オバマゲートの発端となったのはFBIが仕掛けた罠

オバマゲートの発端となったのはFBIが仕掛けた罠

  • 2020年5月17日
  • 2020年7月19日
  • 社会

この記事の概要

オバマゲートの発端となったのはFBIが仕掛けた罠だったのです。それはフリン氏に仕掛けられました。これがオバマゲートです。オバマゲートとは、事実がこんなに不思議な展開をするのかと思えるほどに、嘘が暴かれていきます。


オバマゲート

FBIが、マイケル・フリン氏に仕掛けた罠、これがオバマゲートです。オバマゲートとは、本当に不思議な話です。

事実というのは、こんなに不思議な展開をするのかと思えるほどに、嘘が暴かれていきます。

展開中の話の主人公であるマイケル・フリン氏は、元アメリカ陸軍の中将、トランプ大統領の側近として、 政権の安全保障担当補佐官として最初に任命された方です。

この方は、まさに数奇な運命としか言いようのない話です。一言でいうと、「事実は小説より奇なり」、英語で、”Truth is stranger than fiction”という言葉があります。

まさにこの言葉の通り、本当に事実は小説家が書くフィクションよりも、もっと不思議だということを感じざるを得ません。

オバマゲートは、マイケル・フリン氏が、4年前にロシアのアメリカ駐在大使を務めていたセルゲイ・キスリャクと会ったことから始まります。

フリン氏が、ロシア大使と話したところから、この物語が展開していきます。どのような話かというと、2014年にウクライナ危機がかつてありました。この時のアメリカの大統領がオバマ氏でした。

オバマ大統領は、プーチン憎しということで、ロシアに対して経済制裁を科したのです。

この経済制裁をトランプ氏が大統領になったら解除するという話を、トランプ氏の側近であるフリン氏が、このロシア大使としたということです。

この行為自体が、「ローガン法という法律に違反である」とFBIが起訴することになったのです。

このローガン法は、古い法律です。その法律を要約すると「民間人が勝手に外国の政府の当局者と交渉してはいけない」ということです。フリン氏の行動は、「完全な法律違反である」と誰もが思わされたのでした。

まだフリン氏は、トランプ氏が大統領に就任する前なので、正式に大統領補佐官になっていないと思われていました。


FBIが仕掛けた罠

その段階で、フライングのように、ロシア大使と制裁解除の交渉をしたのは、ローガン法違反だということです。実は、そうではなかったことが、つい最近わかりました。

この法律は、大変古い法律です。この法律自体が憲法違反だったのです。

合衆国憲法では自由が保障されていて、民間人であろうと何であろうと、有力な人物が外国の大使と会って話すことは、個人の自由であり、それを制限するような法律というのが、憲法違反であるのです。

過去に、この法律で一度も、誰も、起訴されていませんでした。

それを知っていながらFBIは、この法律を持ち出してきたのです。FBIは、フリン氏に対して、「ロシア大使に会ったでしょう」と誘いかけて取り調べをしました。

そこでフリン氏が、あいまいなことを言ってしまい、それが、虚偽の証言の疑いで起訴されてしまいました。

この経緯を要約し振り返りますと、時系列で、

4年前の2016年の11月に、大統領選挙がありました。サプライズのようにトランプ氏が当選しました。その直後に、トランプ氏は、組閣に入ったのです。自分の大統領補佐官として、マイケル・フリンを指名しました。

指名されたマイケル・フリンは、この年の年末、2016年の12月の年末に、ロシア大使キスリャク大使と会って話をしたのです。

年が明けて2017年の1月、正式にトランプ氏は、大統領に就任しました。ここで、フリン氏も正式に大統領補佐官になりました。そのタイミングでFBI が、フリンに面会を求めます。

その面会が、実は最初のFBIが仕掛けた罠だったのです。「あなたは、昨年の年末にロシア大使と会いましたよね」と。そこの話を引き出した時に、曖昧な答えをしたマイケル・フリンに対して虚偽の証言にすり替えたのです。

それが大きな問題になってしまって、トランプ大統領は、翌月の2月には、フリン氏を解任せざるを得ませんでした。24日間で、フリン氏が、大統領補佐官から解任されました。


フリンがオバマに嫌われていた

この話の発端があります。大統領選挙が、2016年の11月にありました。トランプ氏が当選しました。その大統領選挙の2日後に、トランプ氏は当選が確定したので、当時の大統領だったオバマ氏に会いに行きます。

