アドレノクロムは止血剤で若返りの効果はない

この記事の概要

アドレノクロムは止血剤で若返りの効果はないのです。都市伝説では、誘拐した子供たちからアドレノクロムを抽出していると噂が流れていますが、そんなことをしなくても、アドレノクロムは、生成できるのです。製薬会社がつくったアドレノクロムは、止血剤として医療現場で使われています。


アドレノクロムの謎

アドレノクロムまたは アドレナクラムと表記されていますが、この一年で陰謀論が広まりました。アメリカ発のQアノン&ディープステートの都市伝説・陰謀論です。このアドレノクロムという言葉がいっぱい出てきました。そもそもこのアドレノクロムという素材は物質です。アドレノクロムは、化学物質なのです。
アドレナリンは有名でよく知られています。興奮した時に、アドレナリンが出てきます。アドレノクロムとは、アドレナリンに由来する物質です。アドレナリンが化学変化したもの、つまり酸化した物質です。
アドレノクロムは、アドレナリンの酸化によって生成される分子式C₉H₉NO₃の化合物。誘導体のカルバゾクロムは止血薬として用いられる。なお化学名は類似しているがクロムとは無関係である。
ウキペディア:最終更新 2021年5月18日 (火) 23:22
「アドレナクロムがどうも若返りに効果がある」と、都市伝説や陰謀論で非常に多く語られています。
アドレナリンは体の中で合成されます。合成された物質なので当然ながらアドレノクロムも体内でつくられます。そこで、これを使って「若返ろうぜ!」と考える輩がいました。これがディープステートだということらしいのです。陰謀論では、ディープステート、特にQアノンやその辺の陰謀論の文脈で名指しされているのが、ジェフリ・エプスタインです。彼は、投資家で大富豪です。
どこかの島(リトル・セント・ジェームズ島)に豪邸を建てて、様々な著名人、政治家が招待されています。政治家も名指しされています。クリントン氏やオバマ氏です。
その豪邸で夜な夜な怪しいことを行なっていました。エプスタインは、実際に逮捕されています。容疑は性的虐待です。特に幼児に対してです。人身売買でした。どこからか幼い子どもたちを誘拐してきて、監禁して性的に虐待していました。これが裁判で有罪になったのです。
彼は有罪であることは確固たる事実です。有罪判決を受けて、収監されている時に、自殺をしました。その自殺も本当に自殺だったのかは疑問視されています。ひょっとしたら「口封じのために殺された」とも言われています。
ここで重要なのが若い子供たちを単に性的に虐待するだけではありませんでした。全国からアドレノクロムを抽出するために子供たちを集めていたというのです。

アドレノクロムの都市伝説コードネームが「白うさぎ」

アドレノクロムは興奮したり、ストレスを受けたりするとアドレナリンの酸化によって生成される物質です。だから子供たちを折檻したり、虐待します。楽しい興奮では、アドレノクロムは出て来ません。虐待することによって多くのアドレノクロムが生成されます。
第三の目と言われる松果体に通すために目玉から「ブスッ」と刺して頭からそのアドレノクロムを抽出するのです。正に映画に登場する悪魔的場面です。悪魔の儀式かホラー映画のようです。
抽出したものをディープステートの方々が摂取します。そうすると若返るのです。これは映画に出て来そうな一場面です。しかしながら、これはこれで定期的に摂取しないとダメなのです。一回やってしまうとある種の覚せい剤のように常習性が生じます。薬効が切れると急に老け込んでしまうのです。
老け込んで目の周りに、黒いクマやアザができるようになったハリウッドスターや歌手、政治家の映像がネット上に出ています。これは本当の写真なのだろうかというようなB級のホラー映画のようです。「あいつもだ!こいつもだ!」と思われる様な人々が登場してきます。
イギリス王家からローマ法皇といったいわゆるその世界の権力、支配者のようなディープステートの方々が、皆それを行なっていて悪いやつだ!という様に広がっています。
ネットの世界のQアノンを含めて、この様な陰謀論の世界がネットで語られています。
そのアドレノクロムの分子構造というのは、形がウサギに見えるため、コードネームが「白うさぎ」と呼ばれています。その理由でホワイトラビットの都市伝説がまことしやかに語られているのです。

