この記事の要約
恋は自分の性欲を満足させる心の動きであり、利己的に見えて実は、利他的なのです。すなわち、人類に万全を尽くすという感情の現れなのです。性欲という表現はちょっと直接的すぎます。人間にとって直接的言葉よりも概念化した言葉で表現するほうが好まれるため、恋と表現するのです。
恋と愛
恋とは愛に似ているように思えますが、愛とは全く違うようです。愛とは、人間が生存している意義であり、恋とは、性欲でです。
性浴というといやらしい感じがしますがそうではありません。性欲とは子供を産む行為なのです。生物は12億年前に有性生殖になって、寿命がもたらされ子供を設けるとうことが一緒になったのです。
子供を作って自分が死ぬということです。これによって寿命が誕生したのです。命がかけがえのないものであることを認めれば、性欲こそが人間の極めて大切な活動なのです。それを恋と呼びます。
性欲
性浴という表現はちょっと直接的すぎます。人間にとって直接的言葉よりも概念化した言葉で表現するほうが好まれるため、恋と表現するのです。
愛は利他的であり、恋は自分の子孫を残そうとする衝動です。恋は利己的ですがこの理由は種の保存です。
そのような意味では利他的なのです。愛は利他のように見えて利己であり、恋は利己のように見えて利他であるというように言えるのではないでしょうか。
人間が誕生した頃には男性に性欲があったのですが、200万年前に、人間の男性の性欲が失われ、女性が男性を誘うことによって、男性の心の中に誘導的な性欲が生まれると推測できます。性欲のない男性の恋とは、もともと幻想的なのです。
女性から誘導されて恋が芽生えます。本来の恋とは、自らの本質的な性欲によって相手を恋するというのが正しいのです。
現在の人間の場合は、能動的な恋というのが生まれないのです。女性に性欲があるというのも違って、女性の恋というのは、性浴では無い子孫をつくろうとする欲望なのです。
性浴と子孫を残そうとする欲望とは、違うのです。女性が子孫を残そうとする欲に、欲を持って男性を誘導し、男性が女性によって誘導された性欲で子供をつくるという非常に複雑なプロセスを人間は踏むようになって現在に至っているのです。
幻想的な男性の恋
性欲のない男性の恋というのは幻想な訳です。女性がいつも綺麗な化粧をして、女性らいしい態度を見せていると男性の恋は冷めません。
女性はその時、恋をしているかというと、恋をしているわけではなく、子孫を残すために、男性を誘導しているだけなのです。
お化粧して外に出て、魅力的な振る舞いをしている女性は、周りの男性に恋をしているかというと恋をしていいないのです。
周りの男性が自分に対して性欲が目覚める、すなわち恋をしてくれるのを待っているのです。これは非常に不思議な現象ですが、生物に共通して見られます。
日本の古事記に記されているイザナギ、イザナミの物語にでも、女性が直接的に、積極的になると物事が、失敗することが書かれています。
これは昔の人の感性と言ったものなのでしょう。
二人目の子供が生まれないのは、もともと男性の恋が幻想であり、結婚直後は幻想の中にいるのですが、結婚して奥さんの体重が増えて、昼寝をしている、家に帰ると丸太がゴロゴロしているとなると、幻想は冷めてしまうのです。
子供の増産時代の背景
そのためその男性には恋がないのです。現代は恋のない少子化の時代です。これはもう一つ集団的な生物の反応があります。
明治政府ができた時は明治政府が、生産を増産させるために子供を増やさなければなりませんでした。
子供たちが死んでいくので子供を産まなければいけないという時代が来て、全体の集団として子供をつくるということが、生物の強制力で強制されていた時代です。
女性は集団として男性を誘い、男性も集団として女性を誘ったのでした。子供をつくらなければいけないという観念を持っていたのでした。ところが現在は、日本の人口は1億700万人もいると言われています。
人口密度はヨーロッパの3倍あるとも言われています。これは、居住地域をどう見るかも大切な要因です。
日本は先進国なので人口を集団として減らそうとしています。政府は少子化対策と称していますが、一人当たりの宅地面積を増やそうとしています。
そのような意味では現在は恋のない時代なのです。少子化の時代なのです。恋が大きく後退している時期でもあります。
恋は自分の性浴を満足させる心の動きであり、利己的に見えて実は、利他的なのです。すなわち、人類に万全を尽くすという感情の現れなのです。
まとめ
人間が生存している意義であり、恋とは、性欲
人間にとって直接的言葉よりも概念化した言葉で表現するほうが好まれるため、恋と表現する
性欲のない男性の恋というのは幻想
恋は自分の性浴を満足させる心の動きであり、利己的に見えて実は、利他的
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