ホワイトハウスにいたオバマ大統領に会いに行き、大統領執務室において2人で90分間も話をしています。

その時の話の中で、今、分かったことですが、当時のオバマ大統領は、次期大統領であるトランプに対して、「あなたはマイケル・フリンを大統領補佐官として起用しようとしてるみたいだけど、やめておいた方がいいよ。危険な人物だ」と言っていたのです。

というのは、当時のオバマ大統領は、フリンのことをよく知っていました。そもそもこのオバマがこのマイケル・フリンを、政府の中の情報機関のトップに任命していました。

ISISの対応に関して意見が割れて、当時のオバマ大統領は、マイケル・フリンを嫌って解任しています。

当時、マイケル・フリンは、民主党員でした。民主党員でしたが、そこで解任されています。

その後、トランプ氏が大統領になって、一連の流れがあったのです。フリン氏はオバマによって、一回解任されて、そしてFBIによって罠にかけられ、今度は、トランプに解任されるという 波瀾万丈の人生になっていくのです。


ロシア疑惑

その結果何が起きたかというと、このロシアゲートです。トランプ大統領のロシア疑惑というのが起きました。

これはフリン氏の話だけではなく、そのバッグにいるトランプ自身が、大統領選挙で自分が当選するために、「ロシアと共謀したのだろう」という疑惑に発展していったのです。これがロシア疑惑というものです。

このロシア疑惑を捜査する担当が、当時のFBIの長官だったこのジェームズ・コミーです。とても身長の高い人ですね。190cm あったジェームズ・コミーは、トランプとの対立関係にありました。

当時このロシアゲートを専任で捜査する担当者として選ばれたのが、ロバート・モラーとかムラーと言われる人です。 FBIの特別検察官です。

この方が、フリン氏を含めたロシアゲートのことを詰めていくことになったのです。

このムラーのチームが、フリン氏に対して、刑を確定させるというのですが、ここで、FBI による、次なる罠が行われます。

それが、このFBIとの司法取引なのです。このムラー特別検察官は、フリン氏は、当時、大手の弁護士事務所と契約していました。その弁護士事務所と話し合って司法取引に持っていこうと計画をしていたのです。

つまりフリン氏が、自分の罪をはっきりと認めてくれれば、手加減するような司法取引をしました。

これにフリン氏の弁護士は乗る気でした。フリン氏を説得して、司法取引してしまうのです。しかし、この司法取引は、罠だったのです。

というのはFBIは、この当時ロシアゲートを追求していましたが、大した情報や証拠が出てきませんでした。

そこで、フリン氏をまず明確に葬り去るという方向に持っていこうとしたようなのです。

もともと最初のことが罠だったので、それが、ばれないうちに司法取引で、さっさとフリン氏を有罪にしてしまうとしていました。


司法取引がおかしい

「この司法取引は、おかしいのではないか」と疑問を投げかけたのは、シドニー・パウエルという弁護士です。

この方が、FBIとフリン氏の司法取引は非常に怪しいと感じたのです。フリン氏の弁護士事務所は、「何かを隠しているに違いない」と思いました。

もともと、FBIが、最初にフリン氏に面談を申し込んできました。その時は正式なFBIによる取り調べではありません。「ちょっとした話なんですが、話を聞かせてください」というように、フリン氏を油断させる形で面会を申し込んでいます。

シドニー・パウエル弁護士は次のように述べています。

「FBIは、フリン氏に正式な取り調べではないように思わせました。曖昧なことを言うと虚偽証言になることをフリン氏に気づかせないよう、リラックスさせました。つまり脇を甘くさせ、油断をさせたのです。

そこで、曖昧な証言を引き出し、罠にかけたということではないのでしょうか」と。

さらに、パウェル弁護士は、「このFBI のこの操作の方法は、当時のオバマ大統領も事前に知っていた」とも述べています。

ロシアゲートの疑惑追及は、結局トランプとロシアの共謀の証拠は全く出てこなかったのです。

ロシアデートは消滅します。それでは、フリン氏はどうなってしまったかというと、実はこの先ほどのシドニー・パーエル弁護士の言葉を受けて、自分が雇っていた弁護士事務所に嵌められていたことに気付くわけです。


FBIとの戦い

そこで、この弁護士事務所を切って、シドニー・パウエルを自分の弁護士として新たに雇うことになるのです。

このようにして、マイケル・フリンは、FBIとの戦いを実に3年間も続けます。この FBIとの戦いにマイケル・フリンは、弁護士費用としてなんと5億円も使っています。

このために、自宅も売却しています。しかし諦めませんでした。フリン氏は、ずっと戦い続けました。

FBIによって起訴されて、有罪が確立したかというと、していませんでした。この裁判の判決が長い間延期されていました。

今年に入って、実際にフリン氏を起訴する側のアメリカ司法省の長官であるバー長官が、この件の担当者を変えました。捜査を見直させたのです。

そうしたらFBIの内部からおかしな証拠が、たくさん出てきました。最初の罠だったフリン氏に感づかせないようにして、曖昧な証言を言わせたところで偽証にもっていこうとする策略を練っている証拠が、FBIの内部から出てきました。

