最新の量子脳仮説から導き出された意識

最新の量子脳仮説から導き出された意識

この記事の要約

最新の量子脳仮説から導き出された意識とは、脳内の情報処理には量子力学が深く関わっているということです。物質は重ね合わせから条件を選ぶことができ、意識は原子の振る舞いや時空の中に既に存在しているのです。観測したために結果も変わることになります。


1. 量子力学の世界

マクロの世界とミクロの世界では全く違うと思います。マクロの世界では粒子の波が別々でも、ミクロの世界は波と粒子の両方の性質を持っています。

小さい世界というのは不思議な世界で、粒子でありながら波であるのです。実験すると波の性質を観測できますが、そこに観測機を置くと波である性質が消えてしまいます。観測したために結果が変わってしまうのです。

覗いたがために、その状況が違ってしまうことになるのです。箱を覗く前と覗いた後では状況が変わってしまいます。例えば月は、見ているから月が出ているのであって、見ていないと出ている確率は二分の一の確率です。

2. 科学者の頭は悩まされる

観測するというのは、観測者の意識が介在してしまいます。意識というのは物理の領域ではないのです。意識とは何でしょうか。

神様がいるとか、いないとかということは物理では問いません。観測できるもの、計測できるものとしてきちんと定義できるものを持って、その仕組みを記述するのが物理学です。長さとか、空間とか、質量エネルギーを定義できるものなのです。

意識とは何ですかと問われたならば、魂や霊と言われる自我の問題になってきます。それを突き詰めると形而上の話になってしまいます。(形而上:形をもっていないもの、感性的経験では知り得ないもの。有形の現象の世界の奥にある、究極的なもの。)

避けて通れない話ですが、「なぜこの宇宙はあるのか」、「なぜ宇宙は存在できるのか」という問いです。これは、宇宙を観測しているので、「見ているから宇宙は存在できる」という考えが成り立ちます。見ていないと宇宙は存在するか、存在しないかは、二分の一の確率で見ているから存在しているということになります。

3. 宇宙が存在しているのは

それでは、宇宙が存在しているのは、観測している人のためなのでしょうか。言ってみれば人間のために宇宙はあるということなのかも知れません。

物理学者は、脳の中の色々な働きも、意識も全てコンピュータのように、物理化学的に定義された物理量で再現できると考えています。

それでは、どこで意識が決まっているのでしょうか。心はどこにあるのでしょうか。その一つの仮説として、脳細胞の中にあるマイクロチューブル(チューブリン)というタンパク質でできているちくわみたいな細い管があります。

管の中で意識が生まれているのではないかという仮説です。その全てから意識が出てきます。脳細胞のマイクロチューブから、ホースのチューブの中で量子効果という非常に訳のわからない世界において、チューブのようなちくわの中で意識が生まれていると考えられているのです。

マイクロチューブルは、日本語では微小管と呼ばれています。細胞に含まれる成分のひとつです。微小管は「細胞骨格」と呼ばれる物質群のひとつです。それらは、細い繊維状の物質で出来ています。細胞は流動性の膜に包まれた水分を含む構造になっています。

例えとして、風船に水を入れた状態のようです。風船に圧力を加えなければ球体の形ままですが、実際の体内の細胞はそれぞれの機能に応じて様々な形をしています。微小管は、すべての組織細胞にあります。ただ、脳細胞は特にニューロン形成などで細胞を細長く引き伸ばした形を維持する必要があるので、その含有量が多いのです。

4. 脳の仕組み

意識がどこで生まれるのか、解くのを物理的に解き明かそうとしているのが、最新理論で有名なロジャー・ペンローズ量子脳理論、量子脳仮説の、「皇帝の新しい心」では、次のように述べています。

脳内の情報処理には量子力学が深く関わっているという仮説を提示しています。その仮説は「ペンローズの量子脳理論」と呼ばれています。放射性原子が崩壊時期を選ぶように、物質は重ね合わせから条件を選ぶことができるといい、意識は原子の振る舞いや時空の中に既に存在していると解釈するのだということです。

素粒子にはそれぞれ意識の元となる基本的で単純な未知の属性が付随していて、脳内の神経細胞にある微小管で、波動関数が収縮すると、意識の元となる基本的で単純な未知の属性も同時に組み合わさり、生物の高レベルな意識が生起するというのでです。

ロジャー・ペンローズSir Roger Penrose, 1931年8月8日 – )は、イギリス・エセックス州コルチェスター生まれの数学者、宇宙物理学・理論物理学者。(参考文献:ウィキペディア)


まとめ

観測するというのは、観測者の意識が介在してしまう

宇宙が存在しているのは、観測している人のため

脳内の情報処理には量子力学が深く関わっている


紹介欄

量子力学で生命の謎を解く

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