キルギス人と日本人が似ている

キルギスは、自然が非常に美しく中央アジアのスイスと世界的に呼ばれています。キルギス人は中央アジアを中心に、シベリアからアナトリア半島に至る広大な地域に広がって居住するチュルク系民族です。

チュルク系民族またはテュルク系民族とは、チュルク語族の言語を使用する民族集団である。 ユーラシア大陸の中央部を斜めに貫く、東シベリアからトルコ共和国にまで及ぶ乾燥地域を中心にシベリア、中央アジアおよび西アジア、東欧などに広く分布する。トルコ系諸民族、テュルク系諸族などとも。

『フリー百科事典　ウィキペディア日本語版』最終更新 2023年2月8日 (水) 14:38での最新版を取得。

キルギス人と日本人は、非常に似ています。パッと見た時には日本人と見分けがつかない時もあります。実際日本人がキルギスへ行くとキルギス人と間違われてしまうようです。そのため、「キルギス語で話しかけられたりすることがある」とのことです。とても似ているので、キルギス人は、日本に対する関心が非常に強いのです。日本語教育もとても盛んな親日国です。

キルギスに住む70%近くは、日本人に似ていますが、西洋の顔立ちをしたロシア人やウズベク人などの白系人種も住んでいます。

日ユ同祖論

地理的には遠く日本から離れているためにキルギスの人々が、日本人と顔立ちがどうして似ているのか不思議に思えます。

日本の皇室の紋章である菊花文が古代イスラエル神殿の壁にも残っていたり、伊勢神宮の灯籠にユダヤ人の印であるダビデの星が刻まれていたりと、共通点が多いと言われています。

日本書紀と聖書が似ているあるいは神道とユダヤ教が似ている点があるのも事実です。また、神社とエルサレムの神殿の姿が似ていることはよく言われています。菊の御紋とへロデ門の紋章がとても似ています。

エルサレムにはヘロデ門があり、そこに菊の紋章が入っているのです。ところが、菊の御紋は、日本の歴史では、鎌倉時代から始まったと言われていますので時代的にはどうも合いません。

菊の紋が似ているということは諸説ありますが、古代イスラエルからシルクロードを経て中央アジアに残った人々がキルギス人であり、日本に移った人々が日本人になったのではないかとも言われています。

記紀との共通点

キルギスには伝説があります。キルギス人と日本人が兄弟で肉が好きな者はキルギス人となり、野菜が好きな者は極東に行って日本人となったという伝説です。

この話は、記紀に出てくる「山幸彦と海幸彦」にも似ています。弟の山幸彦は獣を捕り、海幸彦は魚を捕っていました。その兄弟は争いをするのですが兄が弟に服従することで仲直りするという内容の神話です。

山幸彦- 火遠理命（古事記）・彦火火出見尊（日本書紀）

海幸彦ー火照命（古事記）・火闌降命日本書紀）

名前のごとく、山の猟が得意な山幸彦（弟）と、海の漁が得意な海幸彦（兄）の話である。兄弟はある日猟具を交換し、山幸彦は魚釣りに出掛けたが、兄に借りた釣針を失くしてしまう。困り果てていた所、塩椎神（しおつちのかみ）に教えられ、小舟に乗り「綿津見神宮（わたつみのかみのみや）」（又は綿津見の宮、海神の宮殿の意味）に赴く^[10]。

海神（大綿津見神）に歓迎され、娘・豊玉姫（豊玉毘売命・とよたまひめ）と結婚し、綿津見神宮で楽しく暮らすうち既に3年もの月日が経っていた。山幸彦は地上へ帰らねばならず、豊玉姫に失くした釣針と、霊力のある玉「潮盈珠（しおみつたま）」と「潮乾珠（しおふるたま）」を貰い、その玉を使って海幸彦をこらしめ、忠誠を誓わせたという。この海幸彦は交易していた隼人族の祖と考えられる。

その後、妻の豊玉姫は子供を産み、それが鵜草葺不合命（うがやふきあえずのみこと）であり、山幸彦は神武天皇の祖父にあたる。

『フリー百科事典　ウィキペディア日本語版』最終更新2022年12月13日 (火) 13:51での最新版を取得。

縄文人が世界を覆ったのか

日本人が古代イスラエルに渡った可能性もあるならば、当然日本人がキルギスあたりに繁栄したという可能性も十分に考えられます。その可能性を解析するために現代日本人の起源と考えられている縄文人について考察する必要があります。

