埋没した瀬織津姫の謎

埋没した瀬織津姫の謎

この記事の概要

埋没した瀬織津姫の謎には、古事記・日本書紀には書かれていませんが、不思議なことに大祓祝詞には、この神様の名前が出てきます。祝詞(のりと)に出てくるということは、神道にとっては非常に重要なことなのです。祓い清めるのことが基本だからです。非常に重要な神様なのに、古事記・日本書紀にはありません。消された。封印されたとしてミステリアスな存在として語られています。


瀬織津姫

「瀬織津姫」は、「瀬」という漢字を使用していることから水に関係する神様です。川、特に滝です。滝を御神体とする神域、パワースポットでもいいですが、水の神様として「瀬織津姫」と言われます。

有名なところでは岩手県の早池峰神社です。

早池峰神社:大同2年(807)早池峰山頂に建立した社がその始まりで、以来、早池峰山岳信仰の中心となってきた。度々火災に遭い、現在町内の岳集落にある建物は慶長17年(1612)に建てられたものである。ここには神事芸能として早池峰・岳神楽(国指定重要無形民俗文化財)が伝わっており、8月1日に例大祭が行われる。

〒028-3201 岩手県花巻市大迫町内川目1-1

観光スポット:岩手の旅

関西では廣田神社です。祀っている神社はたくさんありますが、古事記・日本書紀には一切出てきません。

廣田神社(広田神社)は西宮市にある兵庫県第一の古社(旧官幣大社)です。天照皇大神荒御魂の御神誨により、神功皇后が武庫の地・廣田の国に創建されました。

廣田神社公式サイト:兵庫県西宮市


埋没した神

民俗学的には埋没した神様と言われています。例えば白山菊理媛(くくりひめ)です。白山神社はこれだけたくさんあるのに、菊理媛は1箇所しか出てきません。

菊理媛神、又は菊理媛命(ククリヒメのカミ、ククリヒメのミコト、キクリヒメのミコト)は、日本の神。 加賀国の白山や全国の白山神社に祀られる白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一神とされる。

ウキペディア:最終更新 2021年1月3日 (日) 06:59

埋没して行った神様はたくさんある様です。その一つがまさに瀬織津姫なのです。古事記・日本書紀には書かれていませんが、不思議なことに大祓祝詞(大祓詞(おおはらえのことば)は、神道の祭祀に用いられる祝詞の一つ)には、この神様の名前が出てきます。

祝詞(のりと)に出てくるということは、神道にとっては非常に重要なことなのです。祓い清めるのことが基本だからです。非常に重要な神様なのに、古事記・日本書紀にはありません。消された。封印されたとしてミステリアスな存在として語られています。

スピリチャル界隈では瀬織津姫を訪ねてパワースポットを巡りながら瀬織津姫ツワーなるものが流行しています。


古史古伝に登場する

面白いことに、瀬織津姫に関しては、古事記・日本書紀にはありませんが、いわゆる古史古伝、竹内文書やウエツフミなどの古史古伝の一つであるホツマツタエの中に出てきます。アカデミックな人々によりますと、ホツマツタエは偽書とされています。

江戸時代に作られてのだろうと言われたりもします。ホツマツタエの最大の特徴は、天照大神が男なのです。12人の妃がいました。12人の妃の一人が瀬織津姫なのです。しかも別格です。男の神としての天照大神の妃の中の妃が瀬織津姫です。

ホツマツタエでは、非常に重要視されています。非常に重要で位が高く天照大神と並んで称される神様なのです。一体、瀬織津姫と何なのでしょうか。ただ単に天照大神の妃という言われ方以上に何かあったような気がします。

男だった天照大神が、女性にされたとよく言われます。古事記・日本書紀が編纂された時代、天武天皇の時代に、持統天皇をモデルにしてつくられたのが日本神話なので、それ以前の天照大神は男でした。

天照大神は卑弥呼だとも言われています。卑弥呼は太陽の神様を祀っていた巫女なので、太陽神と同一視されましたが、本来の太陽の神様は男の神様です。

ホツマツタエによる天照大神は、実は男の神だという裏付けは、古代史と日本史が好きな人にとっては非常に重要なことです。神道的な位置付けからすると天照大神の分身なのではないでしょうか。


分け御霊

神道による魂、御霊ですが、御霊は色々分けることができます。それは、荒魂・和魂・幸魂と分けることができます。荒御魂が実は瀬織津姫ではないのかと言われています。

一霊四魂説のもっとも一般的な解釈は、神や人には荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま、さちみたま)・奇魂(くしみたま)の四つの魂があり、それら四魂を直霊(なおひ)という一つの霊がコントロールしているというものである。和魂は調和、荒魂は活動、奇魂は霊感、幸魂は幸福を担うとされる。

一般に、「一霊四魂」は古神道の霊魂観として説明されるが、実際には幕末以降に平田篤胤の弟子である本田親徳によって唱えられた特殊な概念であり、古典上の根拠は一切なく、明治以降に広められた特殊な霊魂観であり、神道辞典などには一霊四魂という名称さえ掲載されていない。

ウキペディア:最終更新 2020年9月20日 (日) 21:28

もし仮に分身であるとすると、伊勢神宮にも祀られているのではないでしょうか。そのように当然思うわけです。

伊勢には特別に伊勢神道があります。内宮の宇治橋を渡って右手の方に歩いていくと禊をする所があります。そこは階段になっていて五十鈴川のすぐ横に社があります。ここに滝の神が祀られています。ここが、滝なので瀬織津姫がいらっしゃるのではないのかと思われています。

祓いをする神がいて、瀬織津姫ファンの方々がそこにいくのです。

瀬織津姫は色々な言われ方と秘密があります。一説には縄文時代まで遡るのではないかとも言われています。隠された。失われた。封印された女神です。とてもミステリアスなのです。

滝とは三水に竜と書きます。龍神という神話性が高いのです。織がついていますので織姫扱いもされます。織姫・彦星の川は、あまの川。天照とスサノオが織姫と彦星みたいなものです。


参考文献:YouTube、封印された「瀬織津姫」の謎 MUTube(ムー チューブ) 2021年6月号 #7

<https://www.youtube.com/watch?v=XIqaV4Nhc74&t=715s>アクセス日:2021年6月14日


紹介欄

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地球は乗っ取られている。それも、私たちが、神だと信じている存在によって。「聖典をかける少女」によりますと、創世記がどのように、誰によって書かれたか説明されています。「プレアデス+かく語りき」がモチーフになっているようですが、地球は、30万年前に聖書に登場する創造神たちによって乗っ取られていることが理解できます。

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