終戦から占領軍の本当の総力戦が始まった

終戦から占領軍の本当の総力戦が始まった

この記事の概要

終戦から占領軍の本当の総力戦が始まったのです。総力戦の三本柱は、憲法強要・復讐裁判・洗脳教育でした。武力戦の後に、政治、経済、文化、思想に至るまで日本人を骨抜きにする戦いです。占領後は、「民主化してくれてありがとうございました」と多くの人が洗脳させられ、「日本が戦争で米国に負けたのは日本のためによかった」と思い込まされています。


総力戦

総力戦とは、武力戦を中心に軍事、政治、経済、文化、そして人の内面の思想にまで国家の総力をあげての戦争です。それは、長期にわたる戦争になります。総力戦とは、相手の総力を潰すための戦争です。本番の戦争である総力戦は、占領から始まったのです。
占領の政策とは、総力で抵抗する日本人に対して、総力で追撃することでした。
その柱が三つあります。
憲法強要・復讐裁判・洗脳教育が三大武器だったのです。東京裁判では、文明が裁くと言っていましたが、勝ったらなんでもありの文明国とは到底思えない行動なのです。
占領されるとは、「民主化していただきありがとうございました」と思わせることなのです。このこと自体が戦争に負けていることでしたが日本は、この歴史的事実を知らない限り永遠に敗戦国なのです。
総力戦研究所は、日本で唯一総力戦のことを研究していました。すごいシンクタンクがありました。

『総力戦研究所(そうりょくせんけんきゅうじょ)』:大日本帝国において1940年(昭和15年)9月30日付施行の勅令第648号(総力戦研究所官制)により開設された内閣総理大臣直轄の研究所である。

この機関は国家総力戦に関する基本的な調査研究と“研究生”として各官庁・陸海軍・民間などから選抜された若手エリートたちに対し、総力戦体制に向けた教育と訓練を目的としたものであった。1945年(昭和20年)4月1日付施行の勅令第115号により廃止。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年7月19日 (日) 13:34 (日本時間)現在での最新版を取得。

昭和16年夏の敗戦という猪瀬直樹元東京都知事の出世作があります。これは、総力戦研究所のことを書いています。NHKでドラマになり、中村雅俊が主演をし、かなりの好評でした。

日米戦のシュミレーション

総力研究所では、日米戦のシミュレーションをしていました。模擬戦の二つを除いて全て当てたのです。外した一つが、山本五十六が大博打を打った「真珠湾攻撃」でした。二つめは、原子爆弾投下です。これは、物理的には当てることできないものです。
総力研究所の予測では、「最初は勝つが、最後はソ連が裏切って負ける」というものでした。確かにその通りになりました。研究所はそこまで読んでいたのです。日本中から平均年齢32歳の陸軍、海軍、官庁、企業、マスコミ など優秀な人間を集めて、自由に議論させていました。
総力戦の三大武器は、憲法の強要、復讐裁判、洗脳教育です。総力追撃、総力抵抗とは、この時の総力戦研究所の造語です。戦争は、占領からが本番で、占領時になったら、占領軍は総力追撃とばかりに相手の総力を潰しにくるのです。
第一次大戦のドイツの様に総力抵抗しなければいけないのです。ドイツの場合は一次大戦の時は、占領されませんでしたが、ワイマール憲法を押し付けられています。

占領政策

この憲法強要、復讐裁判は、まさに南北戦争で北軍が南軍に行ったことです。アメリカは南北戦争で学習してます。占領政策というのは総力追撃です。平和でもなんでもありません。
10月2日には総力追撃が開始されます。有名なWar Guilt Information Program=「戦争に関して日本人に罪悪感を植え付ける計画」他に訳しようがありません。「私は悪いございました」と永遠に思い込ませるのです。それで、特高警察を廃止し、自治法を廃止しました。他には、共産主義者を野放しにすることにしました。
治安が維持されないので、第三国人の人たちがやりたい放題です。警察が機能しなくなったので、ヤクザを引き連れて第三国人と戦ったというエピソードもあります。第三国人とは、戦勝国じゃないのに戦敗国でもないという態度で負けた日本に対してやりたい放題でした。

天皇陛下とマッカーサー

天皇陛下とマッカサー元帥が並んで立っている写真があります。昭和天皇は、モーニングで正装し直立不動です。その隣でマッカーサーが軍服でだらっとしている写真を掲載したところ、内務省が発売禁止したのです。そうしたところGHQ側から「発売禁止とは何事だっ!」と言って喧嘩になりました。
実は、昭和天皇との会見の時、外務省の情報公開により、昭和天皇がドアから入ってきた瞬間、マッカーサーは気圧されています。マッカーサーは、「天皇が命乞いに来た」と思った様でしたが、ところが、天皇の口から語られた言葉は、「私は、国民が戦争遂行にあたって行ったすべての決定と行動に対する全責任を負う者として、私自身をあなたの代表する諸国の裁決にゆだねるためお訪ねした」というものでした。

公職追放

『公職追放概要』:日本政府が1945年(昭和20年)9月2日に「日本国民を欺いて世界征服に乗り出す過ちを犯させた勢力を永久に除去する」とあるポツダム宣言第6項の宣言の条項の誠実な履行等を定めた降伏文書に調印し、同年9月22日にアメリカ政府が「降伏後におけるアメリカの初期対日方針」を発表し、第一部「究極の目的」を達成するための主要な手段の一つとして「軍国主義者の権力と軍国主義の影響力は日本の政治・経済及び社会生活により一掃されなければならない」とし、第三部「政治」と第四部「経済」の中でそれぞれ「軍国主義的又は極端な国家主義的指導者の追放」を規定していた。

