精神的世界と繋がる三島由紀夫氏は

精神的世界と繋がる三島由紀夫氏は


この記事の要約

精神的世界と繋がる三島由紀夫氏は、右翼的な思想は神道的傾向にあり、神々の物語や日月神示のような宗教的思想、輪廻転生、UFOなどの神秘的出来事にもとても鋭敏だったようにも思える能力があり、外部とのコンタクト能力にも秘めていたのかもしれません。


1. 作家は精神世界と繋がっている

三島由紀夫氏は、ノーベル文学賞候補の作家にもなりました。それと同時に右翼でもありす。国粋主義者と憂国主義者のようでした。

スペシャリティー的な作品がいくつかあります。精神世界の影響をダイレクトに受けたものなのです。作家の方は精神世界の感性がとても豊かな方が多いと言われています。精神世界や見えない世界については、とても敏感なのでしょう。


2. 日月神示

三島由紀夫氏の23歳の時のエッセーに「邪教」というのがあります。怪しげな宗教団体に潜入すると行った内容です。この宗教のモデルが、日月神示(ひつきしんじ、ひつくしんじ)なのです。

岡本天明が自動書記で啓示を受けたとされる宗教です。当時は邪教のような雰囲気だったのでしょうか。今日の精神世界では、多くの方に支持されているものです。

三島由紀夫氏は、実際に岡本天明の自動書記の神事に参列したことがあったようなのです。当時は十分に距離を置いていたので、宗教団体にどっぷりと浸かっていたということではありませんでした。

(月神示(ひつきしんじ、ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明に「国常立尊」(別名、国之常立神)と呼ばれている高級神霊よる神示を自動書記によって記述したとされる文書です)

あくまでも作品のモデルとしての距離感がありました。神事については、懐疑的否定的スタンスをとっていました。


3. UFOとの関わり

右翼の方々は、どうしても神々の神話のところへ辿り着くのです。精神世界だけに留まらず、三島由紀夫氏がハマっていたのはUFOだったのです。

日本初のUFO研究会、業界では草分けの方の新井金地さんという方が設立した「日本空飛ぶ円盤研究会」の設立が1955年です。当時はUFOというよりは、空飛ぶ円盤の方が一般的に使用されていました。

顧問は糸川英夫先生、日本ロケットの父です。メンバーには作家の黒沼健氏、星新一氏、石原慎太郎氏がいました。

UFO観測会などに積極的に三島由紀夫氏は参加していました。作品では美しい星、UFO、エイリアンがテーマなのです。


4. 割腹自決

壮絶なる市ヶ谷の自衛隊の駐屯地での割腹自決、割腹だけではなく介錯まで行っているのです。三島由紀夫氏と非常に親しくしていた人が美輪明宏氏です。

美輪氏は霊能者でもあります。一度、三島由紀氏を見たときに他の霊が憑依していると感じたらしいのです。

その霊というのが2.226事件の人、将校であった磯部浅一の霊が取り憑いたのではないだろうかと言われています。それがあのような自決まで導いたのではないだろうかと言われています。

今の政治家が腐っているというので、クーデターを起こすのです。


4. 神秘的要素の文学作品

三島由紀夫氏の作品は文学的なところだけではなく、そのベースにあるのはオカルティズム、スピリチュアル、UFO的なところがあります。

最期の日の前には、原稿を締め切りまでに収めていたのです。最期の作品となったのは豊饒の海、輪廻転生について書かれています。(第四巻は認識に憑かれた少年と老人の対立が描かれています。構成は、20歳で死ぬ若者が、次の巻の主人公に輪廻転生してゆくという流れとなり、仏教の唯識思想、神道の一霊四魂説、能の「シテ」「ワキ」、春夏秋冬などの東洋の伝統を踏まえた作品世界となっています。また様々な「仄めかし」が散見され、読み方によって多様な解釈可能な、謎に満ちた作品でもあります

自決した日が11月25日です。この日から四十九日の間は死んだ人の魂が地上に留まっていると言われます。

四十九日目が1月14日です。この日は三島由紀夫氏の誕生日です。つまり最期の作品の中に三島氏のメッセージを込めて、四十九日経ったことで次の来世に向けて魂は旅立ったのです。それゆえに、11月25日を選んだのではないかとも言われています。

輪廻転生があると信じて日本の礎となって次の世に旅立ったのでしょうか。


まとめ

精神的世界とつながる多くの作家はUFOにも興味を持っている

三島由紀夫氏が自決を決めたのは11月25日であり1月14日の誕生日の間には49日間の期間があった


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