止血剤としてのアドレノクロム

実際のところどうなのでしょうか。アドレノクロムは物質として確かに存在します。存在し売っています。これは医療現場で使われます。実は製薬メーカーもつくっています。有名なところでは、フジフィルムです。この都市伝説のせいで、フジフィルムは標的にされています。
アドレノクロムは、生物由来、人体由来ではなく普通に合成できるのです。生成できます。量も沢山あるのです。例えばビタミンCです。天然のビタミンCと合成したビタミンCの違いと聞かれても、結局同じです。ビタミンCはどこまでもビタミン Cです。
同様にアドレノクロムも、子供由来の方が効き目があるというわけではありません。アドレノクロムも物質としては、天然由来だろうと合成であろうと同じ物質です。
アドレノクロムは、何のためにあるのでしょうか。製薬会社がつくったアドレノクロムは、止血剤として医療現場で使われています。
怪しい都市伝説が広まった理由は、自称医者だと称する方が、アドレノクロムを摂取すると幻覚作用があると発信したことにあります。ある種サボテンに含まれている幻覚成分と同じような効果があると語っているのです。ドラッグみたいな言われ方もしています。
止血剤で使ってるのに止血剤を投与したら幻覚が出てきたら、たまったもんじゃありません。そのような症例は全くありません。全くないのですが、噂が凄いことになっています。
一番大事なところですが、アドレナクロム自体に若返りの効果は、全くありません。何故そこまで噂がおかしなことになったのでしょうか。これはフェイクというか陰謀論の危ないところです。富士フィルムさんもとんだとばっちりです。
北富士演習場付近に富士フィルムの地下工場があって、それをアメリカのトランプ側がTR3Bで攻撃したので、その工場から火が上がったという噂が流れました。そこにはUFOまで出現してしまうほどの陰謀論が飛びだしました。実際には秘密地下工場は存在していません。止血剤として普通につくられているものをわざわざ秘密裏に地下で製造する必要はないのですから全くの陰謀・都市伝説でした。
エプスタインについては事実であるし、アドレノクロームという物質があることも事実です。ただし効果としては止血剤であり、若返り効果はありません。
アメリカ全国で、子供達が疾走していることも事実であり、誘拐されて監禁されていることも事実です。性的虐待をされているところの事実をつなげると、ある種の陰謀論、架空のストーリーが出来上がってしまいます。
陰謀論的なリテラシー(適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する)としては、この辺りをしっかりと抑えておかなければなりません。
ちょっと陰謀論にはまった人が「アドレノクロムが入ってるね、ちょっと・・・」と盛り上がってしまっている人がなんと多いことでしょうか。
ひょっとしたQアノンの奥の院も当局かもれません。結局のところ、陰謀論として流しているのは、ディープステートの側です。グローバリズム勢力と共産主義勢力の元が一緒のように、ディープステーと戦っている様に見えるGアノンも元は一緒です。
明治維新の時に幕府側と新政府側にはそれぞれフランスとイギリスのロスチャイルド家がついていました。お互いを戦わせている元締めは一つであり同じなのです。陰謀とは実際はもっと恐ろしいものです。
昔、若い人の血を輸血すれば、元気になり若返る様なことが言われていました。そこで、若い人は血を売っていました。売血と言って、若い人の血を輸血して若返りたいという人のために。その様な会社がありましたが、論文では「若返りの効果がない」ということで否定されました。
いつの時代も不老不死とは人類の願いです。メドベッドによって3分程度で若返るとかありますが、それがあったら、とっくにお金持ちのディープステートの人々は使っているはずですね。
現段階としては、アドレノクロムは若返りに関しては一切関係ない様です。騙されないように注意しましょう。

参考文献:ユーチューブ、都市伝説「アドレノクロム」の謎 MUTube(ムー チューブ) 2021年6月号 #3

<https://www.youtube.com/watch?v=86gtgZg-G7Y&list=RDCMUCQwhcxeDIvrnHqhsu5M1d9g&index=5>アクセス日:2021年5月25日


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