同年10月4日のGHQの「政治的、公民的及び宗教的自由に対する制限の撤廃に関する覚書」で警察首脳陣と特高警察官吏の追放を指令し、同年10月22日の「日本の教育制度の行政に関する覚書」及び同年10月30日の「教職員の調査、精選、資格決定に関する覚書」で軍国主義的又は極端な国家主義的な教職員の追放を指令した。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年7月15日 (水) 23:29 (日本時間)現在での最新版を取得。

6202人を公職追放しています。戦前の指導者層をみんな追放したのです。さらに、共産主義者を野放しにするのです。マッカーサーはその様なことばかりしています。マッカーサーは反共主義者だったのでは?マッカーサーにとっては、日本は共産主義国にするぐらいでちょうどいいと思っていた様ですが、後で反省することになります。
正しい教育を破壊する総力戦が10月30日から始まります。南原繁、大内兵衛、矢内原忠雄ら、戦時中に追放されていた東大教授の復職を指令、同日、6、3、3制度を決定します。
この三人は東大の赤教授で、戦時中追放されていた方々です。
同日に6、3、3制度は要する旧制高校を破壊する必要があったんのでしょう。なぜならば、真人間を育ててしまうからです。ヨーロッパ型のエリートを育てる教育が旧制高校生です。6、3、3制度はアメリカ型です。つまり一握りのエリートだけで、後は要らないという考えが根本にあります。アメリカ系企業のほとんどの考えは、人員を切るときに、少数のエリートのトップを残して、それ以外は全部切り捨てます。
愛国心さえあれば読み書きもできなくていいという極端な話は、アメリカ型教育です。日本にそれを持ち込みました。しかも愛国心を抜く方法も織り交ぜてです。
なぜその制度に変えたのかは、徹底的に骨抜きにしたかったのです。それであるならば、この骨抜き制度を改革しすればいいと思います。ところが、弟子筋の連中が権力握っているために教育改革はできません。東京大学がその中核です。
子供たちに「日本の否定を強要する」総力戦が始まります。教科書の都合が悪い部分を墨で塗りつぶさせました。修身とは道徳のことです。国史は日本の歴史のことです。「こんな偉大な国でした。こんな立派な人になりましょう」と教えていた精神を破壊する総力戦です。
日本人が想像する地理は、地名とそれ付随する名産品その他諸々を覚えさせる科目と思っています。戦前の地理とは、地政学につながる地層知識を使うものでした。だからその土地の上に人が住んでいて、日本はその人たちとどう付き合うかを教えるのが本来の地理なのです。地理は、実は一番面白い学問です。地理と歴史は、同じ科目ですから地図の上に年表を書いてある歴史です。地理抜きの歴史は、本来ありえないのです。
総力戦で、それをやらせないのは、地政学を学んでしまったら日本人が賢くなってしまいます。地政学と言った瞬間、「悪魔の学問」と条件反射です刷り込みをさせたようです。

神道指令

神道指令(しんとうしれい)は、1945年(昭和20年)12月15日に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が政府に対して発した覚書「国家神道、神社神道ニ対スル政府ノ保証、支援、保全、監督並ニ弘布ノ廃止ニ関スル件」(SCAPIN-448)の通称である。

覚書は信教の自由の確立と軍国主義の排除、国家神道を廃止、神祇院を解体し政教分離を果たすために出されたものである。当初は政教完全分離を目指し、神道行事を一切排除する内容となっていたが、日本社会の実情にそぐわず混乱を招いたため、1949年(昭和24年)を境に適用条件が大幅に緩和された。

「大東亜戦争」や「八紘一宇」の語の使用禁止や、国家神道、軍国主義、過激なる国家主義を連想するとされる用語の使用もこれによって禁止された。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年1月11日 (土) 22:47(日本時間)現在での最新版を取得。

典型的な詐欺の手口は、一部真実を混ぜます。12月15日神道指令を出して大東亜戦争、大東亜共栄圏など全部使わせないことにしました。八紘一宇は「世界は一つの屋根の下で一家が家族のように仲良くしましょう」という意味のことも使わせない様にしました。
「国家神道は許さない」様な内容ですが、戦前の日本に国教はありませんでした。国の神道を置いていませんか、単に靖国神社慰霊のための儀式を行う施設です。国家儀礼の特権を持っているてる代わりに布教を行わないという特権を剥奪された存在です。
国家神道とは、近代天皇制下において、国家が他の神道と区別して管理した神社神道です。神道指令によって初めて国家神道という言葉がでてきたのです。バチカンも靖国神社にお参りしても全然問題ないとの指令を出したくらいです。
GHQが公民館をつくりました。元々戦前の公民館は、神社ですから神社で地域集会をしていました。それを「全部公民館でやりなさい」と変わった様なのです。昔は神社に集まって、お祭り、地域の予定の打ち合わせを行っていましたが、神社に行毛なくなったので、 それに代わる公民館を行政がつくることになりました。
そのため、全国の八幡社や神社は、現在人がなかなか使ってもらえなく寂れていっていて、後継がいない状況にあるとのことです。

参考文献:ユーチューブ、第4週2話 占領こそが総力戦の本番だ!【CGS 倉山満】
URL<https://www.youtube.com/watch?v=a5HIsf0wdd8>アクセス日:2020年8月17日

まとめ

総力戦とは、武力戦を中心に軍事、政治、経済、文化、そして人の内面の思想にまで国家の総力をあげての戦争。

総力研究所では、日米戦のシミュレーションをした結果二つを除いて全て当てた。

憲法強要、復讐裁判は、まさに南北戦争で北軍が南軍に行ったこと。

戦前の指導者層6202人をみんな追放した。日本人を骨抜きにするために。

「国家神道」という言葉は神道指令時に初めて使用されて広まったもの。


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