この記事の概要
エゼキエル書の解釈でロシュをロシアにしたいと考えている人々がいます。大首長ロシュがエルサレムに向かって攻め込んで来ます。このロシュの首長のゴグの言葉が、リーダーとして大首長と訳されることもあります。「ロシュ」とは国名だという解釈もあります。ロシュと言う言葉が「ロシアである」と福音派は解釈しています。この頃ロシアはありませんでした。
エゼキエル書
聖書の預言に基づく解釈において、マゴグ(Magog)はロシア、あるいは旧ソビエト連邦圏を指すと解釈されることが非常に多いとされています。
聖書の解釈では、旧約聖書のエゼキエル書38章・39章に登場する「マゴグの地のゴグ」は、イスラエルの北から攻めてくる強力な勢力とされています。マゴクとは、多くの終末論解釈でロシアやその周辺の旧ソ連諸国を指すと考えられているのです。
旧約聖書のエゼキエル書には、「北方連合軍が攻め込んで来て、イスラエルの国を攻略する」とあります。そこで「神が現れ、この連合軍を打ち倒し、イスラエルの人々を救い、彼らも悔い改める」と言う設定になっています。
バビロン捕囚
エゼキエルとは何かと言うと、旧約聖書に登場する古代ユダヤ王国の有名な預言者です。 時代は紀元前6世紀です。現在のイスラエルからレバノンにかけて、古代のイスラエル王国が広範囲にありました。これが南北に割れたのです。
北のイスラエルは、アッシリアに攻め込まれて滅亡します。南のユダ王国が生き残ったのですが、今度は、今のイラクの辺りに生まれた新バビロニアに攻め込まれ、 滅亡していきます。
この新バビロニアのネブカドネザル王が南ユダ王国に対して、服属を要求して来ました。南ユダの住民たちが捕まった事件のことをバビロン捕囚と言います。これが2回ありました。
1回目のバベロン捕囚では、ユダの王様ヨアキムが降伏します。 負けることが分かったので、新バビロニアの王様ネブカドネザルの臣下になり、命は許され、バビロンに連行されました。
エゼキエルもこの時に一緒に連行され、連行された先のバビロンで、彼は「召命」すなわち神の言葉を預かったのです。彼が言ったのは、「今回の事件は、バビロニアが悪いのではなく、我々南ユダの住民が、唯一の神ヤハウェの戒めを破り、神を軽んじ、他の神々を祭り、異教徒と淫らなことを行なったためである」と。
これを見た神がお怒りになって罰として新バビロニアと言う敵を使わせたと言うことです。この様にエゼキエルが解釈をし、盛に警告をするのですが、南ユダの人たちは悔い改めず、2回目のバビロン捕囚を受けることになりました。
南ユダ王国のヒゼキア王は、「徹底抗戦」と言い出して、 バビロニアに攻め込まれ、ヒゼキア王は目を潰されて生涯鎖につがれたのです。住民たちも根こそぎ、バビロンに連行されました。こうして南ユダ王国は滅亡したのです。
エゼキエル書は1回目の バビロン捕囚の後に書かれたものです。この中で「私」と言っているのは神、すなわちユダヤ教の神ヤハウェです。私つまり神はあなたをイスラエルの民、すなわち私に背いた反逆者の民に使わす。彼らは厚顔で豪情な者たちである。
「私はあなたエゼキエルを彼らに使わす。あなたは彼らに主なる神はこう言われると伝えよ 。泣きわめけ。ああ、その日は近い。主(神)の日は近い。
これは曇りの日。 諸国の民の滅びの時である。剣がエジプトに降る。刺し殺される者が倒れ、財宝が略奪され、クシュ(スーダン )にも苦しみが起こる。クシュ、プテ(リビア)ルデ(リディア)これは今のトルコ。アラビア全体、クブ及び同盟国の人々は彼らと共に剣に倒れる」と。だからこの辺の庶民族が同盟していてこれが神の怒りによって倒されるとのことです。
メシェクとトバルとは、大まかに言ってジョージアの辺りです。大首長ロシであるゴグよ、私はあなたの顎に鍵をかけあなたとあなたの全軍勢を出陣させる。それは皆武装した馬や騎兵、大盾と盾を持ち皆剣を取る大団だ。
ペルシャとクシュとプテ(リビア)、ゴメル(小アジア)、北の果てのベテトガルマ(カフカース):(現在のトルコ東部からコーカサス地方に相当する地域)とその全ての軍隊それに多くの国々があなたと共にいる。
ロシュとは本当にロシアなのか?
この様にものすごい連合軍ができます。そのリーダーが大首長ロシュと言います 。これがエルサレムに向かって攻め込んで来ます。このロシュの首長のゴグの言葉が、リーダーとして大首長と訳されることもあります。
「ロシュ」とは国名だという解釈もあります。 ロシと言う言葉が「ロシアである」と福音派は解釈しています。
この頃ロシアはありませんでした。現在のアメリカの福音派は、これは「ロシアである」と決めつけています。「ロシアがの中東諸国を従えてエルサレムに攻め込んでくる」と福音派の人々は妄想するのです。
そのロシュの王であるゴグがイスラエルの地を攻めるその日に、神である私は怒りを燃え上がらせる。妬みと激しい怒りの日を引きつけて言う。その日には必ずイスラエルの地に大きな地震が起こる。
連合軍が攻め込んで来ると、そこで大きな地震が起こります。 海の魚も空の鳥も獣も地面を這う全てのものも、地上の全ての人間も、神の前で震え上がり、山々は覆り、崖は落ち、全て上壁は地に倒れる。彼らは剣て同士打ちをするようになる。
このように、お互い殺し合うことになります。
私神は、疫病と流血で彼に罰を下し、彼と彼の軍隊と彼の率いる多くの国々の民の上に豪雨や雹や硫黄を降り注がせる。
諸国の間に私の栄光を現す時、諸国の民は皆私が行う先と彼らに置く私の手とを見る。その日からイスラエルの家は私が彼らの神、主であることを知るだろう。彼らは自分たちの地に安心して住み、彼らを脅やかすものがいなくなる時、私に逆らった自分たちの恥と全ての不信の罪との責めを負うだろう。
参考文献:ユーチューブ、エゼキエル預言/🇺🇸福音派とイラン攻撃
URL<https://www.youtube.com/watch?v=rjAftMK9BGs&t=480s>アクセス日:2026年3月10日
まとめ
マゴクとは、多くの終末論解釈でロシアやその周辺の旧ソ連諸国を指すと考えられている。
ユダヤ人たちが敵に攻め込まれ捕囚となったのは、イスラエルの神、ヤハウェィの戒めを守らなかったため。
ロシュがロシアと決めつけるのは、キリスト教派の勝手な解釈である。