サピエンス全史は名著中の名著で大変面白い

サピエンス全史は名著中の名著で大変面白い

この記事の概要

サピエンス全史は名著中の名著で大変面白いのです。最弱性能のホモ・サピエンスがなぜ、生き残ったのでしょう。ホモ・サピエンスだけが嘘をつけるようになりました。お金や宗教に、嘘のルールをつくり価値を持たせています。この虚構の世界をつくることができたので最強になったのです。


サピエンス全史の概要

上巻下巻合わせて約600ページもあります。一度は読んでみたいと思いますが、仕事や通勤で時間が取られる人にとっては、いつか読もうと考えつつもそのうち、諦めてしまうかもしれません。

考えさせられる内容なので、是非ご一読ください。読むのが大変だと思う人は、読んで貰えばいいのです。それにはオーディオブック が助けてくれます。下記のアマゾンのリンクをクリックしてみてください。オーディオブック が紹介されます。

オーディオブック サピエンス全史上

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サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

ホモ・サピエンスが地球に現れてから人口が70億になったと言われています。その数は、さらに増え続けています。

ホモ・サピエンスは、犬や猫、虎、象などに比べて圧倒的に繁栄しているのです。なぜホモ・サピエンスがこんなに繁栄してきたのでしょうか。この「サピエンス全史」は人類の勝因を解き明かしてくれています。


著者のハラリ氏

著者のハラリ氏は頭脳明晰な人です。世界が認める超天才歴史学者なのです。この頭脳明晰な超天才の視点から人類の歴史が説明されています。

どのように違っているかと言うと、今まで学校で学んできた歴史の視点や価値観とは違うのです。

この本を読むことにより、新しい事実や真実を知ることになります。この超天才と言われているハラリ氏はどのように歴史を捉えているのかが理解できるのです。

人間とはどのような生き物なのかをここでは壮大なスケールで教えてくれます。今までにはない教養が増してきます。


ホモ・サピエンスの3つの革命

さらに全ホモ・サピエンスである全人類にお勧めできる内容なのです。現代の人間であるホモ・サピエンスがこれだけ発展している勝因は3つの革命のおかげであると述べられています。

  • 認知革命
  • 農業革命
  • 科学革命

この三つですが、認知革命が起きてから農業革命が起き、続いて科学革命が起きています。この三つの革命起こったことで人類が発展したと述べられています。


認知革命

10万年前に最初の革命がおきました。それは認知革命です。この革命こそが、ホモ・サピエンスを繁栄させた原動力になったことは疑いようがありません。それが、とても面白くそこに焦点を当ててみます。

この認知革命がなければホモ・サピエンスは10万年前に絶滅していたであろうと言われています。10万円前には。ホモ・サピエンスだけではなく、ネアンデルタール人やフローレス人たちが、激しく争っていました。


ホモ・サピエンスの進化の過程

学校で習った歴史というのは、最近まで、我々ホモサ・ピエンスがネアンデルタール人という人種から進化した人種だと習っていました。

よく調べてみると、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人というのは全く別の人種でした。

どのように違っていたかというと、虎とチーターは猫科の似ている動物ですが、種が全く違います。そうように馬とロバも見た目は似ていますが、違う種類です。

それと同じように、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は筋金入りのライバル関係でした。この他にも、似たような人種が4種類もいたため、血を血で争われていたのです。

『ネアンデルタール人』:化石人類の一つ。ヒト属の一種で、約40万年前に出現し、2万数千年前に絶滅したとみられる。ただし、新しい学説は約4万年前に絶滅したとする。 ネアンデルタール人は、ヨーロッパ大陸を中心に西アジアから中央アジアにまで分布しており、旧石器時代の石器の作製技術を有し、火を積極的に使用していた。 

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年6月25日 (木) 01:32 (日本時間)現在での最新版を取得。

