この記事の要約
スターターのタイミングが遅く感じられました。スターターでやらかす人が必ずいます。落としたい選手がいて、勝たしたい選手がいるとすると、タイミングをわざとずらします。スタートのタイミングを問題にならないぐらいずらすスターターがいる。
1. 遅いタイミングのスターター
小平選手スタートの時ギョッとしました。スターターが明らかに遅かったと思います。世界記録をずっと争ってきて、まだ世界記録は韓国の選手が保持していますから。でも最近の試合ではずっと小平さんが勝っています。
韓国は、今回平昌五輪で、調子よくなく、この500メートルスピードスケートにみんなの期待が集まっていました。そんな中、地元の韓国は、スターターが誰だかはっきり知りませんが、スターターでやらかす人が必ずいます。落としたい選手がいて、勝たしたい選手がいるとすると、タイミングをわざとずらします。スタートのタイミングを問題にならないぐらいずらすスターターがいる
2. スターターの技量でずれることもある
スタータの方々フェアであるために、日本は1965年の東京五輪の時にものすごい訓練をしました。これが日本の隠れた努力でした。
その競技をやっていない人にはわからない誤差で、選手は一流であればあるほど、タイミングか完全に体に染み込んでいます。「レディーゴーのヨーイドン」は、「よーいからどん」の間がちょっと長くなっただけで、体は動こうとするわけです。
聞いて、スタートしてからでは間に合わないので、フライングにならない程度、鳴った瞬間にちょうど出るようにします。筋肉は脳から指令が来るまで、百分の何秒がかかリマす。
小平選手は一流の中の一流選手で、完全なトップスケーターです。「ゴー」のタイミングに合わせて、体が自然に動くのです。
3. 通常のタイミングで号砲がならなかった
ビクッと動きました。あれは、テレビで見ても、気づく人と気づかない人がいるかもしれませんが、あとで小平選手がおっしゃっていました。
「体が動いた」。それでしかも「音がした」のです。ショッキングなことに、「号砲以外に」と言うことはわかりますか、「レディー」と言って「ゴー」と言うあたりで音がしたので「ピクっ」て動いたのです。
長野オリンピック金メダリストの清水選手は、朝刊用のコメントで指摘していました。「よくそれを乗り切った」と。
NHKの生放送で、小平さんがこのことを柔らかくおっしゃっていました。「レディーゴーのタイミングがちょっと違ってピクっと動いてフライングを取られると思いました」それで、100が遅れました。
最初の100メートルで10秒26でした。韓国のライバル選手は、10秒20でした。最初の100メートルではっきりした差がついてしまいました。もし小平選手がちょっとでもメンタルが弱かったら、自分のミスを引きずったでしょう。
4. 普通のタイミングで「ゴー」がならなかったのか
なぜ普通のタイミングで「ゴー」がならなかったのでしょうか。変な音は、何なのかとか、余計なことを一瞬でも考えると、200から500までのゴールが伸びないはずです。
彼女は一瞬で、その雑念を振り切って、伸び伸びと、自分を出し切って滑り、オリンピック記錄で大逆転勝利を手にしたのです。
6. フェアなライバル関係
ライバルの女子韓国選手には、全く関係のないことです。彼女は普段から小平さんとプレゼントのやり取りをしている親友ですから、世界のライバルでも最も、フェアなライバル関係です。
7. スポンサーの放映権の影響
ジャンプ大会では、日本と韓国は、時差がないはずですから、普通の時間に見られると思っていました。夜中の0時を回って、暴風と酷寒の中で、無理な競技をやらざるをえないのは、選手たちにとって大変気の毒でした。スポンサーファーストだったのです。
葛西選手まで帰る手段がなかったのです。次の試合がまだあるというのにです。このものすごい大会運営ぶりを考えると問題になりかねないのに小平選手と韓国のフェアな戦い、中でも小平さんの自分を信じる強さ、元々100メートルの出だしは相手の選手の方が得意だと言うことが幸いしました。
最初の100で差をつけられるのが心配していたのですから、コーチもみんな最初の頃は100を超えたところから10秒26でした。10秒30が目標だったので、目標に達したので、あとは伸び伸び滑ったのです。
トップ選手のスポーツは目に見えないところで運命を左右させます。トップとの差はほとんどありません。差があるとしたらメンタルの強さにあります。だから小平さんの金メダルは見かけよりも値打ちのあるメダルだったのです。
8. 実力
おかしなことを乗り切る力を女性は持っていることを証明しました。これを支えたのは、羽生選手の金メダルだったと思います。これでみんなホッとしたのでしょう。日本の選手団の意識が強まったに違いありません。
9. 和の日本
日本選手団は、はまとまりが強く、同時にみんなに影響します。金を取れるはずの渡辺暁斗選手がノーマルヒル複合で取れませんでした。高梨沙羅選手も、W杯で勝ているにも関わらず銅メダルで終わってしまいました。
こんな雰囲気の中で、金に届かないと言う空気が全体に影響します。羽生選手が転けていたら、金を逃したかもしれない、そうしたら宇野選手がとっていたかもしれませんが、取るべき人が取ったということが、日本選手団に影響したのです。
アメリカのような個人集団には影響はしませんが、小平さんの精神力を支えたのは、羽生選手の金メダルだと思います。
まとめ
スターターは素人目に見ても違和感がありました。スタートの魔が遅すぎ、誰もがそう感じました。あそこでフライングをとったら韓国は、未来永劫言われたでしょう。フライングの原因は、スターターと妙な声にあったことがとても気になりました。
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