この記事の要約
黄道12星座にはミステリーがあります。「星のもとに生まれた」とよく表現されます。宿命とも呼ばれます。多少なりとも星座の影響を人は受けて生きています。生まれた時の星座は、ある意味においてスマホのアプリのようなものです。他のパワーが必要であれば、他の星座のアプリをインストールすればいいのです。
12のミステリー
世の中では、12に関わる事柄が非常に多いのです。時計も 12時、黄道12宮(星座そのものではなく等分した黄道上の領域のこと)、
黄道12星座(こうどうじゅうにせいざ、12 ecliptical constellations黄道が経過している13星座のうち、へびつかい座を除いた12の星座のこと)月の初めから星座が始まらないのは何故でしょう。
例えば、9月1日から乙女座ではありません。8月23日~9月22日までに生まれた方が該当します。
星座の早見表
● 牡羊座(3月21日~4月19日)
● 牡牛座(4月20日~5月20日)
● 双子座(5月21日~6月21日)
● 蟹座(6月22日~7月22日)
● 獅子座(7月23日~8月22日)
● 乙女座(8月23日~9月22日)
● 天秤座(9月23日~10月23日)
● 蠍座(10月24日~11月21日)
● 射手座(11月22日~12月21日)
● 山羊座(12月22日〜1月19日)
● 水瓶座(1月20日~2月18日)
● 魚座(2月19日~3月20日)
一年の決め方
一年はどのように決めているのでしょうか。疑問だらけです。
一日とは、太陽がちょうど真南にくることで決めています。天文学においては、ある天体が日周運動によって、観測地点における子午線、すなわち、天球上の天の北極・天頂・天の南極を通る大円を通過することです。
1日の長さとは常識的には、「正確に24時間 = 正確に86,400秒」と認識されますが、実際の暦日の長さはこれとは微妙に異なります。 暦日の長さは、日々によって異なりますが、閏秒が挿入された暦日は「24時間1秒 = 86,401秒」、より正確には、86 401.001秒 – 86 401.002秒程度となります。
月も満ち欠けします。新月、三日月、半月、満月と、これも約30日です。
一年とは、まさに太陽の位置が同じ場所に戻ってくることです。この一年を月の30日で割ると、12プラスとあまりの日数です。あまりの日数を調整してつくったのが現在のカレンダーです。
天文学においては、ユリウス年以外は、計量的な用途には馴染みません。なぜならば、現行のグレゴリオ暦では、閏年があるために、1年が365日または366日となって日数(または秒数)が安定しないためでです。
さらに地球の自転と時刻を合わせるために閏秒による補正も行われているからです。
計量の標準である国際単位系では、時間の基本単位は「秒」と定められており、天文学で用いるユリウス年は、正確に31,557,600秒です。 年は、時間を示すおおまかな単位としては一般に認められています。
大事なのは、太陽がある場所です。実際は、太陽の周りを地球が回っています。
全宇宙、天球のどこに太陽があるのか、星座がたくさんあって、色々な星座があります。ルーツを遡るとシュメールに行きつくのです。この中で太陽が通る道を黄色い道と書いて黄道と言います。
太陽は、黄道を一年かけて回るのですが、その時にぶつかる星座が12あるのです。黄道十二宮の概念がつくられました。その起点となるのが春分点です。春分の日を起点にして、行くのです。
天の赤道
月がある夜空に天秤座が見えないのは、天秤座のところに太陽があるからです。その場合、昼間見た方向に太陽があります。生まれた時には夜空にその星座はなく、太陽の方向にあります。
太陽がどこの星座にあるのか、色々な意味を持たせたのが、占星術です。星座そのものというのは、文化圏があります。エジプトにはエジプトの、中国には中国のがあります。
ギリシャ神話
最終的には、ギリシャ神話に反映されています。このギリシャ神話はシュメールから来ているのです。
星座の解釈は基本的にギリシャ神話がベースとなっています。神話のモチーフを天球の星の配置に当てはめたのです。太陽の通り道に当たるのが現在の星座です。
12星座のギリシャ神話のエピソードは大変有名です。そのため、本に載せるためには12の星座の物語を準備しなければなりませんが、読む側にしてみれば、自分の星座と好きな人の星座しか読みません。
シュメール神話は、世界で最も古い神話です。そのため、ギリシャ神話や旧約聖書は、シュメールの物語と似たエピソードがあります。それだけシュメールの星座の物語は相当古いのです。
さそり座が鷲だったりとか、微妙に見る人々や国によって、多少の変化はありますが、現在は、ギリシャ神話の見方で定着しています。
シュメールの人たちは、心の目で見るパワーがありました。古代人にとって、夜空とは神々の世界だったのです。星の配置は神の姿であり、星の位置とは神様に置き換えられていたのです。
「星のもとに生まれた」とよく表現されます。宿命とも呼ばれます。多少なりとも星座の影響を人は受けています。
日本における星の物語
日本神話では太陽神、天照大神。月は、月夜野の巫女、ほとんど星がつく神様は天津甕星(あまつみかぼし)くらいなものです。ほとんど星がつく神様はいません。
天の川や織姫、彦星伝説はありますが、日本はどちらかというと、星に関しては、中国からの影響を受けています。
先住民のアイヌの人々も星の物語を持っています。星の物語は神様の住む世界なので、どの民族も持っているのです。神話イコール星座として時代を経て残されてきました。
まとめ
世の中では、12に関わる事柄が非常に多い
一年とは、まさに太陽の位置が同じ場所に戻ってくることを一年
太陽がどこの星座にあるのか、色々な意味を持たせたのが、占星術