<https://www.youtube.com/watch?v=flH6kZHO3Ws>アクセス日:2020年8月11日


まとめ

天皇おひとりが神の子孫であり天皇=国民とした。

ヨーロッパでは、男が女を所有する考えがある。

ヨーロッパ社会は、極端に個を重視過ぎる。

ヨーロッパには支配者層と被支配者層がある。


Amazonの紹介欄

今、心配されている環境問題は、実は心配いらないという本当の話 Kindle版

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks) (日本語) ペーパーバック

日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた Kindle版

日本は支配者層と被支配者層に別れていなかった
最新情報をチェックしよう!
>聖典をかける少女

聖典をかける少女

地球は乗っ取られている。それも、私たちが、神だと信じている存在によって。「聖典をかける少女」によりますと、創世記がどのように、誰によって書かれたか説明されています。「プレアデス+かく語りき」がモチーフになっているようですが、地球は、30万年前に聖書に登場する創造神たちによって乗っ取られていることが理解できます。

CTR IMG