『ホモ・フローレシエンシス』:インドネシアのフローレス島で発見された、小型のヒト属と広く考えられている絶滅種。 身長は1mあまりで、それに比例して脳も小さいが、火や精巧な石器を使っていたと考えられる。そのサイズからホビットという愛称が付けられている。新種説に対しては、反論もある。 

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年3月17日 (火) 04:30 (日本時間)現在での最新版を取得。

ホモ・サピエンスは実は全て劣っていた

ホモ・サピエンスは、「頭が優れていた」とされていました。高機能の脳を持っていたので争いに勝てたのだと信じられていまし。ところが最新の研究ではそうではなかったのです。

争いに勝ちたいという望みは、ホモ・サピエンスの単なる願望だったのでした。研究によりますと、特別に脳みそが大きかったわけでもなく、腕力は強かったわけでもありませんでした。むしろ、最弱だったようなのです。


最弱種が生き残れた理由

これだけの最弱性能のホモ・サピエンスがなぜ、生き残ることができたのでしょうか。それは認知革命ができたからなのです。

ホモ・サピエンスの頭脳の中に突然変異の如くに認知革命が起きたのです。突然変異というのは、おそらく、天の才能につながることでは無いかと個人的には思っています。この認知革命の力は、他の種を滅ぼすほどの優れた革命でした。

この認知革命とは「嘘」がつけるようになったことなのです。嘘をつくやつが生き残るのは、昔からなのです。それは人間のDNAに残っていることです。

ホモ・サピエンスの頭脳の中に嘘の概念が生まれたことこそが、認知革命だったのです。


突然、嘘をつけるようになった

これは突然ホモ・サピエンスだけが嘘をつけるようになったのです。本の中では虚構という言葉が使われています。すなわち、嘘を語り、その嘘をそのまま信じてしまう力が備わったのです。

私たちの先祖が、嘘の力で生き残ったことがとても残念な気がします。このような種族こそが先に自然淘汰されてしまいそうです。

嘘とは一見、卑怯なようで、情けなく思えてしまいます。しかしながら、嘘とは、物凄い発明だったのです。嘘を語り嘘を信じる力というのは、ある意味において、噂を信じる力とも言えます。

「この人はめちゃくちゃ優秀らしいよ!」と噂を流します。すると祖先であるホモ・サピエンスはその噂を信じてしまうのです。なんでこんなことで騙されてしまうのと思える、「振り込め詐欺」も嘘を信じてしまう力の名残でしょうか。

ところがホモ・サピエンス以外の人種は、その噂話を信じることができませんでした。他の人種の特徴は、自分が実際に見たものしか信じることができな買ったのです。

他の人種に突出したリーダーがいたとしても、他の人々は、実際に自分の目で見たもの、自分で確かめたものしか信じることができませんでした。

ホモ・サピエンス特別な武器がありました。それは口コミです。口コミで広げられるのです。他の種族はそれができなかったため、組織が拡大して行きませんでした。

この特徴として実際に自分の目で見たも聞いたものしか信じ無い人々の特徴として、グループをまとめ上げるに規模は、50人程度のグループを組織するのが限界でした。

その一方で、ホモ・サピエンスは噂や口コミをすぐに信じてしまいます。あのリーダーはものすごく素晴らしいと言われれば、すぐに受け入れてしまうのです。

例えば、「あのリーダーは、大きなヒグマをわずか3秒で倒すらしいよ」と聞いた瞬間、「俺も従っちゃおう」という軽いノリになるのがホモ・サピエンスの特徴です。

こう言った、特性がホモ・サピエンスにはあるために、噂が噂を読んで、数百人規模の組織が出来上がるのです。

嘘というものが、人と人を結び付けていくのです。こうなってくると、数の暴力になります。知的にも体力的にも最弱なホモ・サピエンスは、圧倒するほどの多くの人数で、他の人種を滅しました。

