抗体カクテル療法がパンデミックを終わらせる

抗体カクテル療法がパンデミックを終わらせる

この記事の概要

抗体カクテル療法がパンデミックを終わらせる可能性が出てきました。トランプ大統領がパンデミックに感染した時に治療したのは、抗体カクテル療法でした。これが実施されるとパンデミックによる入院患者数が減るだろうという見込みがあります。治験者が抗体カクテル療法によって治療薬を投与後24時間以内に回復してるとのことです。


抗体カクテル療法トランプ大統領は治療した

パンデミックに対してこれまでの選択肢はワクチンしかありませんでした。この流れが、今、変わって来ています。別の選択肢としていつかの可能性が出てきています。その一つが、抗体カクテル療法です。
抗体カクテル療法が、ここ数日で急に浮上しています。昨年の10月2日にトランプ大統領がパンデミックに感染したという衝撃的なニュースがありました。トランプ大統領は、すぐ入院しました。トランプ夫妻が感染したのです。
この時トランプ大統領は入院して何をしたのでしょうか。既に感染しているのですからワクチンを打ったわけではありません。その時にトランプ大統領に対して行われた治療法とは、抗体カクテル療法でした。
この時は、あまり注目されませんでした。専門家たちの意見は、ワクチン一辺倒の段階だったのです。これからワクチンを開発していく状況でした。
ところが今になって、トランプ大統領を治療した抗体カクテル療法、突然、注目されるようになりました。イギリスのテレグラフが、6月15日にこの記事を出しました。
トランプ大統領を治療した抗体カクテル療法が、イギリスで実施することになりました。イギリスには公的な保険サービスNHSがあります。
イギリス国民保健サービスが、今後、パンデミックの感染者に抗体カクテル療法を提供することを正式に発表しました。主要国でこの療法を国民に対して行うことを発表したのは初めてです。

抗体カクテル療法で死亡率が低下

これが実施されると、パンデミックの入院者数が減るだろうと見込まれています。
この療法は、非常に効果のある治療薬だとのことです。6月17日付、ロイターの記事によりますと、この治療薬を開発したのがアメリカの会社、リジェネロンです。バイオの会社です。
この抗体カクテル療法治療薬によって、入院患者の死亡率が低下したという実験結果が出ているのです。この実験をイギリスで行っています。
会社はアメリカの会社ですが、イギリスで行い良い結果が出たということです。これを受けて先ほどのイギリスの公的保険サービス機関が、抗体カクテル療法を採用するということを発表しました。
これは大ニュースでした。アメリカのCNBCも早速取り上げています。インドでは、タイムズ・オブ・インディアが取り上げています。インド はとにかく今年の3月、4月に、インド株による大変な第2波を受けて多くの犠牲者を出しました。
第3波がいつ起こるか分からないので、非常にこの問題に対して敏感です。早速報道しています。まだ実験段階ですが、治験者が抗体カクテル療法を行い、投与後24時間以内に回復してることを大きく取り上げています。
その一方で、この抗体カクテル療法をアメリカの会社以外にもイギリスのアストラゼネカが行っています。アストラゼネカというと今回のワクチンを開発した会社です。ここがワクチン開発だけではなく抗体カクテル療法を実験しています。しかしながら、実験に失敗したという発表をしています。

カクテル療法とは

カクテル療法とは一体何かというと、複数の薬を各人の症状・体質に合わせて組み合わせて投与し、症状を抑える治療法です。複数の薬をそれぞれの患者の状態や体質に合わせて、組み合わせ方を変えて治療します。
カクテル療法:複数の薬を一緒に投与することからこの名前になりました。よくお酒に使われる名前です。カクテルとは、ベースとなる酒に、他の酒またはジュースなどを混ぜて作るアルコール飲料として使用されています。
その理由で、カクテルという言葉がやたら使われています。具体的にどんな形で使われたらというと、エイズです。エイズに対しての薬には、三種類あるようです。
三種類の中の重要なもののどれか一つを使うのではなく、三つを組み合わせて、患者の体質に合わせ、症状に合わせ、組み合わせ方も変えていく方法です。
これがカクテル療法です。複数の薬を一緒に出すのがカクテル療法です。今回はパンデミックに対して、抗体ワクチンは抗体を作ることでしたが、この抗体カクテル治療薬も同様に抗体を作ります。
これはアメリカのリジェネロン社が開発したものです。パンデミックの元になっているスパイクタンパク質に、二つの異なる抗体医薬品を同時に投与します。
二つを同時に投与することによって、パンデミックの元が人体の細胞へ入って来たら、細胞への侵入を阻止することにより、増殖を抑える目的の治療法です。この抗体カクテル療法とは、変異株の防御ができることに対して期待がかかっています。これが大きなポイントです。
世界中がワクチン接種を叫ばれていますが、ここにきてワクチンに対する信頼が揺らいできてしまっています。その原因は、ワクチン接種をしても変異株が物凄く強力で効果ががないということです。
その変異株に対して最初は効く話でしたが、どうも効かないとはっきり結果が出てしまいました。変異株に対して効かないことが、はっきりしてしまいました。

変異株に対しても防御力がある

今回のパンデミックに対しては、ワクチンではなく、すでに感染した人に対しての治療薬に方向が転換され始められてきました。同時に変異株に対しても防御することができるようです。これまだ実験段階ではっきりとは分かりません。
この抗体カクテル療法に対して、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリアなどの政府は、緊急使用に限られて認められています。
緊急使用に限って認められているのは、ワクチンも同様です。ワクチンも実験が完璧に終わっていません。通常、ワクチンの実験は5年、6年、10年かかるものを1年以内で、現在使用されています。これあくまでも緊急だということです。
このカクテル療法の治療薬も同様です。緊急であれば使用は認められる事になっています。ワクチンのようにすでに使われているかと言うと一部、使われているところもあるようですが、公式にはまだ使われていません。
それは日本も同様です。日本では、今年3月31日からフェイズ1の臨床実験が始まっています。それを行っているのは中外製薬です。中外製薬が国内での開発権を持っています。アメリカの会社からこの開発権を入手したのです。
中外製薬が目指しているのは、2021年以内に、臨床実験を終えて、政府の承認申請をすることを正式に発表しています。これはいくつかの世界のメディアが報じています。テレビでは、NBC が報じています。これは、良いニュースで、期待が込められて発表されていました。
イギリスで最初に実施され良い結果が出てアメリカなどの先進国で使用されるとしたら当然、日本もその流れに乗るでしょう。
イベルメクチンの治療薬が、インドで効果が出ているにもかかわらず日本では認められません。アビガンによる治療薬も大規模に進んでいません。
この理由は、ワクチンを緊急使用として法的に認めているからです。その法的に認めた法律の条件の中に、他に方法がないと決めつけています。その理由で、緊急にワクチンを認めてる状態なのです。
そのために、効果のある薬が出てきた時に、ワクチンとの兼ね合い法律的にまずくなる可能性が出てきます。この辺を政治がどのように判断してくれるのかを期待したいところです。

参考文献:YouTube、2021.6.20【パンデミック】新たな選択肢に世界が注目!トランプ大統領夫妻を治療した抗体カクテル療法が英国で実施へ!及川幸久−BREAKING−】

<https://www.youtube.com/watch?v=Gl-sAgSWC0w&t=645s>アクセス日:2021年6月22日

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