1592年のウルガタ訳(シクストゥス・クレメンス版)がローマ・カトリック教会の公式訳となったのです。現在では、ウルガタ訳の写本は数千点残っていると言われています。カトリック初の公認翻訳聖書だったのです。

バイデン氏の聖書は、「ドゥアイ・リームズ聖書」と呼ばれています。新約聖書の部分に関しては、1582年にフランスのランスで出版されました。旧約聖書の部分は1609~10年にフランスのドゥエ大学によって出版されています。標準訳して用いられてきた「欽定訳聖書(キング・ジェームズ訳/1611年)」よりも古い英語訳聖書です。