これをもって、バー司法長官は、5月7日に、のフリン氏の起訴を取り消す発表をしました。


慌てるオバマ

この後、慌てたのはオバマです。オバマ氏は慌てて、当時の自分の上層部にいた仲間を集めて、会議をしています。

ネットで、ズームはアメリカで禁止されているのでズームでないと思います。ズームみたいなネット会議をしているのです。

ネット会議の音声が、マスコミにリークされてしまいました。それを受けたのはアメリカ、ヤフーニュースです。アメリカの ヤフーニュースが、スクープとして5月9日に発表しています。

その音声自体をネットに上げていますが、オバマ氏が言っている言葉が、そのまま出ています。オバマが明らかに、もう慌てている、困ったことになったというのが現れているニュースです。

その中でオバマが言っているのが、「フリンの起訴を司法省が取り消したというのは、これはもう法による支配が、危機に陥ってると、もうこれは、アメリカは法治国家なのに法治国家じゃなくなるぞ」みたいなことを言っています。

要するに、「自分が危ない」という内容だったのです。これがどのようなことかというと、FBIを管轄しているのは、アメリカの政府の中の司法省です。

その司法省は、当然アメリカの政府の一つですから、政府のトップにあるトランプ大統領の配下にあるはずなのです。

しかしながら、司法省は、特別なところで、大統領が犯罪を犯すこともあるので必ずしも、その時の大統領のいいなりではないのです。

司法省が今回の件で、トランプの側についたのです。

そしてその司法省の配下にあるFBIというのはまさに、ディープ ステートそのものです。そしてディープステートとつながっているのが民主党、そしてオバマ自身でした。

この司法省が、このトランプの側につくということは、民主党やオバマ自身が最も恐れていた事なのです。

それが起きてしまいました。それは、ディープステートのこれまでの悪事が暴かれるのではないかということになるかもしれません。

これが、オバマゲートの話の全貌です。トランプ側に立っている fox ニュースは、非常にいきり立っています。


急展開

5月の11日ぐらいから、毎日のように、事態はフリン氏の無実からオバマ前大統領の疑惑に急展開しました。わずか1週間前までは誰もが知っていたロシア疑惑ではなくて、オバマ疑惑になったのです。

オーバーマーゲートという言葉が、大変なニュースになっています。

この件は、フリン氏が3年間にわたって諦めずに、FBIと戦ってきたことが、トランプ再選の可能性をこじ開けてきたように思えます。

このままでいくと秋の大統領選挙では、トランプ氏は、バイデンに負ける可能性が高いのです。なぜならば、このパンデミックによって経済が史上最悪というか、世界恐慌以来の最悪の状態になってるからです。

経済さえ、去年のままの良好な状態であればトランプ氏が、再選したはずです。しかし経済が大恐慌以来の最悪な状態になってしまうと、現職のトランプ大統領に勝ち目がありません。

もともと、支持者の数では、全米で圧倒的に民主党の方が共和党よりも多いのです。普通の条件で選挙をしたら、民主党候補が勝ちます。

大統領選挙において、共和党が勝つためには、民主党よりも圧倒的に有利なものをもてば勝てるのです。今回は、トランプ氏が勝てる予定でしたが、経済で景気が悪くなり、勝ち目がなくなりました。

そんな中で出てきたのが、このオバマゲートです。そのオバマゲートを引き出してくれのがマイケル・フリンです。まさにトランプにとっては重要な人物なのではないでしょうか。

マイケルフリンが、すべてを投げ打って3年間 、FBIと戦い続けたことによってトランプ再戦の話が出てきたように思います。


参考文献:YouTube:オバマゲートとは?FBIがフリンに仕掛けた罠!【及川幸久−BREAKING−】

URL<https://www.youtube.com/watch?v=UNBA98bywE8>アクセス日:2020年5月17日


まとめ

FBIが、マイケル・フリン氏に仕掛けた罠、これがオバマゲート

曖昧な答えをしたマイケル・フリンに対して虚偽の証言にすり替えた

大統領選挙で自分が当選するために、「ロシアと共謀したのだろう」という疑惑

FBIとの戦いにマイケル・フリンは、3年間、弁護士費用としてなんと5億円

慌てるディープステートのオバマ


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