この記事の要約
ケネディ・ドル札のようなものは一般人にとってはなんの意味もないのです。一般の人はケネディ・ドル札も持っていますが、オモチャ銀行の1億円冊と変わらないのです。これをしかるべき銀行のしかるべき所に行って、しかるべきサインをした瞬間に、預金が入るのです。
ケネディ・ドル札
ケネディ・ドル札の発端となった事件は、2009年3月、イタリアでわけのわからない事件が発生しました。スイスの国境近くで、日本人二人が当局に逮捕されたのです。拘束されました。
不思議なことに名前が一切伏せられています。3ヶ月間拘留されて6月には釈放されました。なんで捕まったかというと、イタリアからスイスに入国しようとした時に、問題が発覚しました。アメリカの国債を持っていたのです。
国債はアメリカが発行する借金の証書か国が発行する株式みたいなものです。
国債
持っていた米国債の額がとても凄かったのです。13兆円です。アメリカの国債を保有している国はこの世に3つしかありません。13兆円以上の国債を持っている国は、ロシア、中国、日本だけなのです。
世界の4番目に相当する額を二人が持っていいました。違法に米国債を所持していたということで逮捕されたのです。この時にあった一枚の米国債の額面は、5億ドルでした。それを294枚持っていました。
1ドル100円として5億ドルですから、500億です。更にケネディ債を10枚持っていました。額面なんと10億ドルです。1枚1,000億円です。ちょっとした国家予算です。
戦時米国債
戦時国債といって政府が戦時中に発行するお金なのですが、戦時国債の額面が軽く10億ドルとか5億ドルとかあるのです。戦時中の政府が発行して、政府がどこかの国だとか、どこかの要人に渡すもので、ある種の証書です。
一般人にとってはなんの意味もないのです。しかしながら、これが時折流れてくるのです。その流れで、日本人でも戦時米国債を持っている人がいます。
一般の人はケネディドル札も持っていますが、オモチャ銀行の1億円冊と変わらないのです。これをしかるべき銀行のしかるべき所に行って、しかるべきサインをした瞬間に、それがその銀行の中に口座が開き、預金が入るわけです。
では、お金とは一体なんなのでしょうか。考えても見ればお札とは単なる紙切れです。紙幣とお金は違います。銀行預金に10万円あります。お札はもっていません。銀行に行けばお札にしてくれます。
信用の証
銀行にあるのは数字です。でもお札に変えてくれますが、それが信用ということです。お札そのものに価値があるわけではなく、信用の証なのです。
信用とはどのように出てくるかというと、国が紙幣を発行するに当たっては、担保があるのです。昔は金でした。金本位制でした。今は金本位制ではありません。
例えば、クーデターが起こり、日本政府が倒れました。日本政府は円を発行する権利を持っています。この権利を持っている日本政府がもし崩壊したならば、この瞬間に1万円札はただの紙切れになります。
第二次世界大戦で負けた時も同じ状況がありました。今でもアンダーグランド、アッパーストリームの世界では、あるのです。
イタリア当局は、この国債は偽造されたものであり、本物ではなくオモチャを所持していたと解釈することで、釈放したのです。
しかるべき人とは
本人たちはそう思っていません。明らかに本物だと思っていました。しかるべきところに行って、しかるべきサインをすれば、本物になりうるのです。でもそういうことができる人は、普通の人ではありません。
偽物ということで釈放したのでしょう。100万ドル札でも詐欺事件が起こったりします。10年ぐらい前にも日本で詐欺事件が起こりました。一般人にはわからない、国債を現金にできる人々が存在しているようです。
まとめ
一般の人はケネディドル札も持っていて、オモチャ銀行の1億円冊と変わらない。
これをしかるべき銀行のしかるべき所に行って、しかるべきサインをした瞬間に、それがその銀行の中に口座が開き、預金が入る。しかるべき人とは普通の人ではない。
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