今までの研究結果によりますと、ホモ・サピエンスはDNAとして優秀だったから生き残ったと言われていました。ところが実は、そうではなかったのです。

最弱だった種族が他の強い種族に打ち勝つために、追い込まれた結果、認知革命が生じ、頭の中に嘘が生まれたのでした。

嘘をついたり、どんなことでも信じてしまう先祖には、ガッカリしたと思ってしまうかもしれません。しかしながら、ガッカリする必要はないのです。この嘘とは非常に大切なことなのです。

ここに人間の本質があります。現代の私たち人間は、ホモ・サピエンスの先祖と同様に嘘のおかげで生きているのです。嘘があるから社会生活を営むことができます。


世の中の嘘の中心

それでは、社会の中にはどのような嘘があるでしょうか。

  • お金
  • 国家
  • 宗教

大まかに見てみると、この三つに大きな影響力があると思います。

お金の力も国家も、宗教も絶大な力がありますが実は虚構です。宗教にもお金にも絶対的価値があるものではないことは、皆さんすでにご存知ですね。

宗教について言えば、神様を見たことのある人はいません。どの宗教もそうですが、創設者だけは、見たことになっています。一般の信者は、見たこともない神様を心の支えにできるのです。ホモ・サピエンスってすごい力を持っていますね。

そこで、神様の存在や宗教には騙されないという人でも、お金を信じる人はかなりたくさんいらっしゃいます。

現代社会で絶大な力を持つお金というのは、実は嘘の塊です。本当はただの紙切れです。ただの紙であり、食べることもできませんし、一万円札が雨風を凌いだりしてもくれません。この紙切れで何かできるかと考えてみたら、ほとん何もありません。

このお金には、みんなで、嘘のルールを作り価値を持たせたのです。このお金という虚構のために誰かのために毎日働いでいるのです。毎日、毎日、通勤電車に揺られて、朝から夜中まで。


嘘で守られ嘘に生かされて

現代の人間は、先祖であるホモ・サピエンスと同様に嘘で守られ嘘に生かされているということなのです。

この社会は、虚構です。ある意味においてマトリックスの世界かもしれません。虚構という世界を形作っていることに対する認識を持たなければならないのです。

このホモ・サピエンス全史は、今までの人類が発展してきた原理を解き明かす凄い本です。

特に認知革命が重要であり、それは嘘をつくことであり、嘘を信じる力が身についたことなのです。嘘という発明が今もこの世を支えているのです。

著者のハラリ氏は近い未来において人間の欲望が全て叶えられる時が来るとも述べられています。

全てとはなんでしょうか。叶わないと思うのは、聖書に出てくる永遠の生命でしょうか。

遺伝子操作の技術が発達して思い通りの赤ちゃんを作ることも可能だということです。またはロボットと人体の融合も可能です。

サイボーグの世界です。これからはなんでも実現できる世界がやってくるというのですから、想像の域を超えてしまいます。

なんでも実現はできるのですが、そうなってしまうと、本当の幸せとは何かを考えさせられてしまうのでしょう。病気のない死なない体で生きているのが本当にいいのかということです。

ホモ・サピエンス全史の本の中で問いかけてきます。とても深い本ですね。天才歴史学者のハラリさんの見ている情景が少しは見えるようまた読んでみたいと思います。


参考文献:

ホモ・サピエンス全史 上下
サラタメさん【サラリーマンYouTuber】ユーチューブ:12分で解説【サピエンス全史】人類はウソに生かされていた

URL<https://www.youtube.com/watch?v=xHbcJuOwUOM>アクセス日:2020年1月9日


まとめ

上巻下巻合わせて約600ページ

著者のハラリ氏は頭脳明晰な人

原理とは、認知革命、農業革命、科学革命

勝因は3つの革命のおかげである

  • 認知革命
  • 農業革命
  • 科学革命

ホモ・サピエンスの頭脳の中に突然変異の如くに認知革命が起きた

世の中の嘘の中心

  • お金
  • 国家
  • 宗教

本当の幸せとは何か


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