この記事の概要
ロックフェラー財団の設立目的は、「全世界の人類の幸福をあまねく増進する」。これは当時としては非常に驚くべきことでした。その時にグローバリズム勢力の陣営としては、財団を作って、税金について非課税、免税の対象を作りました。地球規模での活動、財団の資金はどこへでも何にでも向けられるということこそ、ロックフェラー財団の画期的な点です。
ロックフェラー財団とは何か
ここでは、社会に関することを基準に考えますので、注意しなければならないのは、世の中で俗にいうところの陰謀的なディープステート論やイルミナティー、フリーメイソンです。その点には全く組せず冷静に客観的に考察してみます。
ロックフェラー財団は公式には次のように言われています。
ロックフェラー財団(ロックフェラーざいだん、英:Rockefeller Foundation)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本部を置く民間の慈善事業団体である。慈善団体ランキングでは世界最大規模であり、世界で最も影響力があるNGOの1つに数えられている。2009年時点で、基金は33億ドルに上る。
アンドリュー・カーネギーの著書に影響され、フィランソロピーを始めた石油王で大富豪のジョン・ロックフェラーにより1913年に設立された。活動目的として「人類の福祉の増進、教育」を挙げている。アフリカで緑の革命を主導。戦前はナチスの関係者に資金提供を行っていた。人口科学を得意分野とする。
ウキペディア:最終更新 2021年8月4日 (水) 00:56
世界最大級の民間助成財団
最も世界に影響力を発揮してきたNGO(non-governmental organizations:政府間協定によらずに設立された国際協力組織。非政府組織。)
初代会長はジョン・D・ロックフェラー2世。1913年に設立されています。1世はまだお元気でしたが、2世育成のために、形式的に第一線から身を引いたという形になっています。
主な対象事業は、
- 健康・医療・人口問題
- 農業・自然科学
- 芸術・人文科学
- 社会学科:この辺りはニューワールドオーダ作りと関わりがあります。
- 国際関係:ここはまさに外交問題評議会につながっていきます。
ロックフェラー財団の設立目的は、「全世界の人類の幸福をあまねく増進する」。これは当時としては非常に驚くべきことでした。
ロックフェラー財団が設立された時期とは、アメリカを始め連邦所得税というのが、初めて導入されたのです。
憲法を修正してまで、連邦が国民から所得税を徴収することは、州の権利が強い、個人の権利が強い、権利意識が強いアメリカ人にとっては非常に驚く出来事でした。
その時にグローバリズム勢力の陣営としては、財団を作って、税金について非課税、免税の対象を作りました。
ロックフェラー財団は当初、1世の表に出ていた資産の数兆円をもとに作られたと言われています。フローもストック(ストックは、直訳すると「物を蓄えること」、フローを直訳すると「流れ」や「工程」)も税金がかからないようにしました。
慈善事業(Philanthropy:フィランソロピー)を行うことで、設立が議会で承認されているわけです。
掲げたのは「全世界の人類の幸福をあまねく増進する」というものでした。当時の常識では、慈善事業は、貧しい人たちに食料を提供するとか、恵まれない人たちに教育の機会を与えるとか、あるいは、文化振興、博物館、美術館というものもあります。
「全世界の人類の幸福をあまねく増進する」とは、当時のアメリカでは常識をはるかに超えていました。
一財団が、全世界と目標を掲げているのです。その「幸福をあまねく増進する」とは、非常に驚くべき設立目的です。
財団の資金はどこへでも向けられる
理事会で話し合われた内容は、漠然とした制約の無さです。地球規模での活動、財団の資金はどこへでも、何にでも向けられるということこそ、ロックフェラー財団の画期的な点です。
ロックフェラー財団は、公衆衛生と医学教育をまず第一に着手と位置づけ、1913年6月、理事会は最初の活動として「ロックフェラー衛生委員会」の十二指腸虫撲滅運動を受け継ぎ、世界中に広げることとし、「国際保健部」を設け、6大陸の52カ国、数百万人を治療しました。
「地球規模の活動、財団の資金はどこへでも何にでも向けられる」ということがロックフェラー財団の画期的な点として述べられ、議論され、位置付けられているのです。
ここでロックフェラー財団の「地球規模での活動」を示唆しています。これは、慈善とかフィランソロピーとか戦略的にいろんな分野であまねく「何にでも向けられ、何にでも使っていくぞ」という活動方針です。
裏を見れば、たとえば大統領の選挙資金にもなるだろうし、慈善事業と言ってもビジネスと表裏一体なのです。その様な方向の中で、次のような組織団体に資金が財団から寄付されているのです。
その様な意味で、アイビーリーグの大学はグローバリズム養成教育期間です。
外交問題評議会、王立国際問題研究所、ブルッキングス研究所、世界銀行、ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学、コロンビア大学 – ロシア研究所を設立、フィリピン大学、マギル大学、アメリカ議会図書館、ボドリアン図書館(オックスフォード大学)、人口評議会、社会科学研究評議会、国立保健医療科学院(日本)、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、リヨン大学、モンサント (企業) ウキペディア:最終更新 2021年8月4日 (水) 00:56
参考文献:ユーチューブ、Ch桜大学】世界最大級の民間助成財団の本質-#25
<https://www.youtube.com/watch?v=VScXHLbQa-M>アクセス日:2021年12月22日
まとめ
「地球規模の活動、財団の金はどこへでも何にでも向けられる」ということがロックフェラー財団の画期的な点。