この記事の要約
ファーウェイの5Gが世界を席巻する時代が到来しています。イギリスがアメリカに同調しない動きがありヨーロッパも同様な動きを示しています。早くから5Gの営業を進めてきた中国が情報の主導権を握りそうなのです。
近い将来の大きな鍵を握るのは5G
近い将来はどのような時代になるのでしょうか。その大きな鍵を握っているのは5Gなのです。
2020年からは、5Gの時代になります。その主導権を握るのはファーウェイ であるとされていますが、アメリカは大変強い危機感を持っているのです。
トランプ政権になる前から、アメリカの議会は、ファーウェイ というのはこれは完全に、中国のスパイ企業であると察知していました。
ファーウェイ の通信機とは、まさに情報が中国に流れていくスパイのディバイスであることを既に何年も前から掴んでいたのです。
しかし、ホワイトハウスがオバマ政権だった頃は、ファーウェイ を禁止するという動きになりませんでした。
同調しない同盟国イギリス
トランプ氏が大統領になってからホワイトハウスが、ファーウェイ を締め出す動きになり、議会とホワイトハウスが、アメリカの中で歩調を合わせることができるようになりました。
そんな中でアメリカと歩調を合わせてくれないのが、アメリカで最も重要な同盟国であるイギリスなのです。これは重要な問題です。
イギリスは、5Gでファーウェイ を採用する動きになっています。
これに関してアメリカの議会側は、最も中国に批判的な、マルコ・ルビオ米上院議員が自らのツイッターで、「なぜイギリスは5Gでファーウェイ を使うのか」と厳しく批判しています。
アメリカの一議員が他国の決議事項を厳しく批判するというのは、ちょっと日本では考えられないことです。
他国の政府方針に対して、批判することはとても考えられません。対中国に対してこのようなことを言うのはアメリカなのです。
イギリスは5Gについて、どのような感覚なのでしょうか。イギリスの諜報機関のMI5(情報局保安部)トップが次のように述べえています。
「5Gにファーウェイ を採用してもアメリカと諜報機関の情報を提供し合うので『ファイブ・アイズ』には影響しないだろう」と。
このファイブ・アイズとはアメリカとイギリスとの諜報機関同士で、情報を共有し合う仕組みなのです。
Five Eyes
- アメリカ国家安全保障局NSA
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
アメリカの中では、NSAアメリカ国家安全保障局が、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの各国の政府の中の通信を担当しているところです。
諜報機関とは通信を担当しているところなのです。そこが協定を結んでいるので、英語では5 Eyesと言われるのです。
通信の協定ですが実質上は、諜報機関の秘密情報を共有すると言うことで、この5Eyesが秘密にされていたのですが、近年になってこの存在が表に出てきました。
アメリカでは、この5 eyesで情報を共有すると言うことは、ファーウェイ を5カ国の間では使わないとにしたいのです。
他国の政府方針に対して、批判することはとても考えられません。対中国に対してこういうことを言うのはアメリカではあるのです。
通信の協定ですが実質上は、諜報機関の秘密情報を共有すると言うことで、この5Eyesが秘密にされていたのですが、近年になってこの存在が表に出てきたと、言うことです。
この中でどうもイギリスが歩調を合わせてくれないと言うのが今の現状なのです。
それに対してアメリカの上院は、ファーウェイ の5G機器を利用する国との情報共有を禁ずると言う法案を出してきています。
国を挙げて一民間企業の通信会社
アメリカの議会は5G意外にも中国に対して厳しい見方をしています。このファーウェイ について年末12月オールストリート・ジャーナル(WSJ)が、衝撃的な記事を出しました。
中国政府はこれまでファーウェイ に日本円で言うと、8兆円規模の支援をしてきたのです。
