古代出雲王朝の謎

古代出雲王朝の謎

現存の出雲大社本殿の高さは約24メートルです。それは日本最大級の大きさを誇っているのです。言い伝えによりますと、中古時期はその倍の約48mもありました。さらに最古時期には約97メートルもの高さがあったと伝えられています。

アカデミックな史学会では、それに対する反論も多いようですが、最近の研究では少なくとも高さ48メートルの神殿が実在したという可能性が強まってきています。

その証拠として、2000年から2001年にかけて、出雲大社の境内からは、「宇豆柱」(うずばしら)と呼ばれる巨大な木柱が発見されたからです。

この「宇豆柱」は、直径が135cmから140cmもある杉の木柱を3本束ねて一本の柱にした巨大柱であり、それは地下に埋められていた部分であることが分かっています。

この「宇豆柱」は、現在の本殿の柱と比較すると断面積が5倍もあるのです。そこで、当時の出雲大社本殿の高さが見直されることになったのでした。

古代出雲に、これほどまでに巨大な神殿を建てる存在とは、かなり大きな権力や統率力を持っていたことが考えられます。ここでもう一つ考えなければならないのは、国譲り神話です。

その神話によりますと、天の国である高天原が、地上の国すなわち日本列島の支配権を大国主から受け継ぐという神話です。しかし、実際は命が失われているのです。そのため、怨霊を鎮めるためには、勝利した側の神殿よりも、負けた側にとって大きな神殿を建立して怨霊を鎮めなければならなかったのです。

日本の歴史は、怨霊鎮魂の歴史なのです。

ここでは参考文献に沿って見て行きます。古代日本において、この出雲に存在していた集団とは一体どんな人々だったのでしょうか。


龍蛇信仰

出雲旧家には興味深い口伝が残っています。それは縄文時代に日本で最も早くできた広域の統一王国とは出雲王国だったということです。りその王国をつくった人々は大陸から移住してきた集団であり彼らは出雲族であったということです。

その旧家の伝承では、出雲族は今から約4000年以上前に鼻の長い動物の住む国から、民族移動して日本に渡来したとも伝えられています。

古代出雲王朝の謎を解く上で重要となってくるのは、古代から現在もなお続く龍蛇信仰です。出雲では海に住む海蛇の一種であるセグロ海蛇を龍蛇様と呼んで信仰しています。セグロ海蛇は、南海に生息し、激しい海流にさらされて遥々日本海に面した出雲にやって来ます。

龍蛇様とは、扇の尾を持つ龍蛇として描かれています。神々の先導役である神の使いとして敬われ、出雲大社や出雲の国二宮である佐太神社、日御碕神社に奉納され、神在祭という儀式の中心となってきました。旧暦10月は「神無月」ですが、全国の神様が出雲へ集まって来られるため出雲地方では「神在月」と呼びます。

この理由から、出雲の国における龍蛇信仰とは他の神々を道案内する龍神を崇める信仰なのです。


クナトの神

出雲族の起源

旧家の伝承では、出雲族とは鼻の長い動物の住む国から日本へ民族移動してきたと伝えられています。この鼻の長い動物の住む国とはインドです。

インドのマディヤ・プラデーシュ州において、パルバティー川のほとりには、グナ地区と呼ばれているところがあります。旧家の伝承によれば、後に出雲族となる民族は、このグナ地区にあったクナ国に住んでいました。そのクナ国の王家の一族であるクナ族こそが、出雲族のルーツであるとのことです。

このクナ国の王とは、クナト王です。古代出雲から脈々と受け継がれている龍蛇信仰の軸となる神の一柱クナト神のクナトとは、クナ王国の王であるクナト王を指しているとのことなのです。

出雲族の起源とされるクナ地区にはあるパルバティー川が流れているとい流のは、このパルバティー川の女神とされている存在を調べてみるとインドと出雲の関係性がさらに発見されて来たのです。

その女神とはパルバティーであり、パルバティーとは、ヒンドゥー教の女神であり破壊と再生を司るシヴァの配偶神でもあるのです。シヴァ神とパルバティーの二柱の間に生まれた存在が、ガネーシャです。このガネーシャとは、出雲旧家の伝承でも伝えられていた鼻の長い動物像の頭を持った存在なのです。

太古インド半島全域には、古代都市文明であるインダス文明をもたらしたとされているドラヴィダ人と呼ばれる民族が住んでいたと言われています。

ドラヴィダ人は、ドラヴィダ語族の言語を母語として使用する民族の総称。 現在では主に、インド特に南インド四州すなわちタミル・ナードゥ州、ケーララ州、アーンドラ・プラデーシュ州、カルナータカ州を中心として居住し、バングラデシュ、マレーシア、シンガポール、モルディブ、マダガスカル、セーシェルなどにも居住している。

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2021年11月13日 (土) 03:53での最新版を取得。

ドラヴィダ語では象の鼻のように突き出したもの「サルタ」と呼んでいました。古代出雲において重要な神であったクナトの神の子である猿田彦のルーツの一つは、ガネーシャにつながるのかもしれません。

猿田彦を生んだ岐神(クナト)や幸姫の神とは、ガネーシャを生んだシヴァとパルバティーに相当しています。


ヒンドゥー教の神シヴァ

シヴァは、仏教では大黒天です。大黒天は、神道では、出雲神の大国主のことです。シヴァの仏教における同一の存在大黒天がー出雲神につながってくるのはこういった背景があったからなのでしょう。

シヴァ([ˈʃivə]; サンスクリット: शिव, Śiva、「吉祥者」、「吉祥ある者」の意)は、ヒンドゥー教の神である。 現代のヒンドゥー教では最も影響力を持つ3柱の主神の中の1人であり、特にシヴァ派では最高神に位置付けられている。 結跏趺坐の破壊神、シヴァ。配偶神 パールヴァティー、祝祭 マハー・シヴァラートリー、位置づけ ブラフマン(シヴァ派); トリムルテ…、シンボル リンガ(英語版)
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2022年9月16日 (金) 20:46での最新版を取得。

岐神とはクナトノオヤガミ(来名戸の祖神)とも呼ばれています。このクナトの神を親神と表記するのは、クナ国のクナト王という存在です。

その存在が、古代出雲の人たちにとっての先祖神であるということを示しているのかもしれません。出雲大社における3本柱で構成された「宇豆柱」の隠された謎が見えてきます。

「宇豆柱」を構成する三本柱とは、古代出雲の信仰で重要視されていた岐の神、幸姫神、猿田彦の三柱であり、シヴァ、パルバティー、ガネーシャの三柱へと通じるということです。

また「宇豆柱」の宇豆とは、三つ巴紋に見られる三つの存在に当てはまります。その三つが渦巻く渦でもあります。渦とは、古代では破壊と再生の象徴でした。


参考文献:ユーチューブ、出雲族の口伝】古代出雲王朝のヤバい秘密!!

URL<https://www.youtube.com/watch?v=21NFyiElyeU&t=338s>アクセス日:2022年11月21日

まとめ

出雲族は、旧約時代のユダヤ人と思われていたが、この参考文献ではインドに由来するらしい。


古代出雲王朝の謎
最新情報をチェックしよう!
>聖典をかける少女

聖典をかける少女

地球は乗っ取られている。それも、私たちが、神だと信じている存在によって。「聖典をかける少女」によりますと、創世記がどのように、誰によって書かれたか説明されています。「プレアデス+かく語りき」がモチーフになっているようですが、地球は、30万年前に聖書に登場する創造神たちによって乗っ取られていることが理解できます。

CTR IMG