シオニストはイスラエルが仁義なき侵攻を強行

シオニストはイスラエルが仁義なき侵攻を強行

  • 2025年10月28日
  • 2025年10月20日
  • 社会

この記事の概要

シオニストはイスラエルが仁義なき侵攻を強行させているのです。シオニズムとは、聖書に定められた約束の地です。イスラエルという国は、聖書に基づいて、この地に国家を建設しました。ところが、ここには以前からパレスチナ人が住んでおり、パレスチナ人を追い出す形で国家を広げてつくっていました。


クリスチャン・シオニズム

イスラエルが仁義なき侵攻を強行するのは、シオニズムなのです。シオニズムとは、聖書に定められた約束の地をユダヤ人のものにすることです。イスラエルの建国となっている地域は、聖書の記述ではカナンです。

カナンとは、地中海とヨルダン川・死海に挟まれた古代の地域名、旧約聖書に登場する「乳と蜜の流れる地」として知られ、神がイスラエルの民に与えた約束の地です。現代のイスラエル国家とパレスチナ自治区がある地域にあたり、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地とされています。

AIによる抽出

その場所はイスラエルの神が、ユダヤ民族に、「これは お前たちに与える」と述べました。このように神が約束した土地なのです。聖書にその記述がある以上は、「俺たちの土地だ」と主張しています。この問題は、宗教的な信念です。

イスラエルという国は、聖書に基づいて、この地に国家を建設したわけす。ところが、ここには以前からパレスチナ人が住んでいました。そこで、パレスチナ人を追い出す形で国家を広げてつくりました。さらに、パレスチナ人は、どんどん居住地を追い込まれ、最終的には「全てのパレスチナ人を追い出さないといけない」と考えだします。

そしてユダヤ人だけの国にしないと神の意思に叶った状態とはならないと言うのがシオニズムの態度です。だから和平とか何とか言っていますが、最終的には、イスラエルの地に、「ユダヤ人だけの国でなければならな」と言うのが彼らの信念です。


アメリカがイスラエルを支援する理由

イスラエル国の信仰するユダヤ教がシオニズムの土台です。それ故に、「シオンのイスラエルの国にしなければ神の御心に背くことになる」と、彼らは信じ込んでいます。

それでは何故、アメリカがシオニズムのイスラエルを支援するのでしょうか。 アメリカはキリスト教の国であり、ユダヤ教の国ではありません。

どちらかというと、キリスト教国家において、ユダヤ人はずっと迫害されてきました。ユダヤ人は、イエス・キリストを十字架につけたと言うことで、ある意味において、クリスチャンにとって、ユダヤ人は憎い人たち、民族ということになります。

ユダヤ人は、長い間、ずっとヨーロッパでも迫害されてきた歴史があります。なのに、なぜこのイスラエルを現在のアメリカが強く支援するのかというと、福音派の影響が大きいことが挙げられます。

福音派というのは、キリスト教のプロテスタントの一派です。福音派には、クリスチャン・シオニズムがあります。このクリスチャン・シオニズムを福音派が主張しています。

聖書の中では、イスラエルの神が、アブラハムに約束しています。アブラハムはユダヤ人の祖先です。 神は、アブラハムにこのように述べました。「あなたを祝福する者を私は祝福し、あなたを呪う者を私は呪う」と。

このように聖書の創世紀で語っています。福音派は、聖書の記述を絶対視します。だから聖書に書かれてることは、実現させなければならないと言うのが主張です。

当然、イスラエルは神が、ユダヤ民族に与えると言ったのであり、しかも「あなたを祝福する者を私は祝福し、あなたを呪う者を私は呪う」と書いてあります。それに基づいて、「イスラエル建国を祝福し、イスラエルはユダヤ人によって統治されなければならない」ことをとても強く感じています。 これは宗教的信念です。

この理由でアメリカの福音派の人々は、イスラエルを絶対視するのです。アメリカがイスラエルを支持すれば、アメリカが神から祝福されることになります。もしイスラエルの支持をやめたならば、アメリカは、神から呪われることになってしまうというのが福音派の主張です。

その福音派は、実はアメリカでは、大変大きな派閥です。国民の4分の1とも言われる人々が福音派です。トランプを大統領に押し上げたのがこの福音派だと言われています。どんな理由でも、福音派の意向を無視した政策は、トランプ大統領は絶対にできないということです 。

トランプ大統領自身が、この福音派のようなクリスチャン・シオニズムの信念を持ってるかどうかは 分かりません。しかしながら、いずれにしても福音派の意向を無視したような政策を取ったならば、トランプ大統領は続けていけなくなってしまうのは、明らかです。

熱狂的な宗教信念と言ってもいいほどの福音派のイスラエル支持なのです。ですからこのユダヤ人によるイスラエル統治が実現しなかったならば、 神の計画通りに行かなくなり、最終的に神の祝福を受けることできなくなります。

福音派の牧師・伝道者たちは、日曜日ごとに、上記の様に語るわけです。アメリカの国民、特に熱狂的な人たちがイスラエル支持者なのです。それでトランプ大統領がイスラエルを支持し、アメリカはそのように動かざるを得ないと言う状況です。


参考文献:ユーチューブ、なぜイスラエルはああなのか。そしてなぜアメリカは支援するのか【仏教からの視点】

URL<https://www.youtube.com/watch?v=K-vb3zKoBqs&t=1236s>アクセス日:2025年10月8日


まとめ

シオニズムとは、聖書に定められた約束の地をユダヤ人のものにすること。イスラエルの建国をなしている地域は、聖書の記述ではカナンであり、現代のイスラエル国家とパレスチナ自治区がある地域にあたり、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地とされている。

なぜこのイスラエルを現在のアメリカが強く支援するのかというと、福音派の影響が大きい。福音派は、キリスト教のプロテスタントの一派で、クリスチャン・シオニズムがある。福音派は、聖書の記述を絶対視する。だから聖書に書かれてることは、実現させなければならない


紹介欄

ガザ紛争の正体: 暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム (1055;1055) (平凡社新書 1055)

ユダヤ人の歴史-古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで (中公新書 2839) 

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