この記事の概要
水プラズマが一瞬に毒性廃棄物を消すのです。ゴミ問題を抱えている地球は、水プラズマの技術を使えば、一瞬で粉々になってしまいます。毒性も何処かに行ってしまいます。原始レベルに分解されるのですから。
水プラズマが地球を救う
摂氏2万度の超高温が危険な有害物質を瞬時に分解することができます。水プラズマが地球を救うというのです。
プラズマとは、個体、液体、気体に次ぐ第四の物資状態と言われています。気体が数千度から1万度になったときに発生するらしいのです。電気を通りやすくする特性があって、自然界では雷や炎もプラズマの状態と言われています。
現代の最大の問題の一つは、ゴミです。ゴミ問題を解決する水プラズマが注目を浴びています。
プラズマとは、気体に熱や電気などのエネルギーを加えたときに、気体の分子から電子が飛び交う状態のことです。
普通は、このプラズマを発生させるためにはガスを使いますが、「水プラズマ」の場合は、「水」を燃料としています。
温度が上昇すると、物質は固体から液体に変化します。液体は気体へと状態が変化しま す。
気体の温度が上昇すると気体の分子は解離して原子になります。さらに温度が 上昇すると原子核のまわりを回っていた電子が原子から離れて、正イオンと電 子に分かれます。
プラズマとは
一般にこの現象は、電離とよばれています。電離によって生じ た荷電粒子を含む気体をプラズマとよんでいます。
自然界には、次のように様々な形のプラズマが存在しています。
- 地球のエネルギーの源である太陽
- 太陽から吹き出す太陽風
- 地 球を取り巻く電離層
- 北極。南極の空を彩るオーロラ
- 真夏の積乱雲から走る稲妻等
- 夜空にちりばめられた数々の恒星
宇宙を構成す る物質の 99% 以上がプラズマであると言われています。
水プラズマとは
水プラズマとは、プラズマを発生させてそこに水流を含ませます。水と混合するところが味噌なのです。単純にプラズマを当てただけだと、アーク放電みたいに溶けるだけになります。
電弧放電(でんこほうでん)、または、アーク放電(英: electric arc 英語発音: [iˈlektrik ɑːrk])は、電極に電位差が生じることにより、電極間にある気体に持続的に発生する絶縁破壊(放電)の一種。負極・正極間の気体分子が電離しイオン化が起こり、プラズマを生み出しその中を電流が流れる。結果的に、普段は伝導性のない気体中を電流が流れることになる。この途中の空間では気体が励起状態になり高温と閃光を伴う。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年3月13日 (金) 07:41(日本時間)現在での最新版を取得。
水が燃やす対象と物凄く反応するのです。燃やされた物質は、原始レベルまでバラバラになってしまいます。これが水プラズマです。
有害な物質であっても、高分子状態であれば、悪さをするわけです。そこで、どのように分解するかと言う技術の中でこの水プラズマの場合は、本当に原始レベルに分解してしまうのです。
目の前で見ると驚くほどすごいのです。鉄の棒も消滅するくらいの勢いで、蒸発してしまうくらい姿が消えてしまいます。
水を燃やしていると言うわけではありません。プラズマを発生させて水の水流を当てるのです。プラズマそのものというと基本的にガスです。電離した状態のガスです。
そのため、溶接の時に使うアーク放電のレベルだと鉛や鉄を分解できません。
そこに水という物質を付加すると質量が高まるので、当てると「ババーン」と対象物の姿が無くなるのです。
水プラズマを使用することにより、消費エネルギーが格段に少なくて済みます。
産業廃棄物の法的問題
試作品は小さいのから大きいのまでたくさんあります。これはどのようなところで役立つかと言われると、産業廃棄物です。この中でも毒性の強いものや始末に困るのです。
始末できないものは、永久に保管しなければなりません。他には埋めてしまうとか手段や方法はありますが効率的ではありません。いずれにしても処分できない状態です。
水プラズマの技術を使えば、一瞬で粉々になってしまいます。毒性も何処かに行ってしまいます。原始レベルに分解されるのですから。
このような猛毒性の廃棄物に関しては、法律でガチガチに縛られていますから厳重に保管しなければなりません。
そのような廃棄物は、簡単に移動できません。危険な廃棄物を保管する場所がいくつかあります。工場に運んで、そこで分解するわけにはいかないのです。法律で規制されているからです。
参考文献:YouTube:月刊ムー三上編集長の話より
まとめ
水プラズマで2万度の超高温が危険な有害物質を瞬時に分解する
自然界では雷や炎もプラズマの状態
水プラズマとはプラズマを発生させそこに水を混合させる
毒性の強い産業廃棄物を原始レベルまでに分解させることができる