この記事の要約
アビガンの力を中国政府は認めたのです。ライセンスを取得して生産を始めました。アビガンが実際の臨床実験に使われて効果が現れた事が分かったからです。さらに副作用も極微で突然変異の原因にもならないので、耐性ウイルスをつくることにもならないとのことです。
アビガンの有効性を中国政府は認めた
アビガンが実際の臨床実験に使われて効果が現れた事が分かりました。中国政府は、急遽2月16日からこのアビガンの大量生産を始めることにしました。
アビガン を新型コロナウイルスの患者に投与しようと思うと、一人当たり100から150錠で治癒すると言われています。
白木教授は、抗インフルエンザ薬アビガンが新型コロナウイルスに対して効果的であるとテレビで明言しました。
中国政府の発表によりますと、新型コロナウイルス対策として既存の薬を役立てようと臨床実験を行った結果、「ファビピラビル」と言う成分が副作用が少なく、効果が高い事がわかりました。それで、2月16日から薬の生産を始めたのです。
「ファビピラビル」は2014年、富士フィルム富山科学の前身で富山市に研究生産拠点がある富山化学工業と当時富山大学医学部に勤務していた白木公康教授が共同研究して開発した薬「アビガン」に含まれています。
ファビピラビル は、富山大学医学部教授の白木公康と富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が共同研究で開発したRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤である。開発コードのT-705、あるいは商品名であるアビガン錠 の名前でも呼ばれる。 中国では浙江海正薬業股份有限公司がライセンスを取得して生産している。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年7月15日 (水) 15:17 (日本時間)現在での最新版を取得。
富山化学の中国の提供先である浙江省(せっこうしょう:上海に近い)の会社が16日から大量生産を始めました。この富山テレビの放送は地方版のニュースでしたが既に全国放送にも流れているようなのです。
新型肺炎には、日本でエボラ出血熱用に開発された「アビガン」が効くのではないかと言われていました。今回深圳市(しんせんし)で患者70人に投与したところ副作用は極微で効果が出たようでした。
この薬は、中国名でファーウェイラーウェイとして大量生産に踏み切り、随時患者に投与するようです。この件に関しては、中国の許認可手続きはとても迅速でした。
富士フイルムのアビガン・ライセンス供与先、浙江海正薬業の社長が出てきて、大量生産について述べていた模様でした。
アビガンが最有力と判明
中国政府は緊急でいろいろな薬剤を試しました。結果としてアビガンが最有力と分かったようです。
中国で初めて販売許可を得た新型ウイルスに対して潜在的治療効果のある薬で、感染予防と抑制に重要な役割を担うとされています。アビガンは、大いに期待されています。
国家薬監局の販売許可を正式に得ました。中国科学技術部の15日の発表によると、ファビピラビルは現在新型肺炎の治療の臨床試験で使われている薬3種のうちの一つで、比較的高い治療効果と副作用の少ないことを示しています。
残りの2種類は「リン酸クロロキン」と「レムデシビル」です。
浙江海正薬業は正式に生産を開始しています。
中国科学技術省生物センターの孫燕栄副主任は17日に北京での記者会見で、新型コロナウイルスに抗マラリア薬「リン酸クロロキン」が有効であることを明らかにした。孫副主任によると、国内専門家は広範囲にわたるクロロキンの臨床使用及び、クロロキンをコロナウイルスの最新治療指針に含めることを推奨しています。
アメリカ大手ギリエド・サイエンシズのエボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」を新型コロナウイルスの治療薬として利用する特許を出願しました。
「リン酸クロロキン」と「レムデシビル」がアビガンと一緒に試されて結局アビガンが最も優秀であると事が分かったようです。
優秀であって副作用が少なく突然変異の原因にもならないので、耐性ウイルスをつくることにもなりません。本当に素晴らしい薬なのです。
『抗ウイルス薬』(こうウイルスやく、英: Antiviral drug)は、ウイルス感染症の治療薬。抗ウイルス薬による治療薬の副作用として、抗体価が上昇せず(獲得免疫能が低下)再感染率が増加することが挙げられる。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2020年3月1日 (日) 16:17 (日本時間)現在での最新版を取得。
まとめ
中国政府は、急遽2月16日からこのアビガンの大量生産を始めた
ファビピラビル は、RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤
中国政府はいろいろな薬剤を試した結果アビガンが最有力と分かった