この記事の要約
地震のほとんどは人造地震だったのです。ダムを造る場所は地震がないところです。ダムができた後には地震が増えたのです。シェールガスを採取している場所でもほとんど地震がなかったのですが、稼働後、地震が頻発しています。これが海外では大問題になっています。
1. 人工地震
人工地震という言葉はお馴染みですが人造地震ということは、あまり聞き慣れていません。
今までは人工地震、地震兵器といった陰謀論的な噂が流布されていました。その一つに、「東日本大震災を引き起こしたのは人工地震だ」とよく言われていますが、具体的な根拠や証明するものがまだ出ていません。
HAARP説や核爆発による水素核融合反応という説などがあり、はっきりしていません。しかしながら、人造地震というのは具体的です。
(※HAARPは、高周波を使用することにより、電離層の挙動を観察するための平和目的で使用されています。ところが、軍事用途として、人為的に電離層を攪乱することで通信障害を起こすのが目的なのではないかとの疑いを持っている団体も存在しています)
もともと人工地震というのは、学術用語なのです、地面の下だとか地質とか地下構造を知るためにわざと振動を起こします。
人工地震を起こす車もあります。振動を起こして地下の埋設物や構造、地質を調べるのです。またはダイナマイトを使って行うこともあります。このような方法で起こすのを人工地震と呼びます。
2. 人工地震と人造地震の違いとは
人工地震と人造地震は何が違うのでしょうか。
人造地震の場合は、人間が大規模な建設物や構造物を造る事によって知らず知らずのうちに地震の原因になっているという事です。知らず知らずという点がミソですね。
地震学の権威でもある島村英紀先生がいらっしゃいます。人造地震について1冊の本を書き上げています。
学者でこれを言ってはまずいだろうというくらい勇気ある内容です。何が地震を引き起こしているのか。火山性の地震とかプレートによる岩盤が破壊されて地震が起きるというのが一般的な考えです。
ところが、自然に起きる地震は、それほど多くはないのです。
3. 人造地震の3つの要因
ダム、シェールガス、CO2
人造地震には大きく3つの要因があります。知らない間に地下構造に対して人が手を加えた事によって地震が起こります。
その一つがダムです。もう一つはシェールガスです。シェールガスとは地下の堆積層のところに薬品を打ち込んで破壊して、そこからガスを抽出します。
当然地下の岩盤を破壊していくのです。ヨーロッパ、アメリカ、日本の一部でも行っています。このことが世界中で、問題になっていますが、日本ではあまり取り上げられていません。
もう一つは、現在、温暖化で問題になっているCO2です。二酸化炭素を地下に埋める作業です。
硬い岩盤の下にある空間に700気圧という高圧で圧縮して二酸化炭素を入れる作業です。実際、日本でも稼働しています。
4. ダムによる人造地震
まずはダムです。ダムは谷沿いにあります。深い谷を堰き止めるからダムになるのです。そのため村がひとつ沈んでしまうような犠牲も伴って来ました。
もともと川ができる構造というのは、地形的に断層があったり、周りに比べて侵食して弱いのです。そこを堰き止めて水圧を高めるのです。断層だと地下の構造に影響を与えます。
日本の場合には、毎日地震が起きているので自然の地震のように感じています。
アメリカやインドなどの海外では、ダムを作る場所というのは地震が少ないところに造ります。
地震が起きてダムが決壊したら困るので、地震が少ないところに造るのは当然です。
4-1. 地震が少ないところにダムを造る
もともと地震が少ないところの地形や場所を選んでダムを造ります。ところがダムができた途端に、地震が発生するのです。今まで、ほぼ地震がゼロだった地域に地震が発生するようになりました。
何百年も地震が全くなかった地域に地震が頻発するのは何が原因なのでしょうか。インドのコイナダムでは今まで地震がなかったのにマグネチュード6以上の地震が、頻発するようになりました。
(※コイナダムはインド西部のデカン高原に位置し、1963年に完成した高さ103mのコンクリート重力式ダムです。1967年9月13日にはM6.5の地震が発生しました。
実は、ダム建設以前は、地震がほとんどありませんでした。なぜならば、コイナダム周辺の地質は、6500万年前頃の溶岩で厚く覆われているからです。
地震の引き金になったのは、ダムの貯水による水圧でした。ダムにかかる水圧は地下深部の断層を反応させます。岩盤と溶岩層が水圧の重力で限界に達した時に滑り落ちた考えられています
人造物であるダムによって水圧をかけた状態なると、地震が頻発してしまうということなのです。
4-2. 山峡ダム
