この記事の概要
占領軍上陸に備えて性の防波堤を日本政府は用意したのです。日本の女性の純潔が守れないので、近衛文麿が「セックスの防波堤を作ればいい」と提案します。日本の女性の何千人かを雇い、売春婦にしてお金を支払い、アメリカ兵とセックスをさせて日本の婦女子を犯さないようにすると言う発想です。
占領軍の上陸に備えるため
1945年、昭和20年8月15日の午後、昭和天皇の玉音放送が流れ、アジア太平洋戦争は終わりを告げます。占領軍を迎えなければならない日本政府は慌てふためきます。敗戦の処理をしなくてはならないからです。
8月17日には東国宮内閣が組閣されます。どのような占領が始まるのか検討もついていない状況でした。当時の日本政府は混乱を予防するために、どのような対策を考えていたのでしょうか?
日本のトップの貴族であり国務大臣や総理大臣を経験した近衛文麿という方は有名です。近衛文麿が上陸してくるアメリカ連合軍に対して、「こいつら悪いことするから、女をレイプするから、そんなことをやられたら日本の純潔が守れない」と述べます。
日本の女性の純潔が守れないので、それをどうすればいいのかと言ったら近衛文麿が「セックスの防波堤を作ればいい」と提案します。そのアイデアを出されて日本の女性の何千人かを雇い、いわゆる売春婦にしてお金を支払って、アメリカ兵、インド兵、イギリス兵とセックスをさせて日本の婦女子を犯さないようにすると言う発想です。
占領軍は強姦すると言う発想
考えてみれば腹が立って先に進まないぐらいです。8月15日、1945年、昭和20年、日本は降伏します。日本のトップの政治家、まして総理大臣も経験した近衛文麿が、最初に思いついたのは「連合軍を止めなきゃいけない。 上陸してくる連合軍は、日本の婦女子を強姦するので、強姦してもいい場所を作る。女郎屋を作りましょう」と言うことでした。
その発想で日本政府が動き始めました。これまさに性の防波堤です。 近衛の応援で日本の民間、昔からある大きな料理店、レストランの社長や会長を集めて協会を作るわけです。それは英語でRAA(Recreation and Amusement Association)、日本語では占領軍用特殊慰安施設協会を作ります。
そして性のサービスをする女性を集めるために広告しようと、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞に依頼します。そうしたところ、「そんな広告お断りします。恥ずかしくてできません。侮辱するのもいい加減にしろ」と。そこで引き下がります。
レストランや飲食業界の大手の人たちです。そういう新聞記者の編集長やお兄ちゃん、おっちゃんを呼んで接退をして、飲み食いさせて、お土産いただいて、その翌日から、日本の性の防波堤の広告が出るのです。
東京は焼け野原です。夫が戦死した若い女子たちが大勢いました。食べ物がない時ですから、広告が出てから、集まって来たのが5,000人ほどでした。年齢は17、8 から25までです。
想像絶するほど最悪無ことです。そうやって来たのです。もちろん身体検査があります。性病があるかどうか。お金と田んぼに釣られて入ってきた5,000人のうち2,500人は処女でした。みんな戦争で死んで男がいなくなりました。そういう人たちを集めて性の防波を用意しました。上陸してくる連合軍。昨日まで敵だった男と寝させるのです。普通はこんなこと考えません。
慰安施設設立の金の流れ
東久邇宮内閣で国務大臣を務めていた近衛文麿は真っ先に取り組んだことは、性対策でした。日本政府の発案で占領軍用特殊慰安施設協会が作られ、民間人が運営することになります。組織を設立するにはお金が必要になってきますが、出資金は誰が出したのでしょうか。
近衛文麿がもちろん絶大な力を持っていますから日本政府から直接RAAの方に女郎屋の取締まり強化に出すことになると、あまりにもこれは、ちょっと格好が悪いのです。それで大蔵省のトップ池田勇人に白羽の矢が立ちます。
池田勇人を呼んで、「お前なんかいい方法あるか?」と訊ねます。「あります」。「どうするんだ?」「まず銀行にお金を渡してください。日本勧業銀行に渡して、そこからRAAの方に融資します。これでどうでしょうか」と。
それで、池田勇人は、8年後に総理大臣になります。池田勇人の名前が有名になったのは、みんなが、米がないので米を要求しました。そうしたところ、「貧乏人は麦を食え」と言い放ちました。それ聞いてみんな「シュン」となってしまいます。貧乏人は麦を食え。
麦もありません。 そんな世界です。そん中でこの性の防波堤売春宿を全国に作りました。関東だけでも20、東京地域だけでも25場所ありました。
参考文献:ユーチューブ、占領軍の性暴力に怯えた日本政府〜約5000人が差し出された?“国家売春”の実態に迫る〜|スタンフォード大学フーヴァー研究所 リサーチフ
URL< https://www.youtube.com/watch?v=gD_RQLAQBTU>アクセス日:2025年4月30日
まとめ
日本の女性の純潔が守れないので、近衛文麿が「セックスの防波堤を作ればいい」と提案。日本の女性の何千人かを雇い、売春婦にしてお金を支払い、アメリカとセックスをさせて日本の婦女子を犯さないようにすると言う発想。
性の防波堤として英語でRAA(Recreation and Amusement Association)、日本語では占領軍用特殊慰安施設協会を作る。