この記事の概要
バチカンの歴史が変わろうとしています。愛と平和の象徴バチカンと言われていますが、血塗られた歴史もあります。今の教皇は、儀式の文言や様々なところに変革を示し、質素な生活を選び、秘教と根付いたところとは別に何かをやろうとしているのかも知れません。
1. キリスト教正統派
愛と平和の象徴バチカンと言われていますが、血塗られた歴史もあります。ローマ教皇の歴史は、血なまぐさい、歴史があります。
キリスト教の正統的解釈を持っているのがカトリック教だと言われていますが、正統派のキリスト教に昔は、異端審問会があり、魔女狩り、火あぶりのようなものがありました。本当に、バチガンの神学がキリストの純粋な教えなのでしょうか。
2. グノーシス
なぜバチカンは正統的な解釈を頑なに掲げるのでしょうか。カトリックに反する教えに、キリストの死後、色々と解釈された教えがあります。
その中に、初期の福音書である新約聖書以外にも、トマスの福音書、ユダの福音書、マリアの福音書などがあります。これらは、グノーシスに属すると言われ、聖典の中に組み込まれませんでした。
※グノーシスは古代ギリシア語で認識・知識を意味する言葉です。物質と霊や真の神と偽の神といった二元論を特徴としています。知的探求・知性の至上化を基盤に発展してきた思想です。
知識の木は、肉体二元論、魂を解放し、失楽園の場面にあり、エデンの園には永遠の生命をもたらす生命の樹、禁断の木の実である知識の樹、これをよく知恵の樹と間違いますが、知識の樹です。
知識の木の実を食べたばかりに、アダムとイヴは楽園を追われ、寿命が短くなりました。それをそそのかしたのが蛇でした。この蛇がサタンだと言われています。知識とは聖書の中で、神の知識です。
3. 知識とは何か
知識を手にすることによって、神の秘密を知り、神になれる機会が訪れると信じられていました。そこで、正当なカトリックの人々は、多くの人々に神の知識を得て、賢くなることを望んでいませんでした。
有名な神学者の方も、一般の人々が、神の知識を持つことで自分たちの権威を脅かされる恐れを感じました。そこで神学者たちは、人々を賢くさせないように、ただ従順に生きていくように道を備えました。
グノーシス的な感覚を持つと、サタンに唆されバカになるから止めるようにと流布します。でも当然ながらそのような知識を求めている時には、秘密結社をつくって知識を求めていたのです。エッセネ派と呼ばれる秘密集団です。
他には、テンプル騎士団、フリーメイソンのような秘密結社の人々がバチカンに潜んで来ました。そのため、バチカンはフリーメイソンを破門、排除したいのです。カトリックとは別な秘教の流れがフリーメイソンなのです。
4. バチカンの流れ
イエズス会は、日本に来ました。イエズス会も、神の秘教を実は知っているかも知れません。
今の教皇は、スキャンダルがあるバチカンを構造改革して、今までのように高級車に乗らないようにし、普通で質素な暮らしへ方向転換しました。これが、非常に評判が良くなったのです。
教皇フランシスコは、ひょっとしたら、バチカンの中の改革を秘教に根付いた神学とは別なところで、何かやろうとしているのではないかと、ちょっと匂わせているのですす。
フランシスコが教皇になってからは、典礼、ミサなどの文言が変わりました。色々なところの改革がいいのか悪いのかわかりませんが、変革が今始まっているということです。
5. 宝石の力
アブラクサスのペンダントはカバラに近いですが、アブラクサスとはグノーシスの天使の名前です。これが中東へ行って、有名な、アブラカタブラになりました。アブラカタブラは呪文です。グノーシスの最強の天使なのです。秘教サタリズムのシンボルでもあります。
ユダヤ教祭祀のレビ人たちが胸当てに12個の宝石を形どったものがあります。イスラエル十二支族に対応する石で、十二支族に対応する石が今日で言うところの誕生石となったのです。
まとめ
バチカンは今も正統派のキリスト教として誇示している
グノーシスは古代ギリシア語で認識・知識を意味する言葉
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