中国の四川省大地震の震源の近くには、大きなダムがあります。これを建設したことによって地震が起きたのです。それは三峡ダムです。それは世界最大のダムなのです。
(最近の中国の研究では、地震発生の原因のひとつは「三峡ダム」の巨大な水圧ではないかとの指摘があります。ダムに溜められた水圧と、地面から地下に沁みこんだ水が断層に達することで、断層がずれやすくなったことが原因だと考えられています)
三峡ダムの完成によって地震が頻発しています。その影響はすでに出ているのです。三峡ダムの形が歪んできているとか、ヒビが入っているとかなどの噂が出ていますが、当局は否定しています。
しかしながら、決壊したら大変なことになります。上海が全滅してしまうくらいの災害が発生します。そのくらい大きな三峡ダムなのです。
ダムを造ることによって地震が起きたというケースはヨーロッパにあります。そのためダムを造るのをやめたという国もあるくらいです。
日本では調査されているのでしょうか。日本で一番大きな黒部ダムがありますが、日本の場合は自然の地震が頻発するので、人造地震との見分けがつかないそうです。(人工地震の場合はP波とS波の起こる状態で見分けられるようですが・・・)
しかもそれらは公共事業が多いので利権が絡むのです。それを評価する学者も利権の中に連なってしまっています。彼らの多くは、お雇い学者または、お抱え学者なのです。
5. シェールガス
シェールガスは本当にひどいために誰でもわかります。ある時期にシェールガスは流行りました。最近になって聞くことがありません。採算が合わないと言われていますが、実は違うのです。
アメリカのオクラホマのシェールガスは、稼働した当初は、ほとんど自然に起きる地震がありませんでした。
(※シェールガス採取を最初に始めた「先進国」はアメリカです。人為的地震が増えたために、いままで地震がなかった南部のオクラホマ州が地震の数が全米で一位になってしまいました。アメリカで人造地震の危険が多い州は、危険度の高い順にオクラホマ、カンザス、テキサス、コロラド、ニューメキシコ、アーカンソーの各州になっています。これらの州は、自然地震はほとんど起きなかったところだったのです)
ところが2009年に年間20回地震が起こりました。次の年2010年には43回です。2014年になると600回に増えました。2015年では900回にまで増加したのです。
ここまでくると訴訟問題になります。シェールガスというのは、現在、本当に問題視されています。シェールガスは、明らかに因果関係があるということで、大問題になっています。
日本でも一部行っているところはありますが、日本では報道されないので問題視されていないのです。ワイドショーで騒がれたら、多くの人々に知れ渡るでしょうが、これらのエネルギーを取り扱うスポンサーが関わっているとしたら報道はされないのでしょう。
6. CO2問題
CO2によって誘発されて起きた地震が北海道胆振東部地震です。鳩山元首相がこれは人災だとツイッターで呟いたところ、「何言ってんだー!」と叩かれました。実はこの地震は学会で報告されている大きな問題なのです。
確かに胆振東部地震とCO2を注入している場所は、何十キロも離れているため因果関係がわからない状態です。海外ではCO2の封入によって地震が実際に起こっていることを認識しています。
このような人造地震は、デリケートな問題と利権が絡むので新聞もニュースも報道しないのです。
7. 地震の原因が人造である事の拡散
島村先生もこの著書をある意味において覚悟して著したのです。これがきっかけとなって人造地震が知られていくようになると思われます。
人造地震は海外では大問題になっていることは事実なのです。
人造地震で検索してみると驚くほど、ダムやシェールガス、二酸化炭素について載っています。
CO2の問題があるのでそれを処理するのは、国際的な取り決めもありますので国策として取り組んでいます。
当局はダムなどの人造物やと地震との因果関係はありませんと否定しています。海外では様々な学会でも人造地震が報告されています。人造地震いついて、島村先生は警鐘を発しているのです。
参考文献:YouTube:知られざる人造地震の恐怖 MUTube(ムー チューブ) 2019年10月号 #4
URL<https://www.youtube.com/watch?v=3J7dUlStM3U>アクセス日:2019年10月10日
まとめ
人工地震というのは学術用語
人造地震は大規模な建設物や構造物を造る事で知らず知らずのうちに地震の原因になっている
人造地震には大きく3つの要因がある。ダム、シェールガス、CO2
造地震はデリケートな問題と利権が絡むので新聞もニュースも報道しない
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