三峡ダムが決壊すれば絶望極まる

三峡ダムが決壊すれば絶望極まる

  • 2020年6月28日
  • 2020年7月19日
  • 社会

この記事の概要

三峡ダムが決壊すれば絶望極まるという投稿が関心を集めています。さらに三峡ダムが決壊すれば、宜昌市のみならず沙市、江漢平原、武漢市と京九線の鉄道も壊滅的な被害を受けます。洪水の影響は南京市まで及ぶとされています。つまりその洪水は、凄まじい勢いを保ったまま、長江中・下流のすべてを破壊尽くしてしまうのです。


洪水警戒水位

中共メディアの報道によりますと、「6月21日に、三峡ダムの水位が上昇し続けており、現在洪水警戒水位を約2m 超えた」と報告しています。
水利部の首席予報士は、現在、16の省と自治区の171本の河川で洪水警戒水位を超えており、長江中・下流、洞庭湖(ドウテイコ)、淮河(ワイガ)上・中流、西江(セイコウ)、太湖(タイコ)などの主な河川の水位が0.19〜3.59m高くなっています。そのため、大洪水発生の恐れがあると予測しています。
続いて中央気象台は22日の朝、暴雨の注意報を出しました。同気象台は25日までに長江中・下流地域に大雨、また貴州、江南、華南の西部などの地域には、北から南への進路で大雨予報、一部の地域では強い暴雨の可能性があると報じています。
中小河川の氾濫地すべり、土砂崩れで街の冠水などの災害をもたらす可能性があると注意を呼びかけています。水利部の21日の初期段階の予測では、今年の長江中・下流の洪水は、非常に心配されている状態です。

ダム決壊の破壊力

同日中共メディアは現在、三峡ダムの水位は147メートルに迫り、洪水警戒水位より約2メートル高くなったと公表しました。この数日、中国のウエブサイト微博(ウェイボ)では、「三峡ダムが決壊すれば、絶望極まる」という投稿が関心を集め、短時間で閲覧数が10万を突破しました。
この投稿によりますと、「三峡ダムの100億立方メートル超ある貯水が、短時間で一気に流れ出すと水が時速100キロで、葛州ダム(ガージョウ・ダム)に到達するため、葛州ダムが決壊し、ダムの水は時速65キロで宜昌市(ぎしょう-し)を通過する。4、5時間後に宜昌市の水位は海抜64から71メートルに達する」とのことです。
宜昌市地面の平均の高さは、海抜約50メートルであるため全市が水深約20メートルの底に沈むことになります。三峡ダムが決壊すれば、洪水の激流が30分後に、宜昌市に到達するので住民は、避難する時間もなく宜昌市のみで死亡者数は50万人を上るだろうと分析しています。これは核爆弾を落とされた以上の破壊力です。
さらに三峡ダムが決壊すれば、宜昌市のみならず沙市(さし)、江漢平原(こうかんへいげん)、武漢市と京九線(けいきゅうせん)の鉄道も壊滅的な被害を受けます。洪水の影響は南京市まで及ぶとされています。つまりその洪水は、凄まじい勢いを保ったまま、長江中・下流のすべてを破壊尽くしてしまうのです。
10時間後には武漢市に流れ込み、1日後には南京に到達します。数十メートルの高さの洪水が建物を飲み込みながら勢いよく流れていく中で果たして人々は生き延びることができるのでしょうか。

長江は恵の川でもある

長江流域は、中国各方面を支える重要な地域です。
  • 全国の水量38%
  • 農耕地25%
  • 食料40%
  • 綿花33%
  • 淡水魚66%
これだけを占めるほどに、3.5億人が養われています。非常に影響が大きいのです。

早急に避難をすべき

三峡ダムに詳しい著名な水利専門家・王維洛氏は、このほど大紀元時報のインタビューで「三峡ダムの下方にいる住民に日本人を見本にして早急に防災グッズを用意し避難地を探すべきだ」と呼びかけました。
王氏は三峡ダムの問題について、「多くの人は地盤の弱さ変形などに関心を寄せているが、水の浸透を忘れているようだ。浸透は決壊につながることが多いため、変形よりはるかに深刻な問題である。浸透が最も深刻な箇所は閘門(こうもん:運河・放水路などで、水量を調節して水面を一定にするためのせき)部分である。
ここの建設の質が一番低く、変形も一番酷い。閘門は武装警察隊が建設した」と浸透の危険性と杜撰(ずさん)な建設を指摘しました。
また三峡ダムが決壊すれば、まず葛州ダムが崩壊するため宜昌市、沙市、岳陽市が最初の被災地となります。三峡ダムを爆発する説もありますが、爆破すれば、長江の中・下流の住民4億人が被災を受けます。その下流に中国予備軍の基地があり、予備軍も消えてしまうのです空降兵の90%が、三峡範囲にいると甚大な被害は避けられないと示しました。
さらに三峡ダム建設の是非については、軍部に意見を聞いていなかったのです。三峡ダムが決壊すれば、洪水のほかおよそ20から30億立方メートルの土砂崩れが発生します。

土砂崩れの破壊力

土砂崩れの破壊力は、洪水よりはるかに大きいのです。そのため、洪水被害を逃れることが出来れば生き延びれるかもしれませんが、土砂崩れが起これば、長江中・下流から上海の東シナ海河口まで完全にダメになります。長江が土砂に埋められ、水がどこへ流れるか予測できません。
大規模な土砂崩れがもたらす災害は、何年も先まで続くかも知れず災害後の被害は、計り知れないようです。ダム建設の危険性について十分な議論が行われてこなかったことが浮き彫りとなっています。
王氏は、三峡ダム決壊について水利部がすでに、これは「ブラック・スワン」事件であると結論づけています。
「ブラックスワン」:めったに起こらないが、壊滅的被害をもたらす事象のこと。『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年2月26日 (水) 03:41取得
つまり予想以上の暴雨による壊滅的な洪水をもたらすということです。このように発表した以上政府には責任がないと言っているようなものです。これは、不満を言っても受け付けてくれないことを意味しています。
中共は責任を永遠に取らないつもりでいるのでしょうか。「これは暴力的な統治だ!死者がいくらでても中共にとってはただの数字にすぎないからだ!」と中共への希望を切り捨てました。中国物理学教授・銭緯長氏の生前の論説によりますと、三峡ダムが決壊すれば、長江下流の6省が水没し、数億人が危機的状況に置かれることが予想されています。
現在のミサイル技術に対し三峡ダムには、防御能力がありません。中国の水利プロジェクトの専門家で精華大学水利系の教授黄萬裏氏も生前、三峡ダムの建設に反対し、当時の中共主席だった江沢民には、3回に渡って手紙を送っています。異論が出る中で、江沢民は強引に危険に満ちた三峡ダムの建設を押し通したのでした。
参考文献:ユーチューブ:三峡ダム決壊すれば絶望極まる 専門家:中共予備軍が全滅
URL<https://www.youtube.com/watch?v=CIATaL792JQ&t=219s>アクセス日:2020年6月28日

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