補助金であったり、信用供与であったり、規制優遇措置であったり、それ以外でも金額では測れない様々な優遇、そのようなことを長い間行ってきたので、小さな通信機器の会社だったのが、中国という国家の支援のおかげで、いきなり世界でトップの会社になってしまいました。
一つの民間企業に対して、中国は、8兆円も出して世界トップの企業にしたと言うことは、そこには当然国家としての意思があったのです。
それは情報スパイです。それはもうアメリカのメディア、アメリカの世界では、明らかなのですが、イギリスや、ヨーロッパではそこまでの警戒感はないようなのです。
ファーウェイ神話
それに対して5Gと言うのは、「ファーウェイ なんだ、一番品質も高くて、値段も安い」と言われているのですが実は、それは神話であり虚構であって事実ではないと最近言われ出してきています。
ファーウェイ が唯一の選択肢ではないからです。実際にはそんなに性能がいいわけでもないし、ファーウェイ 以外にも選択肢としては色々あります。ノキアとか、ファーウェイ よりもっといい選択肢があるのだと最近言われています。
6Gを目指すトランプ大統領
トランプ大統領は、5Gではなく6Gを目指そうとしています。
6Gの開発を急ごうとしています。5Gでもまだわからないのに、6Gとは何なのでしょうか。一番イメージしやすいのが、マイクロソフトの「スターウォーズ」の世界Holoportationです。
これは一番最初に公開されたスターウォーズエピソード4に由来します。レイヤ姫がフォログラムで、立体的に出てきて対話ができるシーンがありました。
あのスターウォーズの世界が現実化するわけなのです。どこか遠くにいる誰かとミーティングする時に画面上で顔を合わせて話をするのではなく、遠くにいる人が今同じ場所にいるかのように、フォログラムのような形で姿を表すのです。
その人が動き回る、立体で現れたその人と対話ができると言うのはHoloportationなのです。既にマイクロソフトが開発しています。トランプ大統領は6Gを目指した方が良いのではないかと提案しています。
先を行く中国の営業手腕
5Gは中国が世界に手を回してしまったので、5Gを超えた戦略を練らなければ遅れをとってしまいます。
イギリスが同調しない問題はイギリスだけではなく、EUの各国にも当てはまりそうなのです。ヨーロッパでは、5Gはどうもファーウェイ になりそうなのです。
イギリスが容認するとなるとドイツもそのようになりヨーロッパは、ほとんどそうなるようなのです。
ファーウェイ による5Gの営業が早くから進んでいて、ヨーロッパ以外の中東のアメリカの同盟国でも、軍備ではアメリカの同盟国なのに、5Gに関しては中国の手が回っておりファーウェイ を採用するような動きがあるようなのです。
アメリカの議会やホワイトハウスが、「ファーウェイの5Gを使うな」とアメリカが言っても、それには従うことができなくなるのが現状です。
日本の政府やオーストラリアは、アメリカに同調していますが、それ以外の国では、ファーウェイ 排除の動きに同調してくれていないようなのです。
実際にトランプ政権が世界にファーウェイ を使うなと言い出してから1年前なので遅すぎたと言う感があります。
イギリスはどうするのか、イギリスはEUを1月末に離脱します。EU離脱後のイギリスはアメリカとの関係、米英との関係がとっても重要になってきます。
そんな時に「5Gのことでアメリカとの関係を悪くしていいのか」とこれからイギリスジョンソン政権が、最終的にどう判断するかは注目される点です。
米中の貿易戦争は第一段階の調印が終わりましたが、本番はこれからだと言えるようです。
参考文献:Youtube: 2020年はファーウェイの5G時代か?【及川幸久氏−BREAKING−】
URL<https://www.youtube.com/watch?v=Pu2SQiALUMg>アクセス日:2020年1月21日
まとめ
2020年からは、5Gの時代になる
ファーウェイ締め出しにイギリスが歩調を合わせてくれない
情報スパイのためにファーウェイを国家が支援した
トランプ大統領は5Gではなく6Gを目指している
ファーウェイ による5Gの営業が早くから進んでいて世界が席巻されている
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