縄文文明は、紀元前16000年前ごろから紀元前3000年前ごろまで栄えました。以前までは狩猟民族で原始的な生活を営んでいる種族と思われていましたが、ここ数十年の縄文時代に関する解析で認識が変わり縄文文明は、とても高度な文明を持っていたようです。

「稲作は弥生時代から伝わった」と言われていました。ところが、近年放射性炭素年代測定法により最新の年代測定法の成果では、朝鮮半島の稲作よりも日本の方がかなり古いことが判明してきました。

稲作が日本で開始されたのは、縄文時代の終わり頃の約6700年前に陸稲栽培が行われています。水稲栽培は約3200年前まで遡って判明しているようです。縄文人は作物の人工栽培や海洋技術なども持ち合わせるほどの高度な文明を持っていたのです。

縄文人が1万年以上発展した文化の中では、大陸と日本は陸続きであり、諸外国に渡って行ったことは十分に考えられます。バヌアツやエクアドル、ペルーなどから縄文土器が出土していますので、縄文人が世界中に定住していた証拠でもあります。

キルギスでは縄文土器がまだ出土されていませんが、縄文人がキルギスに渡った可能性も否定できません。

ハプロタイプの共通点

ハプロタイプは、生物がもっている単一の染色体上の遺伝的な構成（具体的にはDNA配列）のことである。二倍体生物の場合、ハプロタイプは各遺伝子座位にある対立遺伝子のいずれか一方の組合せをいう。

またゲノム全体に対して（複数の染色体にまたがって）いうこともあるが、この場合には特にいずれかの片親に由来する遺伝子の組合せを指す。通常、母系のミトコンドリアと、父系のY染色体が対象となる。

『フリー百科事典　ウィキペディア日本語版』最終更新 2021年3月13日 (土) 08:19での最新版を取得。

日本人のハプロタイプは、C、D、O、Nの四つが中心で、遺伝子情報はC、D、O、Nに分類されています。ユダヤ人のハプロタイプはJ、E、Rです。そのため、日ユ同祖論には科学的根拠が全くないという説もあります。

ところが、YAP遺伝子に関しては、ユダヤ人のハプロタイプにはEがあります。日本人はDです。「YAP変異をもつ系統はハプログループEとハプログループDに限られる」と記されています。

ハプログループDEはYAPという変異で定義される。YAP (ヤップ、Y-chromosome Alu Polymorphism)とは、Y染色体の長腕部「DYS287 Yq11」上にある約300塩基からなるAlu配列(Alu sequence)の挿入多型。この古代に起きた「M1」と定義される変異の痕跡（SNP）をY染色体上に持つのは、本来ならばtRNA、rRNAなどの核内低分子RNAに転写されるべきものが、何らかの要因によってY染色体上のDNA配列に挿入されてしまったもので、生体内での働きについては未解明である。Alu配列とは蛋白質をコードする配列を全く含まず、制限酵素Aluで認識されるためこの名がつけられた。YAP変異をもつ系統はハプログループEとハプログループDに限られる。

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この理由から、EとDには深いつながりがあることは否定できないようです。このことはユダヤ人と日本に深い関係がある証拠です。ユダヤ人が渡来したか、それとも古代日本人が世界のその場所に出て行ったということになるのです。

Y染色体ハプロタイプには、D1b系統の約40%、O1b2系統の約30%、O2系統の約20%があります。この3種だけで日本人の8割以上を占めているのです。

キルギス人が持つ遺伝子はY染色体ハプロタイプの場合C2系統が多いようです。日本人のC2系統は約5%前後ですが、一定数がいるということが判明しています。

日本人でC2系統の遺伝子を持っているのがアイヌです。アイヌ人の割合はD1b（75%）系統とC2(25%)系統です。日本列島に C2遺伝子をもたらしたのは、中央アジア、東アジア、シベリアのバイカル湖周辺などの北方狩猟遊牧民族と考えられています。