この記事の概要
イーロンマスクの日本愛とは空海の教えに傾倒しているところにあります。「即身成仏ができる」と言うのが真言の教えであり、それがシンギュラリティーそのものではないのかと考えています。彼はThe singularity is nearを読破しています。それは密教の教えと同じなのです。日本民族がシンギュラリティーに親和性の高い民族であると感じています。
イーロンマスクが日本を好きになるのは
イーロンマスクは日本の少子化で日本人がいなくなってしまったら、世界の損失だと述べています。何故マスクは、これほどまでに日本が好きなのでしょうか。
マスク氏は昨年8月17日、日本に来たときに、東京江東区のアート施設「チームラボプラネッツ」を訪問しています。ここは世界が注目するミュージアムです。
ある種の世界観があり、極めて仏教的であり、日本的な世界観があることが分かります。わざわざ訪問すると言うのは、マスク氏は、仏教に傾倒していると言うことなのです。
マスク氏はある意味において、カリスマ的な人気があります。マスク氏がどんな人物かを語るときに欠かせないキーワードがあります。その一つが、Underdogs, Buddhism, and First Principlesなどです。マスク氏が仏教に傾倒していることは確かです。
仏教の範囲は広く、仏教の発祥の地であるインドや仏教を国教にしているタイ、ベトナム、チベット、密教の遺跡があるインドネシアでも良いはずです。
マスク氏は仏教に傾倒しつつ何故日本愛なのでしょうか。これには深い理由があります。世界一金持ちのベッドサイドにあるものがあります。
マスク氏のベッドサイドにある五鈷杵
その中で、注目すべきは、Buddhism ritual abjectなのです。要するに仏具です。これがマスク氏のベッドサイドテーブルに置いてあります。それは五鈷杵です。（鈷：金属製の密教法具。 武器の鋒(ほこ)を象徴化したもので、煩悩(ぼんのう)をくだき、仏性を顕現する意味）
（五鈷杵（ごこしょ）は、密教の修法で用いられる法具で、大日如来の五智を象徴している。両端の先を5本の尖った形に作っているのが特徴で、尖りが5本あることから五鈷杵と呼ばれている。1本ならば独鈷杵、3本ならば三鈷杵と呼ばれる）
何故イーロンマスクのテーブルの上に五鈷杵があるのでしょうか。真言密教の開祖空海が、右手に五鈷杵を持った像があります。空海の坐像は五鈷杵を持ったものが、非常に多いのです。
繧繝模様（うんげんもよう）が表されています。 この模様は、紅・紫・青・緑などで表現され、当時、身分の高い人のみにゆるされていた大変縁起の良い模様）と呼ばれる高貴な人だけ座ることが許される畳の模様の縁に空海が五鈷杵を持った像があります。空海は真言密教です。
真言密教に興味を抱いている
イーロンマスクは仏教全般ではなく、密教、特に真言密教に深い興味を持っていることが分かります。奈良の国立博物館で空海の展覧会が行われていました。このポスターにも別な空海の坐像で五鈷杵を右手に持っています。
イーロンマスクという世界一の金持ちは、日本が大好きであり、日本愛がある理由は明らかに、五鈷杵を持った空海であり、真言哲学なのです。
外国のイーロンマスクがこれだけ興味を持ち勉強しているのに、日本人は何故もっと学ぼうとしないのでしょうか。密教の本尊は大日如来です。仏教の全般的な中心はブッダすなわちゴータマシッタールダです。仏教で言うところの神はブッダなのです。
イエス・キリストは預言者ですが、神と一体化した神として崇められることもあり、神の子として、信仰されることもあります。ところが密教だけは違います。密教で言うところの最高神、究極の神は、大日如来なのです。これは、密教だけの考え方です。
シンギュラリタリアン
イーロンマスクが日本に傾倒し、密教に傾倒しているのは、彼がシンギュラリタリアンだからなのです。空海に関するほとんどの本の表紙には、五鈷杵を持った空海の坐像が出てきます。
ここには曼荼羅とか大日如来の坐像とか五鈷杵があります。大造界と金剛界を密教ではとても大事にしています。密教でいうところの宇宙を示している二つの曼荼羅です。それを示す大事な仏具が三鈷杵、五鈷杵です。
英語の本でThe singularity is nearこの本をイーロンマスクは読破したと述べています。ここに出てくるのは、人工知能やスパーコンピュータがどうやって世界を変えていくか、ということが書いてあって、2045年までぐらいには、シンギラリティーという全く違う世界がこの世に現出すると言っています。
それを信じる人のことをシンギュラリタリアンと言います。イーロンマスクは間違いなくシンギュラリタリアンです。シンギュラリタリアンの中には、密教的考えがシンギュラリティーに到達しようとしていると考える人が少なくありません。
日本民族はシンギュラリティーに親和性が高い
LGBT法案とかバイデン政権が日本の骨格を揺るがす様なことを強要してくる中には、日本民族が非常にシンギュラリティーに親和性の高い民族であることを恐れる人が背後にいるのではないのでしょうか。
日本叩き、日本らしさ、みたいなものを薄めていこうという海外の勢力がいるのだろう、という様に危惧しています。
だからこそ日本の価値を分かっている人もいるのです。そのうちの一人がイーロンマスクです。宇宙の見方というのは、空海はこの大日如来を宇宙のルールそのものだと言っています。
カーツワイルは、シンギュラリティーで知性が宇宙に充満すると主張しています。それがシンギュラリティーというのは、六つの段階から成り立っているのです。
カーツワイルは、最終的に知性は、宇宙に充満するのが、宇宙の最終形だと主張していて、真言密教もほとんど、同じことを言っています。私たちの心の中全ての人間の心の中に、大日如来がいて、その大日如来に到達できたら、生きたまま、仏になれるのです。
「即身成仏ができる」と言うのが真言の教えです。それがシンギュラリティーそのものではないのかと考える人が少しづつ増えているのです。
URL＜https://www.youtube.com/watch?v=o3LZ2XRdndA&t=4612s＞アクセス日：2024年6月15日
まとめ
マスク氏の日本愛には日本の仏教に傾倒しているため。
マスク氏のベッドには五鈷杵がある。
マスク氏は仏教全般ではなく、密教、特に真言密教に深い興味を持っている。
密教に傾倒しているのは、シンギュラリタリアンだから。
日本民族がシンギュラリティーに親和性の高い民族であることを恐れる人が背後にいる。